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Channel: 大ぼら一代番外地
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いざメキシコへ

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投宿させて頂きし田畑家豪邸にて、午前7時起床。



朝飯を食らわんとすれば、一昨夜大阪アジト界隈の激安スーパー玉出にて購いし「鰺フライ」2枚持参せしを召喚、昨夜の壮行会にて御用意頂きし「おにぎり」を頂戴、



更に昨夜御用意頂きし「豚汁」を食らえば、日本の朝飯たるも是を以て当分御預け、噛み締めて堪能せり。



人生を謳歌する達人にして、誰よりもツアーを心待ちにされるみつるちゃんなれば、独り血気に逸られしか、トレードマークたるバーガーリュックも背負われ出発準備完了、然れど傍らにては、悠長にも床に寝転び、競艇のネット中継堪能される東君の姿あり。



ツアーに於ける物販社長たりし津山さんの後継者として、今回のツアーより物販社長の重責を担われるみつるちゃんなれば、気合い充分過ぎか、御本人曰く「社長眼鏡」なるを装着され、絶賛接客シュミレーション中なり。



一昨年、中国当局よりの御達しにて全公演キャンセルされしAMT宗家中国ツアーなれど、そのツアーに合わせリリースされし中国盤CDも、当局よりの御達しにて発禁回収販売不可となれば、レーベルの倉庫に在庫眠る有様にして、然ればと今回の北米ツアーを睨み、些かなれど買い取りし次第。而して代金振り込めど、肝心の盤が一向に届かぬ有様にして、最早間に合わぬかと諦めんとするや、出発直前15分前に配達されし奇跡ぶりかな。



斯くして田畑家豪邸を出発、いざ成田空港を目指すべく進軍之圖。



帝都名物たる列車飛び込み人身事故にも遭遇せず、無事成田空港へ到着、チェックインも無事果たせば、搭乗ゲートにて待機中之圖。



然れば其処へ、空港内マクドにて「メガマック」なるパティ4枚挟まれし重量級バーガー携え、満面の笑みにて登場されしみつるちゃん、



若きNANI君さえ、標準サイズたる「ハンバーガー」食らわれしにも関わらず、五十路男のみつるちゃんが、超重量級バーガー所望とは、正に人生を謳歌する達人たらん。



いざ食らわれれば、是を以て「日本最後のバーガー」にして「今回のツアーに於ける初バーガー」なり。何せ私が、当分日本の美酒美食とおさらばかと思えば、大いに意気消沈、果たして無事5週間乗り切り得るか、大いに憂慮する一方、みつるちゃん曰く「早く本場のバーガー食いたいわ!日本食への未練なんて全然ない!」と宣われれば、海外ツアーに於いて食生活の不安あらざるとは、何とも幸せな限りかな。



午後6時10分発ユナイテッド航空Denver行きに搭乗せり。離陸後の機内食配膳されれば、何ともショボき見栄えにして「チキンカツカレー」なれど、カレールーが塩っぱ過ぎにて、極薄味嗜好の私には即死級の代物なり。客室乗務員の接客態度も酷ければ、久々に利用せしユナイテッド航空なれど、各種サービスの悪さは相変わらずか。然れど毎度ユナイテッド利用される東君に到っては曰く「去年はアルコール類は有料だったけど、今年は無料になっただけでも充分有り難い」余りに最底辺のレベルなれば論外なり。



機内の愉しみとは、娯楽大作たるハリウッド映画鑑賞にして、然れば1本目は、先日映画館にて鑑賞せしJ・J・エイブラムス監督作品「スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題:Star Wars: The Force Awakens)」なり。吹替にて鑑賞は初めてなれば、これはこれにて亦一興。前回鑑賞せし際に見落とせし細部も確認し得れば、大いに堪能満喫せり。

2本目は、リドリー・スコット監督作品「オデッセイ(原題:The Martian)」にして、火星に置き去りにされし男の帰還劇なれば、流石は完全主義者リドリー・スコット監督か、宇宙船や火星上に於ける細部のディテールの凝り様も半端無くして、所謂超A級SF作品として、心穏やかに鑑賞叶う秀作かな。因みに個人的には、マークの救出成功に当たり、過酷な長旅に由る彼の体臭の臭さを、アレス3のクルー達より揶揄われる件にこそ、最もリアリティー感ぜられし次第。

3本目は、サム・メンデス監督作品「007 スペクター(原題:Spectre)」鑑賞せり。冒頭のMexico Cityにての件は、昨春撮影されし際、丁度現場に立ち会いし次第。今や00部門不要説すら唱えられ、前作にて所属する諜報機関MI6も爆破されし経緯あれば、愈々007の存在自体も前世紀的遺物と捉える、如何にもシニカルな英国風視点が興味深し。毎度乍らの活劇アクションとボンドガールの御色気に、娯楽スパイ映画としての金字塔たるべきを見事に全う、而して殺しのライセンスは即ち殺さないライセンスたるべしとの件も見事反映されれば、ハッピーエンド過ぎるエンディングに、些かの物足らなさ感ぜられしも、相殺して余りありしか。円満辞職されボンドガールと共に消えられし007、果たして次回作は如何に。



