帰国するや空港より救急車にて病院へ搬送され、その深夜には病院より遁走逐電、3日後には彦根にてテニスコーツとのライヴ行えば、己れの自己治癒能力を信じ、そろそろ酒も嗜み得るや、況して帰国せし以来、未だ刺身等の日本の美食を堪能せざりし様、斯くして某寿司屋へ繰り出せば、先ずは生ビール所望すれど、10年余失われし嗅覚戻りし所以か、味覚が過敏になりしか、ビールの苦さ半端ならずして、ガキの時分に親父のビールを飲みし際、その余りの苦さに、大人は何故斯くも苦き代物を美味そうに呷るものかと不思議に思いし頃と同じ、正にあの味わいにして、ビールを心底堪能し得ねば、日本酒に替えれども、矢張り味わい濃厚、これも未だ病み上がりなればこそか。
「縞鰺の刺身」久々に食らう刺身は、全身に流るる我が日本人の血が、思わずその美味さに導かれし歓喜にて沸騰するが如し。
「刺身盛り合わせ」是亦絶品至極。
「八町のカマ焼き」激烈に美味にして、
〆は「貝汁」堪りませんな。無事日本の土踏めし事、大いに感謝する次第。
久しく失せし嗅覚が回復すれば、矢張り食してみたき代物とは、その香りこそ味わいの8割を成さんカレーにして、香り伴わねばカレーの味わい堪能し得ずして、いやはやカレーを仕込む段階にて、既に懐かしきカレーの香り堪能せり。私の十八番なる「作ったその日から2日目の味がするカレー」拵えれば、目玉焼と河端家特製辣韮も添え、斯くして「カレーライス」食せば、嗚呼、矢張りこの香りこそカレーの味わいの要かな。遡る事10余年、カレー食せども実は然して味わい深からず、然ればこそ「ハウス バーモントカレー」にて拵えし所謂「家カレー」なれど、大いに美味なり。
カレー拵えれば、大抵2食続けて食らうは当然、何せカレーの香り仄かに台所に漂えば、その香りに導かれカレー食らう始末なり。斯くして再び「カレーライス」食らえば、大いに美味。
私の自己治癒療法の要たるは基礎体力にして、然ればこそ「食うて治す」を信条とすれば、食欲を促す意味にしても好物を食すべし。鰻蒲焼きの差し入れ頂戴すれば、これは堪らぬと「鰻丼+揚げと菜っ葉の味噌汁」食すや、大いに美味。山椒粉施せしは勿論にして、ごはんにも実山椒忍ばせれば、山椒の芳しさが亦堪らぬ次第。
鰻蒲焼の残党を以て、2食続けて「鰻丼+牛蒡の味噌汁」食せば、大いに美味とは云わずもがな。
病院より遁走逐電せし後、先ず食せしは「きつねうどん」なれど、未だうどんすら碌にに食せざる様にして、口当たり良ければ、甘く炊かれし油揚げのみ食し得れば、今以て油揚げの備蓄ありて召還、刻みてごはんにON! 刻み葱も施し七味投下、然れば「玉子綴じせぬきつね丼+白菜の味噌汁」食せり。油揚げの甘きつゆがごはんに滲みれば、これと刻み葱を一緒に頬張るや、是亦絶品至極なり。
史上最強袋入即席麺たる「寿がきや 名古屋名物 味噌煮込みうどん」召還、然れど既に葱の備蓄も底突き、具材は白菜のみにして、ふと思い立ちて紅生姜ぶち込み、七味投下すれば、かくして「紅生姜入り味噌煮込みうどん」として食らえども、そもそも味噌と生姜の相性頗る良くして、これは大いに美味なり。
北米ツアー中に購えど、償却し切れねば持ち帰りし中国製即席麺を召還、備蓄する中国製激辛搾菜も召還、実花椒大量投下に加え、北米ツアー中に仕込みし「ハバネロ花椒油」も垂らせば、これは是亀裂に刺激的にして痺れ捲り、花椒油の痺れ具合激烈にして、北米ツアー中にNANI君が味見されるや曰く「のどちんこずっといじられ続けてるみたい」更には中国製ラーメンなればこそのジャンク感も堪能せり。
鰺の刺身購えば、つま共々ごはんにON! 刻み葱、擂り胡麻、刻み海苔を施し、山葵溶きしヤマサ昆布つゆを注せば「鰺丼+ワカメの味噌汁」食せり。いやはや大いに美味なり。
鰺の刺身残党を召還、自家製大葉味噌、実花椒、酒、胡麻油、刻み葱を加えなめろうとすれば、是亦つま共々ごはんにON! スナップ豌豆も添えれば、斯くして「なめろう丼+ワカメの味噌汁」食せり。いやはや是亦大いに美味なり。
海苔、椎茸、牛蒡、有頭海老の天婦羅揚げれば、ごはんにON! 甘ったるき天つゆ好まねばヤマサ昆布つゆをひと回し、七味投下を以て「天丼+豆腐の味噌汁」食せり。天婦羅粉にビールならぬ焼酎ぶち込み揚げれば、果たして結果は如何にと思えども、薄めの衣にてサクサクに揚がれば大いに美味。
史上最強袋入即席麺たる「寿がきや 名古屋名物 味噌煮込みうどん」召還、亦しても天婦羅を揚げ添えんとすれば、その内訳は海苔天、椎茸天、牛蒡と人参と生姜の掻き揚げ、斯くして「天婦羅+味噌煮込みうどん」食せば、最早定番の美味さなり。
明日香の山寺へ、九州ツアーへ向けての機材を取りに戻るや、御隣さんより大層立派な葱2本「焼いたり炊いたりしたら美味しいで」と頂戴すれば、毎度乍ら感謝感激、どうも有り難う御座ます。
然ればこの葱の、皆様大抵破棄される緑の部分を刻み、亦、北米ツアー前より冷蔵庫にて眠る大根召還、而して人参、玉葱、椎茸なんぞ具材にカレー拵えれば、キャベツ千切りをごはんと混ぜ合わせ嵩増し、斯くして「葱たっぷり野菜カレー」食せば、カレーの香りと葱の風味芳しくして大いに美味。
カレー仕込めば2食連続とは世の常、斯くして葱たっぷり野菜カレーに納豆もON! キャベツ千切りと混ぜ合わせしごはんには、最強万能辛味調味料たる絶品「タケシオイル」施し、カレーならぬごはんの方へ辛味を加え、カレーそのものの味や風味を損なわぬ工夫施せば、斯くして「葱たっぷり野菜納豆カレー」食らうや、これは一層美味なり。
冷やごはんに、キャベツ千切りを加え嵩増し、備蓄野菜あれこれ刻み、我々世代の云う処の「ドライカレー」正しくはカレー炒飯を拵えれば、味の決め手は最後に施すウスターソースにして、更には最強万能辛味調味料たる絶品「タケシオイル」も施し、味の奥行き深くなれば大いに美味、久しく失われし嗅覚復活すればこそ、愈々以て美味たらん。
斯くしてカレーなる日々、大いに堪能しつつも、自己治癒力を回復すべく「食うて治す」療法に勤しまん。
この翌朝には大分へ出立せんとすれば、旅先にて各地の美酒美食堪能し得ずして、一体何の為のどさ回りたるか。而して見事、先の西日本ツアーに於いては、自己治癒能力回復を以て、美酒美食満喫堪能せし様、既にブログ記事投稿済みなれば御存知の処たらん。飽くなき欲望こそ、万病の薬と知れ。
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華麗なる日々、病み上がりなればこそ饕餮と化すべし
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