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Channel: 大ぼら一代番外地
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韓国より帰国するや焼肉に興じん

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均かの満身創痍全身痛にて午前6時目覚めれど、特に腰から左大腿部に掛けての痛み酷ければ、殆ど身動き出来ぬ惨状、昨夜のライヴ・エンディングにてPAスピーカーの足場より、年甲斐も無く跳躍せしが災いせしか、然れど疲労困憊なれば珍しく二度寝、午前4時半過ぎに目覚めれば、午前8時半には空港へ出立せんとされる先発組東君を起こせば、その儘東君を見送りし次第。みつるちゃんは大爆睡、グルグルグラサンが床に放置されし様なり。



朝飯食らわんと、予めコンビニにて購いしカップ麺召還、



キッチンへ赴き油を注ぎ、いざ食らえば、中国産激辛ラーメンに比べ辛味は随分大人し目なれど、味そのものが随分薄味にして、昨日も行衛さん曰く「韓国人には日本の料理はちょっと塩っぱ過ぎ」唐辛子や大蒜を多く用いればこそ、塩分を抑えられる案配なれば、大いに納得せり。



午前10時半、殿たるうっちーを残し、NANI君とみつるちゃん共々、いざ帰国すべく仁川空港へ赴かん。いきなりスナック菓子貪られるみつるちゃん之圖。



「男」と書かれし茶を購入、味的には玉蜀黍茶の如し味わい、何とも微妙なるかな。



地下鉄にて仁川空港へ到着。我々より1時間後のフライとなるみつるちゃんは、ここにて別れれば「バーガーキング行ってくるわ」韓国限定メニューなんぞが気になられる御様子。因みに日本のバーガーキング、その正体とは、実はロッテリアなりけり。



空港内に謎の陳列ケースあれば、通常持ち込み禁止品なんぞ展示されるが常なれど、ビデオテープ内に何やら仕掛けられしスパイグッズの如きやら、



銃弾にて拵えられし戦車模型やら、全く意味不明。



ギター粉砕すれば、購入せしレコードを代わりに詰め、受託手荷物の重量規定も難なくクリア、無事チェックインも果たせば、空港内フードコートにて昼飯なんぞ食らわんとす。
斯くして今回の訪韓最後の飯は「プルコギピビンバ」にして、値段は流石に空港なればこそ、味の方も街中の食堂なんぞにて食さねば、比較し得ねども充分に美味なり。



NANI君は「ユッケジャンチゲ」所望されれど「熱いし辛い」と大いに苦戦されれば、苦肉の策にて水を注すや「これならイケる」と、無事平らげられし。



午後2時発イースター航空関西空港行きに搭乗、僅か1時間45分の旅にて関空着。僅か1公演2泊3日の旅なれば、況してフライト時間も2時間程度、全く海外公演なんぞたる実感も沸かぬ儘、帰国に至れり。
シャトルバスに乗り込まれるNANI君を見送り、而して私も大阪駅行きシャトルバスに乗車すれば、補助席まで稼動せられし程に満員御礼。



斯くして大阪アジトへ漂着、晩飯とせんと思えば、珍しくも無償に肉食気分、これは嘗て韓国より帰国せしやその足にて焼肉屋へ突撃せし経緯もあり、これぞ「未だ韓国料理食い足りぬ症候群」発症と思えば、界隈の激安スーパー玉出へ赴き、豚バラ塊を所望、



冷蔵庫にて久しく眠られしキムチの素やら焼肉ダレ召還、そこへおろし大蒜、味噌少々を投下、混ぜ合わせれば付けダレ拵え、適当に切り分けし豚バラと、序でに購いし赤ウインナーを投下、暫し漬け込めば、



韓国式に倣い付け合わせあれこれを用意、サンチュの代わりにレタス、キムチ、青唐辛子、荏胡麻の葉、玉葱の二杯酢漬け、もやし等。



もやしは、キムチの素+酢にて揉み、擂り胡麻を施せし代物なれば、韓国に於いて食せしあれこれよりインスパイアされしインプロクッキングなり。



必須なる青唐辛子と荏胡麻の葉なり。如何せん大阪アジトのあるこの界隈、韓国人、中国人、ベトナム人、フィリピン人、インド人辺りの外国人と思しき方々多く在住されれば、そもそもスーパーの店員も日本人にあらずして、然れば彼等の郷土料理に必要たる食材あれこれも、スーパー店頭にて何気に並べられれば、斯くなる場合こそ大いに重宝せり。



韓国に於いては、玉葱が二杯酢の如きに漬けられしタレなるかトッピングなるか判然とせぬ代物、しばしば卓上にて御目に掛かれば、それに倣うべく、玉葱の二杯酢漬けを拵えし。玉葱の辛味と二杯酢の爽快感が堪らぬ一品なり。



国産キムチは、矢張り韓国産に比べ、随分塩っぱけれど、発酵食品特有の酸味は韓国産のそれには及ばぬ案配、私には些か塩っぱ過ぎなれど、トッピングとして豚バラと一緒に巻いて食らえば問題あらざらん。



鉄板は明日香の山寺にこそ備えれど、大阪アジトにあらざれば、已む得ずフライパンにて調理せん。先ずは豚バラと大蒜を焼けば、追って赤ウインナーも投下、



韓国式に倣い、これにて調理鋏召還、



いざ切り分けん。行衛さん曰く「韓国人は細かく切り分けるけど、やっぱり肉は大きく切り分けた方が美味いから、大きく切るべし」


御意。斯くして大きめに切り分けし。



然ればビール呷りつつ、サンチュにて豚バラと任意のあれこれトッピング巻き食らえば、これは韓国にて食らいし美食想起させるに充分過ぎか、堪らぬ程に美味。韓国の美食の余韻、斯くして噛み締めれば、次回は12年ものブランク空けず、是非にも成る可く早く再訪の機会探りたし。



後日談としては、帰国翌昼にステーキ食らいしみつるちゃん、そのステーキの写真がFacebookにアップされれば、彼も韓国の余韻未だ引き摺られしか、曰く「なんかもう肉なしではいられない感じです(苦笑)」



扠、ヒッチハイクにての帰国に挑まれしうっちー、無事に九州上陸果たされしか。
斯くしてAMT史上初たりし韓国遠征も無事終了せり。


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