4本目は、ジョージ・ルーカス監督作品「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(原題:Star Wars Episode III: Revenge Of The Sith)吹替版鑑賞せり。DVDにて幾度も鑑賞せし作品なれど、ふと気紛れから選択せし次第。御存知の通り、アナキン・スカイウォーカーがダース・ベーダーへと化す顛末描かれしアナキン3部作の最終作なり。鑑賞せし度に思うは、ルーク3部作最終作「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」に於いて、ダース・ベイダーの素顔晒されし際、頭部と顔面左側に大きな傷跡確認し得れば、それこそオビワン・ケノービと戦いし際に受けし傷と知られれど、本作に於いてオビワン・ケノービと死闘繰り広げしに当たり、最後は左腕と両脚を切断され、その儘溶岩に焼かれしと描かれれば、ほならあの顔面と頭部の傷は、一体いつ受けてんな?

到着前の機内食は「焼そば」にして、是亦可もなく不可もなくとは云え、御粗末な代物とは云わずもがな。



午後1時前、無事アメリカはDenver空港到着、此処にてmexico City行き国際線へ乗り継ぎなれど、如何せんアメリカは国際線同士の乗り継ぎなれど、一旦入国通関せねばならずして、これこそ全く無駄極まりなし。Denver空港なんぞと、未だ利用客が大都市空港程に到らねば、入国審査に当たり長蛇の列成されしと云えど、精々30分程にて無事入国果たし、而して受託手荷物を一旦受け取り通関、而して即再チェックインすれば、いざ搭乗ゲートへ向かうのみ。



午後4時25分発ユナイテッド航空Mexico City行きに搭乗、結局アメリカ入国すれど、滞在時間は僅かに3時間程なり。アメリカに於ける国際線乗り継ぎ方法に関し、関係各位の皆様、是非に御一考頂きたし。

Mexico City上空よりの夜景圧巻なるかな。



午後8時40分、無事Mexico City空港到着せり。然れど入国審査に向かえば長蛇の列にして、何と入国果たすに到るまで、1時間半を要せし始末。
到着ロビーに辿り着けば、明日出演予定する「Festival Nrmal 2016」出演者送迎バンにて、いざ投宿先たるホテルへ赴かん。ツアー開始を実感されしみつるちゃん、満面の笑顔なり。久々の海外ツアーを迎えるうっちーも亦、大いに楽し気な御様子なり。



ホテルにて、昨年Mexico Cityに於けるソロ・コンサートをブッキングして下さりしOTONOのLuisが迎えて下されば、今回の「FESTIVAL NRMAL 2016」出演も、彼が招聘下さりし経緯なり。彼の案内にて、界隈のタコス屋へ繰り出し、いざ晩飯とせん。何せ糞ユナイテッド航空の貧乏臭き機内食のみにて、かれこれ18時間のフライトを乗り切れば、既に帝都の田畑家豪邸出撃以来21時間経過、そら腹も減る云うねんな。因みにこのタコス屋とは、昨年訪れし際、Luisの車にて空港へ御送り頂く道すがら、彼の御気に入りの一品たる「サボテンのタコス」食らいし店に他ならずして、悠長に晩飯食らいし御陰にて、危うく帰国便搭乗に間に合わぬかと、大ピンチな顛末迎えれば、2人してその逸話思い出し爆笑せり。



先ずは全員無事到着、而して明日より愈々AMT宗家ニュージェネレーション北中米ツアー初日迎えんとすれば、その成功を祈り乾杯せり。



御品書は全てスペイン語表記なれば、此処はLuisに全権委任、適当に逸品あれこれ見繕い頂きし。













概ね丸1要せし大移動にも関わらず、糞ユナイテッド航空の御粗末極まりなき機材食のみなれば、全員大いに空腹至極飢え捲り、然れば本場メキシコ料理あれこれ配膳されるや、餓鬼の如く貪り食らうも当然、況して大いに美味なれば、自ずから顔も大いに綻ぶばかり。









メキシコの伝統的コーヒー「カフェ・デ・オジャ(Café de Olla)」所望すれば、これはメキシコの伝統的陶器を以て、コーヒー粉、シナモン、黒糖にて煮出せし代物なり。更にメキシコのプリンたる「フラン(Flan)」所望するや、このプリンの淡めの味わいに、カフェ・デ・オジャ特有の後味が重なりし刹那、驚愕の美味さが口内に炸裂、成る程何故斯様なコーヒーの味わいたりしか、大いに納得せし次第。



斯くしてMexico Cityの第1夜は更け行きし。
今回も亦、ツアーの様子は、NANI君のブログと双頭体勢を以て御報告の予定なれば、併せて御拝読頂きたし。


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