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Channel: 大ぼら一代番外地
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光宙★魔呼斗 いざ欧州遠征へ

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愈々ぴか様とのデュオ「光宙☆魔呼斗」欧州ツアーへ出発せんとすれば、先ずは関空へ。



ぴか様と合流、無事チェックイン果たせば、2階フードコート内まいどおおきに食堂チェーン「関空食堂」へ赴き、朝飯ならぬ朝酌に興じんと「鰺フライ+茄子の揚げ浸し+オクラめかぶ+ワンカップ」所望、前夜に大阪アジト界隈の激安スーパー玉出総菜コーナーにて購いし「バッテラ」召還、斯くして日本の美食との別れ惜しまんとすれど、今回は僅か10日間にて全9発の短期行脚なれば、気持ちに何処ぞ余裕有り。



朝御飯食されしぴか様之圖。



関空搭乗ゲートにて。



大韓航空午前9時半関空発ソウル行きに無事搭乗。機内食供されれば、マフィン等なれども、如何せん1時間50分の空の旅なれば、これにて充分。



ソウル仁川空港にてLondon行きにトランジットなれば、早速ぴか様は、御母堂様への土産なりける化粧品を、免税店にて購入されし。往路にて土産御購入とは、万全を期されればこそか、流石。



仁川空港搭乗ゲートにて。



而して搭乗ゲートにてネット接続果たせば、多忙極められしぴか様之圖。



無事搭乗果たせば、各座席にミネラルウォーター+歯磨きセット+スリッパ+ヘッドホン用意され、流石はアジアの航空会社、サービス芳しくして、客室乗務員、大阪のオッサン風に云う処の「スッチャーデスさん」皆様御若くして美人揃い、乗務経験を基に、然れば否が応にも長距離フライトなる日本便なんぞは、老人ホームかと見紛う程にババア大集合なるアメリカの某航空会社なんぞとは、比べる事さえ失礼千万か。



何とシートに正座される大和撫子ぴか様之圖。



機内食配膳されれば「ビビンバ」所望せり。因みに左のごはんを中央の器へぶち込むや、ごはんの器の底にも具材忍ばされ、而してチューブ入りコチジャン、右のスープをぶっ掛ければ、小袋に詰められし胡麻油も投下、



満を持し豪快に撹拌、斯くして「ビビンバ」完成、機内食レベルにしては大いに美味。



今回の航空券手配に際し、ぴか様に候補航空会社リスト見せるや、大韓航空とのリクエストあれど、その理由とは機内食のビビンバなりけりとは、ついぞ先程発覚せし事実にして、然れば無事ビビンバ配膳され、歓喜の余り、唾液のみならず脳汁さえも大分泌されしぴか様なり。



空の旅の退屈凌ぎとは、娯楽大作なるハリウッド映画鑑賞に他ならずして、先達てのAMT北米ツアーの際にも大いに期待せしキャプテン・アメリカ第3弾「キャプテンアメリカ シビル・ウォー」は、上映リストにあらざりて失意落胆残念至極。然れど同じくマーベル・コミックは「X-メン」に所属するデッドプールの実写版、ティム・ミラー監督作品「デッドプール(原題:Deadpool)」鑑賞せり。X-メン・シリーズと世界観を共有すれど、こちらはアクションコメディーにして、況して人間殺し捲り且つ美女との濡れ場もあれば、想起せられしは、エロとバイオレンスをコメディータッチ交え描きし全盛期の永井豪諸作品か。永井豪作品こそ、我が人格形成に大きく影響すれば、いやはや本作品も痛快の極み、デッドプールことウェイド・ウィルソンの吹替を、彼の広川太一郎が務めれば、その傑作度200%アップは間違いなし、然れど広川太一郎は既に鬼籍に入られ久しければ、望むべくもなし。

