Quantcast
Channel: 大ぼら一代番外地
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4128

Lille「Fête du printemps 2020 à Métalu」

$
0
0

午前4時半起床。昨夜は午前3時半に就寝すれば、僅か1時間にて目覚めれど、既に「眠る体力」さえ尽きれば睡眠さえ困難と化せり。此処は14階なれば、窓よりの眺望、凡そ絶景たらんと思えど、如何せん未だ夜明けまで時間余せば、遥かに伺える工場地帯の明かりと、照らされる煙のみ臨み得し。

 

 

一昨日買い食いせし「シュニッツェル」残党召喚、是を以て「かつ丼」拵えんと目論む次第。予め「シュニッツェル」残党と、配給ごはんを、蓮司に託し温め置けば、耐熱容器に日本より持参せし粉末うどんスープ投下すれば適量注水、玉葱も加え、蓮司に託し5分加熱、

 

 

其処へ玉子2個溶き入れ、蓮司に託せば、30秒毎に取り出し攪拌、これを1分半繰り返すや、其処へ葱と「シュニッツェル」残党投下、而して蓮司に託し30秒加熱、

 

 

是をごはんへON! するやリサイクルレンチンクッキング「かつ丼」完成、そもそも「シュニッツェル」が些か塩っぱければ、味のバランス芳しからねど、充分堪能するに値せり。

 

 

道中弁当拵えんとするや、先の「シュニッツェル」に添えられしフライドポテト残党召喚、人参、玉葱と共にチンマシーンへぶち込むや、蓮司に託し5分加熱、

 

 

是等を刻めば、

 

 

耐熱容器へぶち込み、更に大蒜、生姜、トマトを刻み投下、

 

 

其処へスパイス残党総動員にて投下、更に日本より持参せし粉末焼そばソースも投下、適量注水するや、蓮司に託し12分加熱せり。

 

 

それを配給ごはんと合わせ攪拌、折角なれば唐辛子オイル投入、刻み葱も添えれば、レンチン道中弁当「混ぜカレー」完成せり。

 

 

午前7時、漸く夜明けんとすれば、

 

 

午前7時半、東の空が赤く染まり、

 

 

午前8時、漸く御来光拝み得し。

 

 

出発の刻限たる午前8時半迎えし。結局1時間睡眠に終われば、せめて湯船に2度浸かり、束の間の豪華ホテル個室を満喫せり。

 

 

いざフランスはLille目指し出発せり。本日が、今回のツアー最後の長距離移動なり。

 

 

Joseは概ね2時間置きに休憩されれば、丁度昼飯時となり、ガソリンスタンドに併設されるオートレストランにて「シュニッツェル」や、

 

 

本場「ハンバーグ」販売されるを見るや、

 

 

ハクション大魔王の気分にて思わず「ハンバーグ」所望、一見「おかんのハンバーグ」宜しくカチカチな代物に見えれど然にあらず、弾力豊かな仕上がり、

 

 

道中弁当「混ぜカレー」に、ケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツ駆使し拵えし茹で玉子共々添えれば、

 

 

是にて道中弁当「ハンバーグ混ぜカレー」半分まで堪能せり。

 

 

昨夜1時間睡眠にも関わらず、車中にても全く眠れぬ有様、私の睡魔は何処へ旅立たれしか。昨日の究極的精神集中の御陰にて、体調頗る良好至極に感ぜられれど、実は只管疲労蓄積せし様にして、基礎体力なんぞ疾うに尽き果てればこそか。「眠る体力」さえ使い果たせし今、この次のステージとは是如何に。

腹が満たされれば睡魔襲来せんと期待すれど、残念乍ら然にあらず、然れば車中筋トレに励み、疲れ果てれば睡魔襲来せんと目論めど、逆に目が冴えるばかりにて、完全なる逆効果。何せドイツラウンドへ突入以来、長距離移動続けど車中にて殆ど眠れず、そもそもホテルにても精々3時間が最長にして、メンバー一同が車中爆睡される様、今や羨望の視線送るばかり。

 

気付けば既にオランダへ突入、

 

 

ガソリンスタンド内売店にて、オランダ名物「クロケット (kroket)」販売されれば、此処がオランダたるに気付く有様。

 

