遂に4月1日(土)を迎えれば「アナクロロック・フェスティバル」当日にして、然れば会場たるHelluva Loungeへ到着せり。
「アナクロロック・フェスティバル」限定Tシャツやら、えろちかの「復らざる時の歌 Live 1991」ブックレット付きCDも、Shopzoneに無事並べば、
今宵トリを務める「Santa Ra」のコスチューム担当頂くカマチ君が、早速試着させて下さりし。
御覧じられたし、この完成度。電飾まで仕込み頂けば、ステージ映えせんとは云わずもがな。
私のコスチュームは「太陽神 ラー」なり。
正面よりの圖は、なかなかオモロ気なれど、何せこちらも両目に電飾仕込まれる凝り様なり。
今回はFood出店あらざれど、野本さんより差し入れおにぎり、有難き限りかな。
午後1時、定刻通り開場せり。先ずは「DJ Nasca Car」こと中屋さんに由る「時代劇DJ」大炸裂、マニア垂涎号泣モノなる代物あれこれも御用意下されば、流石は中屋さんなるかな。
先鋒務めて下さりしは「カンガルーポー」嘗て70年代末〜80年代初頭に台頭せし黎明期Rough Trade系を思わせる女性トリオなれど、何とも不可思議なポリリズミックなコーラス&アンサンブル、流石はHelluva Lounge、ニヤリとさせられる曲者ぶり。今後の展開にも大いに期待する次第。
ライヴ写真撮影すれど、如何せん開演時刻にて既に大入り満員、ステージ前に陣取りての撮影叶わねば、矢鱈に遠景引きの構図なれど、悪しからず。
次鋒務めて下さりしは「BLONDnewHALF + 光聲」福井よりの刺客MADSAX光聲を再び送り込めば、当然の如く先鋭的初期ポストパンクの危なさ彷彿させる熱演ぶり、然れば尚の事、ギターのジンタ君が一層光聲君に絡み付けば一層危険度アップせんとは、ちょいと贅沢な望みたらんや。
3番手務めて頂きしは「Kasuppa」私個人的には馴染み皆無なる所謂シューゲイザー系なりけれど、その世代及び若き客層よりの絶大なる支持伺えし。90年代に隆盛迎えしシューゲイザーすら前世紀の音楽とは、時間と時代の流れの速さの相違ぶりに、思わず唖然とせられし。
4番手務めて下さりしは、名古屋の女性酒豪バンド「フリーダム」4年ぶりの復活とは思えぬ堂々たるステージング、旧きファン感涙モノなりけるヒットメドレー炸裂にして、会場内は愈々大いに盛り上がりし。
5番手務めて下さりしは。高知より遠征頂きし「スケベ椅子」何せ高知にて超局地的にブーム盛り上がる「DEATH TECHNO DEATH」牽引車たる代表格バンドなれば、その威信賭けて渾身のパフォーマンス、四国外初公演なりけれど、笑いと歓声飛び交う盛況ぶりかな。
6番手務めさせて頂きしは、正確には26年ぶりのライヴなる「えろちか」にして、所謂難曲5曲を披露、何せサポートメンバーに岡野君と聖さんなる手練2人を擁し盤石の態勢にて臨めば、概ねミスなく完奏し得るしか。客席には、当時ライヴ体験頂きし方々もおられし一方、概ねの方々が初体験と思われれば、果たして如何な様に映りしか。
終演後、再び演奏の機会に恵まれれば、今一度ステージに立たんとは、ボーカルあくび嬢と合意、果たしていつとなるやは神すらも存ぜぬと思われれど、いつの日か亦、何処ぞにて魔界転生せん。
7番手務めて頂きしはMVPシード枠出場なる「砂十島NANI」今回は謎のドイツ人ミュージシャン「ダンケシェーン・イチロー」に扮されてのネタ展開、況してや然り気にネタのディテールの細部に至るまでの拘りぶり、爆笑しつつも流石と感銘受けるばかりなり。会場内大爆笑絨毯爆撃状態にして、その天才ぶりを遺憾なく発揮されれば、これにて次回もMVPシード枠にて出演決定。
8番目に登場せしは、7年ぶりに復活せし「西日本」なり。いきなりベースにトラブル3連発、然れば津山さんの「どりゃぁあああ!」も4度披露、而して「なんもせんでも金欲しい」「アンダーテイカー・イズ・ツームストーン・メイカー」の2曲を演奏、更に聖さんをベースを委ね、津山さんがキャプテン・ビーフハートに扮する「Willie the Pimp」カヴァーを披露、怒涛のロック魂炸裂せり。
ライヴ写真撮影叶わねば、写真あらざるも、悪しからず。
9番手を務め頂きしは「秘部痺れ+oopnum+東洋之」なる三つ巴合体ユニット。キュレーターとしては「『oopnum』が音楽的主導権を握るべし」と、予めテーマ授けし経緯あれど、残念乍ら結果としては「秘部痺れ」色濃厚にしてヘヴィサイケ路線にて展開されるや、この2バンドなればこそのコラボの意味は疾うに失われ、然れど流石はシンセ仙人こと東君、この窮状を察せしか見事に救済包括されれば、Helluva Lounge首領木村君と2人して曰く「流石やな」大いに救われし心持ちかな。キュレーターとしてのプレゼンテーションの難しさを痛感せられし。
斯くも長き1日も、愈々殿務める「Santa Ra」に至れば、そもそもラテンロック系の暑苦しきビートに、フリーミュージック的カオスが纏わり付く、正に銀河鉄道大脱線大暴走、況してカマチ君の入魂作たるコスチュームが誘うビジュアルイメージも相俟り、アホの権化と化せば、正に白日夢的大狂宴「アナクロロック・フェスティバル」大団円を以て締め括りし。
終演後、勿論ここはHelluva Loungeなれば、バーカウンターの繁盛多忙ぶり尋常ならぬ様にして、漸く主催者としての重責よりも解放されれば、心置きなく日本酒なんぞ呷り歓談。
当時より「えろちか」のライヴに足繁く御運び下さりし須原君、ボーカルのあくび嬢と、懐かしき3ショット之圖。
AMT宗家北米ツアー出発が数日後に迫りし上、未だ完成に至らぬAMT宗家新譜群を完成させるべく、紛う事なく朝までコースたる打ち上げへの参加は、丁重に辞退させて頂き、打ち上げ会場はさぞや大層な盛り上がりならんと思い馳せつつも、NANI君共々終電にて帰阪の途に就きし。
斯くして「アナクロロック・フェスティバル」無事閉幕せり。
本日「アナクロロック・フェスティバル」@Helluva Loungeへ御運び下さりし皆様、どうも有難う御座いました。