（前回までのあらすじ）
毎年恒例サイケ組新年会＠大阪アジト、今年も大いに盛り上がれば、結局大阪アジトにて轟沈雑魚寝と相成りしは、Changchang、祥三君、友理ちゃん、カイ☆マキ嬢、聖さんなる私同様に享楽主義にてろくでなし共とは、毎度の事乍ら何ら不思議もなし。
昨夜も是亦毎年同様、料理に勤しみ過ぎし挙句、その達成感と充実感、然れどそれに伴う疲労感も相俟りて、昨夜も午前2時過ぎに不覚にも轟沈、然ればこそ皆様未だ爆睡中なる午前8時、一人疾うに起き抜ければ、朝飯食らわんと作り置きあれこれ召喚、斯くして「粕汁＋大根の葉炒め丼」食せり。
毎度乍ら宴席の料理準備が長時間に及びし立ち仕事たれば、猛烈な腰痛に苛まされし有様。昨夏以来リハビリに勤しめば、腰痛膝痛共に些か快方へと向かい、手放せざりし杖も不要と相成りし程となれど、いやはや今回の腰痛は久々の弩級襲来にして、如何なる姿勢を保てども痛み緩和されぬ有様。
昼前ともなれば、皆様順次起き抜けて来られれど、宴席翌朝然とせし遠き眼差しにて虚空を追われるばかり、果たして如何なる展開を迎えんと思えば、突如カイ☆マキ嬢より「アヒージョ大会」提案ありて、是亦毎年恒例2次会なる無限地獄が幕開きし。
毎度御馴染みタコ焼き器を駆使してのアヒージョなれば、用意せし具材とは、蛸、海老、牡蠣、椎茸、山芋、筍、ヤングコーン、トマト、プロセスチーズ、黒胡椒入りプロセスチーズ、プチトマト、蓮根、ソーセージ、更には牛赤身なり。
結局未だ昼下がりなれど、ビールにて乾杯、
昨日明け方近くまで酩酊されしヤングお兄さん方、未だ絶不調の御様子にして、取り敢えず烏龍茶なんぞ手にされれど、
皆してビール呷りつつアヒージョに興ずるを余所目に、全く関知されぬ凝固ぶり、
挙句、其の儘再び御陀仏御就寝。
出勤控える祥三君と、映画観賞へ赴かれんとする友理ちゃんが去られれど、ろくでなし共なる我々、愈々調子も出て来れば、いつぞやに何方かがフランス土産に持参されし酒瓶召喚、勝手にロゼワインと思い込み、
いざ一口飲めば、予想だにせぬその甘さに、思わず中指突き立てし。後日調べれば、これは食前酒「ル・フロック・ド・ガスコーニュ（Floc de Gascogne）」の赤なりけりて、新鮮なる葡萄果汁とアルマニャックより醸造されるリキュールなりけり。
今や焼酎嗜まぬ私なれば、台所の隅に転がりし未開封紙パック入り黒霧島発見、これを恭しく謹みて聖さんへ進呈、先の甘ったるき後味払拭せんとするには好都合どころか、矢張り酒は飲み付ける物に限るか。
而してカイ☆マキ嬢はビールを、
私は日本酒を以て、更なる無限地獄こと3次会へ突入せんとす。
アヒージョ大会も終了、タコ焼き器のタコ焼き用鉄板を、通常の鉄板へ取り替えるや、今度は「炉端焼き大会」へ突入せり。Changchangが漸く起き抜けて来られれど、未だ然して機能せじ。然れど今宵は、神戸Helluva Lounge新年会なれば、概ね自爆特攻と思われれどいざ出撃されし。
炉端焼きに転ずるや、蓮根にはヤマサ昆布つゆ垂らし擂り胡麻施せば、椎茸には塩とおろし生姜施し酢橘搾りし。
塩鯖に酒振り掛け、蓋をして酒蒸し焼きとせし処へ、
酢橘なんぞ搾れば絶品至極。
残念乍ら写真あらざれど、牡蠣なんぞ激烈に美味たりしは当然、山芋も亦大いに美味にして、牛赤身も一口ステーキの如きなれば最早堪らぬ有様。海老なんぞもプロセスチーズと合わせ焼けば、御手軽に「海老チーズ焼き」なんぞとして堪能し得る次第。更には下の写真にて伺い得る通り、筍には名古屋は味噌のナカモ製調理味噌「つけてみそかけてみそ」と粉山椒施せば、正に筍田楽、大いに美味とは云わずもがな。
然れば豆腐も胡麻油垂らし焼けば、仕上げに是亦「つけてみそかけてみそ」と粉山椒施し、豆腐田楽風豆腐ステーキとして食すや、激烈に美味なり。
3次会「炉端焼き大会」に興じしろくでなし3名、正に予想通りの面子なるかな。
カイ☆マキ嬢も愈々絶好調、
昨夜も殆ど眠らず、若人相手に別次元なる豪快極まる飲みっぷり披露されし「無双の不眠不沈艦」こと聖さんも、流石に2日目の夜を迎えれば遂に轟沈せり。因みに今宵、Helluva Lounge新年会への出席の意を表されておられれど、斯様な次第にて叶わねば、関係者御一同様、どうぞ御理解頂きたし。
扨、今更乍ら冷蔵庫にて、凡そ甘味党中谷君が手土産に持参下さりし大阪銘菓「りくろーおじさんの店 焼きたてチーズケーキ」発見せり。
斯くして2日目の夜も更け行けば、サイケ組新年会3次会も幕。南無。