愈々本日より、全9公演に及ぶ「Geoff Leigh + 河端一 Japan Tour 2016」幕開けんとすれば、田植えにて繁忙期を迎える明日香の田園風景を後に、いざ京都へ上洛せん。
梅雨入り果たせば、此処数日只管に雨模様なれど、何せ私は当代切っての晴れ男、斯くして雨にも降られず、無事今宵の会場Urbanguild到着せり。
先達てのLondonはCafe Oto以来なるGeoffとの再会、而してサウンドチェックも無事済ませれば、主催者たる浅野姐さんと野本さんの御案内にて、界隈の居酒屋「よしみ」へ出撃せり。
Geoffの友人も同席されれば、
扠、京都なればこそと、先ずは「小鮎の山椒煮」なんぞにて、生ビールを呷るべし。
日本酒呷りつつ、旬の物なれば「鱧の焼霜造り」所望せり。充分に及第点なれど些か残念な味わいとは、京都なればこそ期待度高過ぎし結果たるべしか。
毎年、夏ともなれば散々鱧を堪能せんとする私なれど、果たして「鱧の子煮」なんぞは初体験、如何な代物かと思えば、一見おからの如し、何とも淡白な味わいにして、況してこの豆の御陰か、どうにも陳腐な代物と成り下がれば、そもそも何を以て豆なんぞ投入されしか、果たして素材の美味さを生かすどころか、よもや損なわれしとさえ思われればこそ、是非とも異なる料理方法を以て、今一度賞味したき限りかな。
一見趣き深き大衆酒場の雰囲気醸し出せど、能く能く御品書きを眺むるや、刺身等の生もの一切あらずして、均か内陸部たる京都なればこそか、とはいつの時代か。然れば野本さんが「鰺フライ」所望されるや、これは亦異なる形状にして、大抵鰺フライとは開きの形状を以て成したると思えど、これは可成りの大振りな鰺の半身に他ならず、いやはや鰺フライ然とせし形状にあらざれば、是も亦雅なる京風なればこそや否や。
今宵、先鋒務めて下さりしは、弾き語り「林拓」と、成る程「Time Psainting」と称されOHP駆使される御存知仙石君なり。緩やかな動きを以て、ステージ上を見事な程に彩られる仙石君のTime Painting、正に描画の御如しとは云い得て妙。
次峰務め下さりしは「木村文彦 + イガキアキコ」なるドラムとヴァイオリンに由る、激情的デュオなり。
而してツアー初日なればこそか、Geoffの演奏止まる事を知らず、そもそも60分の予定なんぞ一切関せず、気付けば90分近きセットを披露せり。仙石君が描かれしTime Paintingを眺めつつの演奏なれば、尚一層、思わず時間軸すら喪失せんやとの感覚すらフラッシュバック誘発されればこそか。
今宵、Geoff Leigh + 河端一@Urbanguildへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。ライヴ写真あれこれネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
如何せん未だツアー初日なれば、終演後は速やかに撤収、東海道線最終新快速にて帰阪せり。斯くしてツアー初日無事終了せり。
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Geoff Leigh +河端一@京都 Urbanguilad
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