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Channel: 大ぼら一代番外地
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Auckland

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午前4時起床。一昨日より2日間31時間に及びし長過ぎな移動&ライヴも経れば、そもそも光宙☆魔呼斗欧州ツアーより間髪入れず、日本滞在僅か11時間を以て突入せしこのAMT宗家オセアニア・ツアー、肉体的には相当疲労困憊せし筈なれど、案の定然して眠れぬ有様なり。

早朝、ノック音にてドアを開くや、金髪中年女性が眼前に迫る勢いにて、若き頃より「マダムキラー」の異名取る程に何故か年配女性にモテし経緯あれば、均か夜這いならぬ朝這いか、思わずたじろげど、能く能く見ればミツコさんならぬミツルちゃんにして、昨夜のギャラを届けて下さりし次第。このツアー直前、ついぞニューハーフのメッカなるタイへ、御夫人と旅行されしミツルちゃんなれば、♀態なるミツコさんに磨き掛けられしも当然にして、然ればその本来の姿♂態たるミツルちゃんが、愈々ミツコさんより影響受けられるも亦、当然の理なるかな。

 

 

昨夜贖いし男前セット残党召喚、朝飯として食せど「フィッシュ&フライドライス」とは諄過ぎにして、況してや英連邦王国の一国なるニュージランド名物なりける「Fish & Chips」は、今でこそ見掛けねど、嘗ては大英帝国にて主流たりし、ベタベタな揚げ具合且つモッテリ系極厚衣に酷似せし旧き仕様なれば、冷め切りし今、その諄さは倍増されしとは、推して知るべし。

 

 

超ヘヴィー級朝飯にて自爆せし有様なれば、この窮状脱するべく、食堂へ赴きブレックファーストを以て、リセットせんと「コーヒー+トマトジュース+チョコワッサン+キウイ」なんぞ食せど、窮状全く回復の兆しあらじ。

 

 

パン各種取り揃えられれば、トースターも用意されるは当然なれど「クロワッサンをトースターへ入れるべからず」たる勧告文なんぞ、初めて拝見せし次第。誰がクロワッサンをトースターに入れるねんな。否、入れるアホがおられればこその対処なるか。

 

 

Jeff共々、いざAucklandへ赴くべくWellington空港へ。無事チェックインも果たせど、悪天候にて遅延と知れば、昨日の悪夢が再び脳裏過る次第、今回のツアーに於いては「待ち」がキーワードになる予感か。何はともあれ結果良ければ全て良し、況して斯様な事態に関せば、杞憂なんぞ不毛の極み、己れの力なんぞ一切意味為さねば「なるようにしかならん」と知れ。

 

今回のツアーは、移動が全てフライとなれば、ベース分解作戦を以て挑まれるWolf、スーツケースに収納し得ぬベースネックを如何にするかと、あれこれ提言すれど、御本人の英断とは「ちょんまげ」ほんでどないせえ云うねんな。

 

 

空港ロビー内に恐竜ならぬドラゴン鎮座せられれば、果たして何故か。

 

 

コスメショップ店頭にて美女発見、

 

 

「武田久美子似やなあ…。」と述べるや、世代異なるNANI君曰く「えっ?それ誰ですか?」「えっ!武田久美子知らへんの?貝殻ビキニで一世を風靡した武田久美子!アメリカ人と結婚して渡米、今や『美魔女』の代表格やねんけど…。」「知りませんねえ…。」

 

 

而してNANI君曰く「僕は黒木メイサに似てると思ったんですけど…。」然れば今度は立場逆転「えっ?黒木メイサ?それ誰?」「沖縄出身の女優で、ジャニーズのヤツと結婚した…」「全く知らんなぁ、名前も聞いた事ないわ…、メイサって云うけど日本人?」「日本人ですけど………。」斯くして検索すれば、備忘録代わりに此処に画像貼らせて頂く次第、悪しからず。

 

 

悪天候故に遅延なれば、搭乗ゲートへの入口すら封鎖される有様にして、皆様ロビーにて待機強いられれば、

 

 

此処はビールなんぞ呷り、優雅な心持ちにて「待ち」を愉しむべし。ニュージーランドの地ビールにて、NANI君と乾杯、瓶に恐竜の背鰭の如きが施されれば、先程のドラゴンの一件も思い出されれど、その由来因縁未だ一切存ぜぬものなり。

 

 

 

 

 

美食家にしてフードブロガーたるミツルちゃんは、ニュージーランド名物「Fish & Chips」御所望、驚くべきは、あの諄き旧英式極厚衣の一品を、何と2枚御所望、更にはChipsに添えられしはマヨネーズたる蘭式、流石なるかな。

 

 

突如、ロビー内を怪鳥旋回、

 

 

その背には、ガンダルフ装われる東君の姿ありしか。

 

 

Jetstar午後1時55分発Auckland行きに無事搭乗、1時間の空の旅にてAuckland到着。Jeffが駆るレンタバンにて、今宵の会場Whammy Barへ到着せり。

 

 

トイレの水槽は、何とカセットを内蔵される優れ物なり。

 

 

ギターのナットが損壊、幸いにも界隈の楽器屋にて購入し得れば、事なきを得じ。

サウンドチェック済ませるや、スタッフの御推薦なる界隈のフードコートへ赴き、晩飯を贖わんとす。広東料理、マレーシア料理、日本料理、本場中国料理、ベトナム料理、タイ料理と店連なれば、一番奥にはアジアン・スーパーも出店、これは思わず迷いがちかと思われれど、此処は懐かしき本場中国料理を求めんとす。

