流石に昨夜は夜更かしすれば、午前9時前起床。Agatheは勿論未だ就寝されておられる御様子、然ればまたしてもタイ製即席袋入麺グリーンカレーラーメンと「青の器」を召還、昨夜の賄いたりし「野菜の炒め煮」をひと抓みトッピングとしてぶち込めば、見て呉も満更にあらずして美味なり。然れどツアー開始早々にして、均かの「青の時代」へ突入せんや。
Agatheが、昨夜の賄いをリサイクルし、私の道中弁当を拵えて下されば、野菜の炒め煮+豆腐の炒め煮共々炒飯とせり。本日はParisにてライヴなれば、Agatheに見送り頂き、午前11時4分発Paris行きTGVに乗車、斯くして道中弁当広げれば、矢張り味が薄っ平きは否めねども、日本より持参せしマヨネーズを施せば、これは大いに美味と相成れり。然れど膨大な量を拵え詰めて下されば、半分弱程食らいし辺りにて、また後程にと蓋を閉じし次第。気付けば、CyrilとAgatheのスナップ写真撮影し忘れし、悪しからず。
僅か2時間の列車の旅にて、無事Paris到着。今宵のオルガナイザーHeleneが、御迎えに来て下されば、先ずは投宿先たる彼女宅へ。赤ワインなんぞ出して下されば、アテ代わりにと「オムレツ+トマトサラダ」なんぞ摘みつつ、調子良く呷らさせて頂きし。
さてHeleneに連れられ、今宵の会場Générateurへ。ここは前回、灰野さんとJFとのトリオにて演奏せし会場にして、盟友JFとも久々なる再会。今宵のポスターもええ感じやがな。
サウンドチェックも早々に完了。Générateurは女性ばかりが働く場所なれば、スタッフも美女揃いなれど、私は兄ぃの如きにあらざれば、見事写真撮影なんぞ忘れし次第、悪しからず。
今宵の賄いは忌まわしきペンネにして、何とも皮肉且つ愚妙なれど、案の定オーバーボイル気味なれば、無事食し得し次第。
今宵は1セットのみなれど、2時間2曲の演奏を展開。矢張りJFとの演奏とは、魂の兄弟と演奏するが如くか、どうにも心地良き次第、体感時間は僅か1時間にも及ばぬ有様にして、既に終演時刻とは大いに驚かされし。今宵も大いに盛況にて幕。
終演後も、ロビーにて皆様グラス片手に歓談されれば、下の写真はJFと、GénérateurオーナーたるAnn、而してHeleneの3ショット。
結局赤ワインやらグラッパやら飲み倒し、Helene宅へ帰還せしは午前2時半、流石に今宵は即寝成仏。
午前7時起床、これにて最早時差ぼけ克服は、疑いの余地なからん。朝飯を食らわんと思えば、昨日の道中弁当の残りをリサイクルせんと召還、これを一度フライパンにて炒め直し、日本より持参せし即席ラーメン粉スープを施せば、流石に味の奥行きも増し、更にはハバネロソースにて仕上げ、然れば大いに美味なるに転生せしものなり。
昼飯にせんとHeleneが用意下されば、いきなり白ワインとサラミにして、本日はオフなればこそ休肝日にせんと目論めど、これにて呆気なくも断念せり。
更には「チーズトースト+トマトサラダ」チーズトーストは勿論、トマトサラダが和えられしオリーブオイルの芳しさ、またしてもワインが進むばかり。
〆なるチーズ各種登場、昼酒は矢張り効きますな。
生憎小雨模様の午後なれど、界隈を散策すれば、床屋の屋根には、ハリウッドスターたるデカプリオと、何と「キング・オブ・ボリウッド」ことシャー・ルク・カーンが描かれれば、思わずひとりしてにやりにやり。
Gare du Nord所謂パリ北駅界隈なれば、インド人街もありて、ぶらり散策すれば本格サリー店が軒を並べる次第。
ショッピングカートを改造し、玉蜀黍を焼きつつ販売する御仁を発見、勿論移動も問題なければ、素晴らしきアイデアかな。
斯くして切断寸前たりしベルトを新調、些か派手なれど、これにて€5.00(約600円)也なれば上々ならん。
中国なればこその中国式カップ麺及び袋入即席麺を、道すがら中国食材店にて購入せり。今やどうにもあの中国式カップ麺の激烈なる味わい、恋しく思われればこそか。
然れば早速「香辣牛肉面」なんぞ食さんとすれば、いやはや激辛党の末席に座する私さえ、デフォルトにて充分な程の辛味、これぞ中国式カップ麺の醍醐味ならん。また細麺なるも嬉しき次第、而して花椒の香りも芳しければ、今回のツアーに於いては、精々中国食材店を巡りては、中国式カップ麺を堪能せん。
持参するタイ製グリーンカレーラーメンと同じyumyumブランドの「Duck Flaver」即ち「鴨風味」ラーメンを食らわんとすれば、これまたチキンラーメン同様、熱湯をぶっ掛けるのみにて調理可なる優れ物、勿論「青の器」召還せり。
蓋を閉じ3分を以て完成、いざ食らえば、これまた意外にもあっさりしつつも、東南アジアならではの味わいも残され、果たして鴨風味か否かこそ判然とせねど、これは美味なり。如何せんyumyumラーメンは、熱湯にて調理可なれば、ツアー中に大いに重宝するは間違いなし、然ればこれもまた道すがら順次補給すべきか。
Heleneは友人との約束あれば外出され、私は独りのんびりParisの夜を過ごさせて頂けど、雨天なればこそかかなりの冷え込み、均か斯くも早々にヒートテック召還とは想定外、何せ出発せしは9月1週目週末なれば、流石に冬用上着を携える気にもなれず、いずれ必要となれば道中にて購入せんと気楽に構えれど、これは早急に上着購入を図らねば、況してこれよりスイス、大英帝国、アイルランド、ドイツなんぞと、増々以て寒冷地へ赴かんとすれば尚の事か。而して寒さ凌がんと布団へ潜れば、申し訳なくもHeleneの帰宅待たずして就寝させて頂かん。斯くしてParisの夜は更け行きし。
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Makoto Kawabata et JF Pauros @ Générateur Paris
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