 

ドイツやオランダのガソリンスタンドやドライヴインに於いて、トイレは有料なれば、長距離移動が続くこのドイツラウンド数日間にて、結構な金額をトイレに費やされしは仕方なけれど、€0.50程度のクーポン券が供されれば、ついぞケチ根性にてこのクーポン券を償却せんと買い物し、更なる出費促されるオチなり。

 

 

売店にて「Yakitori」さえ販売されれば、良くも悪くも日本の食文化が、欧米に拡散定着しつつある事を実感せり。

 

 

ベルギーを経てフランスへ突入、北仏Lilleへ、

 

 

今宵の会場La Malterieへ到着、今週末は「Fête du printemps 2020 à Métalu」なるフェスティバル開催中にして、我々はそのヘッドライナーとして招聘頂きし。

 

 

演奏開始時刻が22:08なんぞと、妙に中途半端なるは御愛嬌。

 

 

晩飯は、我々が日本人なればこそ、日本人女性スタッフの方が、我々の人数分拵えて下さりし「豚照焼ステーキ」を筆頭に「日本のポテサラ」等、感謝してもし切れぬ御厚意、有り難き限りかな。

 

 

先ずは「オニオンスープ」にて幕開け、

 

 

「豚照焼ステーキ+日本のポテサラ+海老入り春雨+ごはん」大いに堪能、

 

 

而してデザートへ至りし。

 

 

因みにこのずらり並ぶ病人食若しくは宇宙食の如きは、ベジタリアン用料理の数々なりけり。後々食堂覗けば、出演バンド毎に料理異なり、何と細やかな心遣い、所謂「フェス飯」にて斯くも感動せられしは、四半世紀以上に及ぶ海外遠征生活に於いて、初めてなるかな。

 

 

相変わらずどうにも睡眠し得ぬ私なれど、ライヴ直前こそ睡魔襲来率高ければ、況して晩飯も頂戴し、赤ワインも呷れば、遂に1時間半程の仮眠叶いし。毎度乍ら出番15分前に目覚めるや、いざステージへ。

 

今宵は出演バンド毎に機材総入れ替えなれば、ステージ上はカオス状態なれど、スタッフ御一同も慣れしものにて手際良く、スムーズに転換完了。ふと見れば、NANI君の背後に佇む照明器具、いとをかし。

 

 

今宵は75分のセットを披露せり。今回のツアーにて熟成されしニュースタンダードたるべき安定の内容、体調回復の兆し見られるNANI君に由る「砂十島劇場」も全開駆動、今宵はステージ上の耳触り最高なれば、ギターソロも俺開眼状態にて爆裂、集団悦楽極楽天国昇天ツアーへ誘い、大団円へ至るや幕。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば、悪しからず。

 

セットリスト:

1. Blue Velvet Blues ~ Dark Star Blues

2. Pink Lady Lemonade ~ Sparkling Pink Lady Lemonade

3. Flying Teapot

4. Cometary Orbital Drive

 

大の音楽好きにして、エクスペリメンタル系ミュージシャン/エンジニアを生業とするJoseならば、会場内にてレコード屋出店されれば空かさずチェック、而してしっかり1枚抜かれれば、御満悦なり。

 

 

ツアー終盤何処かに登場を匂わされし組合長、今宵北仏Lilleに登場下されば、明晩のツアー千秋楽たるベルギーLiege公演も来場下さるとの事。過酷なツアー最終章に現出する心のオアシス的存在なるかな。

 

 

投宿先ホテルへ漂着、残念乍らネット環境劣悪にしてネット難民状態と化せど、最早精魂尽き果て肉体的限界も幾重に超越、明日の千秋楽完遂すべく、折角睡眠可能状態へ復帰すれば、この好奇逃すべからずと、退屈なフランスのテレビ番組を子守唄に轟沈せり。

 

NANI君のブログも並走されれば、是非に御併読頂きたし。

ジョンソンのツアー日記は、Facebookにて展開中。
祥三君のツアー備忘録も、Facebookへ投稿される次第。

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4128

Latest Images

Trending Articles



Latest Images