 

 

鴨の血を固めし代物の他、野菜やら肉やら海鮮までぶち込まれし一品を所望、店員問う「これを食べた事あるのか?とても辛いが大丈夫か?」嘗て中国を訪れし際、この手の刺激的本場中国料理は、散々堪能せしと告げるや、笑みを以て注文受諾頂きし。

 

 

本場中国料理なればこそ、花椒、唐辛子、パクチー芳しき一品なり。ごはんも添えられれど、丼の底より麺も発掘されれば、結局殆ど手付けず終い。

 

 

鴨の血を固めし代物は、嘗て韓国にて同様の代物食せしを思い起こされれど、こちらは、センマイやらハムやら海老やら烏賊やら魚の擂り身団子やら、ジャガイモやら白菜やら蓮根やら厚揚げやら、挙句餅までぶち込まれるカオスっぷり、然れど常日頃「我流激辛激痺れ麻婆豆腐」食する身なれば、大いにマイルドに感ぜられし始末とは云え、久々に食らう本場中国料理に舌鼓乱打せり。

 

 

久しく時差ぼけの上書きに上書き重ねる有様なれば、先鋒と次鋒務めて下さりし2バンドは、楽屋にて爆睡すれば、完全に見逃せし次第、悪しからず。

 

今宵は約100分のセットを披露せり。ステージ中央に柱が鎮座すれば、その柱を挟む形にて、ステージ上が分断されれば、私とNANI君が陣取る上手は、照明すら当たらぬ闇にして、然ればセッティングにさえも支障来たせし有様、本番と相成れど闇たるは変わらずして、概ね客席より私とNANI君の姿、ほぼ確認不可たりしかと思われる程。然ればギターソロ弾きし際も、客席の視線は照明が当たるステージ下手へ注がれ、何やら黒子の如き心境になれば、これはこれにていとをかし。今宵も怒涛の大暴走にて大団円にて幕。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

販促効果も睨み、珍しくTシャツ姿なる東君之圖。

 

 

今宵は何処ぞにて投宿にあらず、会場界隈のバー「ACHO」にて夜明かし、明け方には再び空港へ繰り出し、オーストラリアはMelbourneへフライト予定。

斯くして撤収後、その「ACHO」へ繰り出せば、日本人の方々が営まれ、これ幸いと日本酒頂戴せり。

 

 

NANI君は焼酎、東君はビール、ミツルちゃんは缶コーヒーを以て、いざ乾杯せり。

 

 

 

 

然れど「御調子者・フロム・ダークサイド」なるWolfは、スタッフの日本人女性の方と熱く語るばかりにして、両手を前に揃える様なんぞ、何を企む次第か。

 

 

バーとは云え日本式、即ち「居酒屋スタイル」なれば、日本料理も供される「ACHO」なりけれど、既にラストオーダー終了済みなれば、晩飯残党貪られるミツルちゃん之圖。

 

 

オーストラリア入国に際し必要たらんワークビザ関連を、迂闊にもプリントアウトし忘れれば、Jeffの案内にて会場の事務所へ、

 

 

机上にて、韓国の佐藤行衛さんのライヴチラシ発見、氏も遥々ニュージーランドまでツアーされる次第。

 

 

その事務所の窓枠にて、何やら発見すれば、

 

 

嘗て私が表紙飾らさせて頂きしWire Magazineなり。

 

 

ビフォー&アフター。

 

 

午前2時半、Auckland空港へ向かうべく「ACHO」を出発、Jeffに空港まで御送り頂きし。

午前3時過ぎ、チェックインこそ無事果たせど、我々が酒臭いと苦言呈され、よもや搭乗拒否すら云う出しかねぬ不穏な空気流れれば、其処は詭弁家たる私の出番とばかり説き伏せ、事なきを得じ。

未だ搭乗まで2時間余も持て余せば、出発ロビーにて待機。出店される怪き日本料理屋にて、是亦怪しき「Seafood Udon」食されるWolf之圖。

 

 

当初の予定に於いては「ACHOにて仮眠」との事なれど、そもそも仮眠し得るスペースもあらざれば、況して日本酒や焼酎あれば飲むは当然、結局は終演後其の儘徹夜にて此処まで到れば、朝まで打ち上げしと同様の疲労感襲来、然れど搭乗までもう暫しの辛抱とばかり、只管に待機する我々なり。矢張り今回のツアーに於けるキーワードは「待ち」ならん。

 

 

独自の生態系を誇られるニュージーランドなれば、古生代の儘、未だに巨大なる昆虫も生存されにけりて、NANI君を以ってその大きさ比較させて頂く次第。

 

 

同じく植物も、古生代より生き長らえる化石の如きが生存、超特大サイズの薇か蕨か、これも巨大草食恐竜なんぞが喰むと思えば、当然のサイズたらん。

 

 

漸くヴァージンオーストラリア航空午前6時半発Melbourne行きに無事搭乗、離陸も待たずに即寝成仏。

 

 

斯くして是亦長き1日も終焉迎えれば、Aucklandの夜は明け行きし。

 

絶賛先行更新されるNANI君ブログも、是非に御併読頂きたし。

 

 

 

 

 


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