椅子に座し乍ら仮眠せし様なれば、僅か1時間睡眠にて午前4時起床。これにて徹夜若しくは午前6時起床なるサイクルに、取り敢えずは終止符打たれし。
朝飯を拵えんと、スパゲッティーを茹でれば、その間に薄焼き玉子を拵え、名古屋のナポリタン宜しくステーキ皿にあらざれど皿に敷けば、その上にレタスを敷き詰め、茹で上がりしスパゲッティーをON! 更に刻みしセロリをON! 加えてサルサもON! 仕上げにパクチーもON! 粉末タコスの素投下、自家製唐辛子オイルをひと回し、ハバネロソース投下、斯くしてインスパイア系インプロクッキング「サルサ de スパゲッティー」敢えて毎度乍らの出鱈目イタリア語にて命名せんとすれば「spaghetti messicano」完成せり。
タコスの素とサルサにて、見事にメキシカンな味わい、パクチー風味芳しく、レタスの食感も心地良ければ、底に秘められし薄焼き玉子の濃厚さがサプライズ的演出も添え、これは大いに美味なり。
道中弁当を拵えんとすれば、先ずは人参しりしりを拵えごはん3分の1部分にON! 牡蠣水煮缶を召喚、牡蠣水煮を取り出しごはん3分の1部分にON! 刻みしレタスとセロリ、更にサルサをごはん3分の1部分にON! 斯くして3食に彩られし丼と相成れど、その様を塗り潰すが如くパクチーを全面に投下、これを以てインプロクッキング「カオス3色丼」完成せり。道中にて食らえば、牡蠣とセロリ＋サルサなる組み合わせが、激烈に美味にして、これは今後新たなツアーメニューへと昇華し得らん。
汁物も添えんとすれば、牡蠣水煮の煮汁をリサイクルせん。煮汁を湯にて割り、大量のパクチーと牡蠣数個も投下、松茸の味お吸い物にて味を整えるや、牡蠣の風味凝縮されしとパクチーの出会いとは、まさに奇跡とさえ思われる程にして、舌鼓乱れ打ち一発昇天級に美味。たかが味見にてでさえ至福の時を向かえ得れば、いざ食せし際は疾うに冷めておれど、冷めればこそ味わいの深み堪能し得しか、増々もって美味たりしかな。
御世話となりしRussと愛犬。因みに彼がドラマーを務めしShilpa Ray and her Happy Hookersの歌姫Shilpaは、現在Nick Caveと共に活動されにければ、ギタリストたりしAndrewも某有名バンドに招聘されにけりて、我々とツアー後、華々しく活躍されにけり。
斯くしてRussと記念撮影。
一路Philadelphiaを目指し爆走せり。国際貿易センタービル2棟が聳え立ちしも今は昔。
然れど我等が神Justinが、Philadelphiaに直行する筈もなく、全米レコード屋レビューにて最高評価を博するレコード屋Princeton Record Exchangeを急襲せり。 看板には「50,000 TITLES UNDER $5」との謳い文句掲げられれば、各々方、決して油断めさるな。
一列に並びて、膨大なる新入荷コーナーを物色中。
結局壮絶な死闘の果て、大散財を以て膨大なる戦利品確保。
漸くPhiladelphiaに到着すれど、我等が神Justin に導かれ、またしてもレコード屋Marvelous Recordsを急襲せり。
然ればカセット棚を前に、脳汁大噴出されし津山さん。
更には禁断の8トラックにも、思わず目が眩まれし御様子なり。
御自慢の戦利品を掲げ、またしてもどや顔を以て記念撮影。
呼鈴がカセットテープとは、いとをかし。
今宵の会場Johnny Brenda'sに到着。晩飯を食らわんとすれば、昼飯「カオス3色丼」の人参しりしり部分が残りしをリサイクルせんと、道中トイレ休憩にて立ち寄りしマクドにて所望せしチキンナゲットを召喚、斯くしてリサイクル弁当「チキンナゲット人参しりしり弁当」として甦生果たせし。サルサを追加投下、ハバネロソースを施せば、これは何やら惣菜コーナーの弁当の如しジャンク感も醸し出され、さりとて美味なれば充分に満足し得し。
今宵も先鋒を務めて下さりしTjutjunaは、グルーヴィーに大熱演。
今回のツアーに於いて、初日たりしLA Psych Fest以来、スタンダード「Dark Stars In The Dazzling Sky」を演奏しておらば、今宵久々に演奏せり。然ればこの曲の大ファンなけりるTjutjunaのBrianなんぞ、最前列にて大暴れ恍惚状態、大いに御楽しみ頂けしかと思えば、大盛況にて無事終演。下のライヴ写真は、毎度の如くネット上にて拾遺すれば、無断借用転載させて頂きし、悪しからず。
Bardo PondのGibbon兄弟と再会、グラス片手に歓談すれど、今宵は彼等の家へ投宿予定にあらずして、これより再びNew Yorkへ蜻蛉返りとは、何とも残念至極なれども、金曜日の大渋滞を想定すれば、New Yorkまで、真夜中なれば僅か2時間弱の道程を、何と6時間をも要するとは、これまた選択の余地なし。斯くして一路New Yorkへ向け深夜の爆走、投宿先たるJustinの友人John宅へ到着せしは午前3時半たりし。
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Philadelphia
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