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Channel: 大ぼら一代番外地
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Edinburgh

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午前5時過ぎ起床。朝飯は昨日と同じイングリッシュ・ブレックファーストにして、御粗末極まりなきコンチネンタル・ブレックファーストに比べるや仮令有り難くとも、如何せんこれ以上立て続けに食らえばタップアウト否めずして、本日を以て敬意を表しつつも打ち止めさせて頂かん。



ネット上に於いては「有害食品マーガリンは今以て日本のみにて販売、欧米諸国に於いては疾うに販売禁止」なんぞとの投稿記事を時折目にすれど、大英帝国に於いては確と食卓に並べられる次第。そもそもネット上に投稿されるこの手の記事なんぞ、ほぼ全て根拠無き眉唾と知れ。



2夜御世話になりしMcLays Guest House、大層居心地良ければ名残惜しけれど、如何せん我々ツアー・ミュージシャンなれば、いざ出発せん。





タクシーにてGlasgow Central駅へ。



Edinburgh行き列車に乗車せん。思わず「撮り鉄」気分に興じ、列車なんぞ撮影せり。



スコットランド鉄道に於いては、駅構内及び車内全て無料Wi-Fiにてネット接続可なれば、今や全世界的に斯様なサービス導入されたし。



1時間程の列車の旅にてEdinburgh駅到着せり。タクシーにて投宿先たるホステルへ、而して荷を降ろせば、ホテル周囲は観光スポットにして、奇しくも快晴にして敢行日和なれば、昼飯求めつつぶらり散策せん。



スコットランドなれば、街頭ミュージシャンは勿論パイパーとは云わずもがな。



スコティッシュ・キルト専門店もずらり軒を連ね、能く能く眺むるや、日本の女子高制服の如しとは、勿論こちらが元祖とは重々承知之介なれど、制服姿の日本人女子高生共が、修学旅行なんぞにて大挙押し掛ければ、果たしてスコットランドの皆様は、如何に思われるや。



大聖堂内の撮影は有料なりけれど、斯くも快晴なれば、値打ちこき捲りたる内部なんぞ興味あらざりて、青空に映える大聖堂の姿こそをかしけれ。



奇しくも居合わせしテレビ中継車のアンテナすら、光背抱く聖徒の後ろ姿に見えし。



教会前には何故か巨大フライドポテト、大英帝国風に云えばチップス。神と芋。



街頭トラッドデュオもおられれば、



パイパーとピンクのおばちゃん、いとをかし。



豚もおれば、



金の鼠も捕らわれし。



而してメドューサ、睨み返せば石化せり、哀れ。



ナイス過ぎな同窓会なり。



日本語の如しにして謎の言語の如きなれど、実はこれもアルファベットのレタリングなれば、然れど私には解読不可なり。



斯くしてぶらり散策堪能せり。



遅き昼飯を食らわんと、ネパール&インド料理屋へ突入すれば、察するに「羊肉のネパール式カレー」の如きを所望、大胆にも骨付肉塊がぶち込まれし代物にして、何とも柔らかく煮込まれれば、大いに美味なれど、如何せんライスとの比率悪しくして、況して味濃く且つ油過多なれば、食い進むに連れ諄過ぎにて、目眩すら生ぜし有様。成る程、煮込み料理とは云えど、日本にて云う処のカレーの如きルーすらも料理の主役として堪能するにあらず、飽くまでも肉塊に主眼置かれれば、ルーたるは単にソース的役割を担うばかりか、然ればこそ「羊肉のネパール式スパイス煮込み」たる御品書きの但書こそ正しけれ。



道すがら建築現場にて見掛けしセメントミキサー、その形状いとをかし。



今宵の会場Mash House到着。



サウンドチェック後、慣れぬ観光疲れか、猛烈な睡魔急襲を受け、楽屋にて不覚にも轟沈せり。
今宵先鋒務められし「Waste Farm + Nob」は、当世大流行の兆したるアナログシンセに依るデュオなり。



今宵も大爆音にて大放射大乱射、大いに盛況にて幕。
ネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。







投宿先たるホステルへ帰還、晩飯食いそびれれば、キッチンへ赴き調理せんとすれど、正に施錠されし刹那キッチンへ到れば、無情にも間一髪間に合わずして調理叶わず、結局バーにて熱湯を頂戴し、日本より持参せし虎の子たる「カレーヌードル」なんぞ食らえば、嗚呼、この堪らぬジャンクな味わい美味至極にして、五臓六腑に沁み渡り、多幸感到来にて胃も心も大いに癒されし。



帰還せし際なんぞ酩酊せしガキ共にて喧噪の極みたりしバー&ラウンジなれど、既に誰も居らぬ有様なれば静寂の極みにて快適至極、悠々自適にネット接続果たし雑務に勤しめば、斯くしてEdinburghの夜は更け行きし。

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