2本目は、ライアン・クーグラー監督作品「クリード チャンプを継ぐ男』(原題: Creed)」鑑賞せり。御存知「ロッキー」のスピンオフ作品にして、今は亡き史上最強の世界チャンピオンたりしアポロ・クリードの隠されし非嫡出子たるアドニス・ジョンソンが、アポロのライバルにして親友たりしロッキーを訪ね、切望懇願せし末に己れのトレーナーとするや、亡き父の偉大さに対するコンプレックスを克服せんとせし最中、嘗てアポロとの世界王者vs無名ボクサーに端を発し成功への道を辿りしロッキー同様、史上最強の世界王者リッキー・コンランの引退試合の相手に指名されれ、況してアポロの息子としてその実力を疑問視揶揄されれば、家族同様の仲間達や恋人と共に、挫折繰り返せども遂には逆境を跳ね返せば、その心技共の成長ぶりを描く、正にアメリカ人が大好きなサクセスストーリーなり。そもそも一連の「ロッキー」諸作品に然して興味あらざれば、当時4作目までは鑑賞せし次第なれど、本作品を拝見せんと思いし経緯とは、先達てのAMT宗家ネクストジェネレーション北米ツアーへ赴くに際し、東君とみつるちゃんが本作鑑賞されれば、Philadelphiaにて我々が毎度演奏する「Johny Brenda's」にて撮影されしシーン有りと伺えばこそ。成る程正に「Johny Brenda's」にして、本編中の台詞にても「Johny Brenda's」と店名も告げられれば、恰好の宣伝となりしか。アドニスの恋人ビアンカのライヴ行われれど、その客入りの悪さに思わず苦笑、確かに「売れてない歌手」設定なれど、もうちょい客入れたれや。本作品に於いて、最も好感抱きしとは、エンディングロールが随分短ければ、勿論旧き良き映画の如く「The End」「Fine」「完」「終劇」なるクレジットを以て、潔く幕を閉じる様には及ばねども、大抵のハリウッド作品(どころか最近の糞以下なる邦画すら斯くなる有様)の如く、退屈極まりなきエンディングロールに、重ねて醜悪な音楽が延々垂れ流されるなんぞと云う愚行あらずして、心地良く映画の余韻に浸り得る次第。私なんぞロッキー作品のファンにあらざれど、本編中一瞬「ロッキーのテーマ (Gonna Fly Now)」イントロのみなれど流れれば、その刹那気分大いに盛り上がる有様、これぞサントラがサントラたるべき姿かな。

3本目は、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作品「レヴェナント:蘇えりし者(原題:The Revenant)」鑑賞せり。アメリカ西部開拓時代に於ける実在の猟師ヒュー・グラスが体験せし、残虐にして過酷極まる体験談の映画化作品なり。ストーリーとしては所謂復讐劇なれど、西部開拓時代当時のアメリカを匂わせる広大にして過酷な自然を描きし各シーン(実際にロケされしはカナダと南米なりけり)は圧巻なり。亦、昨今の愚かにして忌まわしき動物愛護団体よりの糾弾なんぞにて、斯様な彼等が云う処の残虐シーンは、全てCGにて製作、若しくは麻酔銃こそ使用されれど、エンディングにて「本作撮影に当たり一切の動物殺傷あらざりし」なんぞテロップ流さねばならぬ有様とは、何とも嘆かわしき有様と思えばこそ、本作に於いては、実際に出演者が生肉を食らい、況して主演デカプリオに到れば、防寒の為、馬の死骸より内蔵を引き摺り出し、自らがその腹の中へ潜り込み暖を取るシーンもあり、制作者側の映画人としての気概、大いに感じ入るばかりかな。何気に眺める諸々のシーン、雪上を匍匐前進のみならず、概ね凍結せし川へ入るなんぞ、撮影現場の過酷ぶり推して知るべし。

4本目は、エリクソン・コア監督作品「X-ミッション(原題:Point Break)」鑑賞せり。嘗ては命知らずなエクストリーム・スポーツのアスリートたりし新米FBI捜査官が、そのエクストリーム・スポーツ界に於ける今は亡きカリスことマオザキが提唱せし「オザキ8」なる悟りへ繋がる試練を完遂せんし乍らも、所謂過激思想に取り憑かれ犯罪を犯罪とも思わぬ一団への潜入捜査、斯くして嘗てエクストリーム・スポーツのアスリートたればこそ、犯人達に共感もし得れば、然れどFBI捜査官としての使命との狭間にて、苦悩成長する様を描きしアクション作品なり。エクストリーム・スポーツたるべく信じ難きシーンが連発すれば、果たして昨今なればCGや否やと思いつつ鑑賞すれど、エンディングロールにて、その実際の撮影風景が流されれば、いやはや驚愕。映画とは斯くも素晴らしきかな。

到着直前に再び機内食配膳されれば「ビーフ」「ポーク」「シーフード」なる選択肢より、何気に「シーフード」所望せり。然れどそもそも機内食に提供されるレベルの韓国料理なんぞ思い浮かばねば、一末の不安抱きつつも開蓋、然ればそこにはフライドポテト盛られ、嗚呼、能く能く考えればこの便とは大英帝国はLondon行きにして、然れば大英帝国名物「Fish & Chips」なるは当然の理、己れの思慮の浅さ呪わしきかな。然れどいざ食らえば、ポテトは若干カレー風味にして、シーフードと銘打たれれば鱈のみならず海老や貝柱も混在、韓国料理にあらねば残念なれど、充分に及第点差し上ぐる次第。



斯くして無事London Heathrow空港到着。毎度長蛇の列に並ばされし挙げ句、ワークパーミットの照会確認もあり、優に1時間以上は費やされる入国審査なれど、韓国人観光客の団体ツアー犇めき合えば、韓国人団体客とそれ以外にゾーン分割、御陰様にて長蛇の列に並ぶ必要もあらざりて、亦、担当官が気のいいおっちゃんなれば、スムーズ至極にして、僅か15分にて通過し得れば、人生初の海外ツアー行いし1996年より大英帝国へは優に30回以上入国すれど、今回が最短記録間違いなし、圧倒的に短時間なれば、今回のツアー幸先良き幕開け、そもそもぴか様熱望されしビビンバも供されれば、これは正に吉兆ならん。
然れど突如ぴか様叫ばれれば、London市内公共交通機関にて使用される非接触型ICカード「オイスターカード」持参し忘れれしが発覚、斯くして新たに望まざる1枚購入されし顛末。まあ余りに幸先良過ぎるも不気味なれば、斯様な些細な凶事も必要ならん。



斯くしてオイスターカードを以て、地下鉄にて市街へ赴かん。



Londonに限らず「エスカレーターは左空け」とは国際標準にして、日本に於いては大阪及び関西圏が同じくするものなれど、そもそも1970年大阪万博開催に当たり国際標準に倣いし経緯なりければ、東京及び関西を除く概ね日本全国、更には観光客溢れる京都こそ、ローカルルールと知れ。



今宵の投宿先たる我等がブッキングエージェントたるTom宅へ。明日よりの欧州3日間に関し、運転手務めて下さるAgatheも滞在中なれば、ヴァイオリニストたる彼女とは既知の間柄どころか共演経験すらあれど、そもそもフランス人なれば嘗てLyon在住されれど、半年前に大英帝国はBristolへ越されにけり。
而してTomの手料理たる「ベジタリアン・スープ」を以て晩餐とせん。ほんのりカレー風味の野菜スープに、Tomがトルコ産唐辛子ミックス・スパイス、檸檬汁、蜂蜜をスープへ投下されれば、曰く「これが一番美味しい食べ方」然れど我々一同思わずドン引き、斯くしてTomに倣いスープにライスぶち込み、先ずはデフォルトにて食らえば、中近東系味わいなれど、味の奥行き及び広がり不足否めずして、先ずはスパイス、続けて檸檬汁投下、味わいに奥行き現れれど未だ決め手に欠ければ、騙されしと思い蜂蜜投下、然れば甘味にて味の底辺広がりて、深みも増せば大層美味と相成りし。先達て明日香の山寺にてカレー拵えし際、御贔屓なるハウス バーモントカレーにあらざりしハウス ジャワカレー用いれば、ルーがそもそも塩っぱ過ぎにして、バーモントカレーの謳い文句宜しく蜂蜜投下せしや、味わい激変、大いに美味と化せしを想起せし。



チーズ代わりならんスモーク豆腐の如きアテに、ワイン呷りつつ歓談すれば、未だ午後9時なれど時差ぼけならんぴか様御就寝せり。Wi-Fiにてネット接続せんとすれば、接続まで何故か大いに苦戦強いられ、Agatheも当初同様のトラブル勃発すれど、10回目辺りにて漸く接続されしと伺えば、10回どころか30余回にて漸く接続叶えども、Google、各SNS、Youtube、Wikipedia等にはアクセス可能なれど、それ以外、例えばYahoo、ブログの類い、ギガファイル等のファイル送信サイト、個人や法人運営のウェブサイト等に関せば、下の画像の如きBTの案内ページへ有無云わせず飛ばされ、接続不可能な事態なり。去年は然に非ねば、ホンマどないなってんねん。



私も午後11時に敢え無く消灯就寝せり。斯くしてツアー第1夜たるLondonの夜は更け行きし。


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