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Channel: 大ぼら一代番外地
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Graz

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慢性時差ぼけを物ともせぬ程に、昨夜即寝成仏せし以来爆睡すれど、2段ベッドの2階に陣取れば、突如天井が抜け手足の出現に驚愕覚醒、流石はファンキーなホステルなるかな。

 

 

キッチンへ出動、昨夜持ち帰りし晩飯ケータリング残党を以って、リサイクル・クッキング施し、本日の道中弁当拵えんとす。勿論「焼そば大作戦」も遂行すべく「日清焼そば」1袋も召喚せり。正に残飯の如し見て呉なる残党共、炊き込み御飯ピラウ、鶏肉グリル、ソーセージ、サラミ、トルコ版つくねキョフテ、ポテトコロッケ擬き、オニオンフライ、トマトペースト等、更に別容器には、カット生玉葱、レタス、トマト、キャベツ千切りなんぞ詰められし次第。

 

 

先ずはリサイクルすべき食材の選別、ソーセージ、サラミ、キョフテは塩っぱ過ぎにて全て廃棄、鶏肉グリルも多過ぎなれば、その半分を廃棄せり。

サラダに添えられしキャベツ千切りを炒め、そこへ戻せし焼そば麺を投下、斯くして「キャベツ焼そば」拵えれば、続けてカット生玉葱と鶏肉グリル残党を炒め合わせ、ピラウとポテトコロッケ擬きを投下、トマトペーストぶち込みこれ等を更に炒め合わせれば「何となくチキンライス」完成、サラダと共に盛り合わせれば、是にて本日の道中弁当「残飯リサイクル弁当」完成せり。凄まじきボリュームなれば、移動の車中にて半分弱食らいしに留まれり。

 

 

ホステルの朝飯に赴けば、パン、シリアル、チーズ+ハム程度なる御粗末極まりなき有様、

 

 

然れば「ハム+蜂蜜バターパン+コーヒー」にて済ませり。

 

 

いざオーストリアはGrazへ向かうべく、トラムにて高速バス乗り場へ。

 

 

斯くしてMünchen行き高速バスに乗車。

 

 

座席の上を見上げるや、ファン、ライトの他に、コーヒーカップのマークあり。果たして何ぞやと思えば、均かのコーヒーサービスなるか。

 

 

国境へ到り、クロアチアより出国、スロベニアへ入国、スロベニアより出国、その都度バスを降りパスポート・コントロールへ赴きし。

 

 

牧歌的過ぎる景色を眺むるばかり。

 

 

バス車内之圖。

 

 

約2時間半のバスの旅にて、オーストリアはGraz到着。

 

 

投宿先たる民泊アパートへ。キッチン設備も完備すれば、車中にて食せし「残飯リサイクル弁当」を再度フライパンにて加熱、然れど「キャベツ焼そば」「何となくチキンライス」を混ぜ合わせるべからず、矢張り焼そばのソーシーな味わいこそが良心なればこそ、津山さんより御裾分け頂きし味付海苔も施せば、斯くして「残飯リサイクル弁当リヒート」食せり。

 

 

界隈のスーパーへ出動、残り僅か1玉となりし「日清焼そば」に代わり、取り敢えずドイツ製即席麺「味王 A-One Noodle 鮮蝦麺」を以って備蓄補充せり。ホットソースも贖いし。

 

 

遂にトマトジュース発見し得れば、ホットソース差し試飲すれど、粉っぽくして苦めな味わいとは、是如何に。

 

 

今宵の会場Forum Stadtparkへ到着せり。因みにこの店名の上に綴られし壮絶な文字数の単語、どないやって発音すんねん。斯くも長き単語のスペルなんぞ、到底記憶叶わぬ次第。

 

 

楽屋にて、一度に4本の開栓挑まれる津山さん之圖。

 

 

 

シンバルが全く以って酷き有様、然ればハイハットも斯くの如く巨大なり。

 

 

写真にては判り辛けれど、最早出鱈目なシンバル群なり。

 

 

今宵よりポケットピアノも戦力外通知下し、愈々ギターのみシンプルなセッティングと化せり。ツアー序盤に広げしセットを思い返せば、今や機材は1/3までに縮小、その根拠とは単に面倒にして、そもそもギターのみにて充分なればこそ。

 

 

晩飯食らうべく、界隈のケバブ屋にて「Kebap Box」なる代物所望、唐辛子とサムライソースの下に、野菜群、ドネルケバブ、フライドポテトが眠る次第。

 

 

攪拌しいざ食せり。

 

 

道すがら見掛けし建築現場、建造物の壁に先んじ窓枠設置なんぞ、初めて見る光景かな。

 

 

嘗て欧州ツアードライバー務めて下さりしCsabiと、彼の盟友にして地球を滑るボヘミアンスケーター Ságiと再会せり。

 

 

更には同じく欧州ツアー同行されしVerenaちゃんも顔出して下されば、酒の差し入れなんぞと御気遣いに感謝感激、Danke schön!!

 

 

今宵も「Acid Mothers Temple SWR」「河端一 solo」「赤天」「津山篤 solo」「Ruins Alone」「Zoffy」「サイケ奉行」「Zubi Zuva X」怒涛の勢いにて走り切りつつも、今や定番と化せし津山さんソロに於ける「Japanse New Music Festival 2017」コンピレーションCD販促パフォーマンスが大ウケ、津山さんの前にShopzone出店、仮令演奏中なれども営業中と宣うや、正にソロにて「♪~コンピレーションCD~♬」なんぞと熱唱中に、CD御買い求め下さり、一旦曲を中断し接客に転じられる一幕もあり。今宵の津山ソロは、余りのオモロさに目が離せねば、不覚にも写真撮影さえ忘却せし有様、悪しからず。

下は、私がステージ上より撮影せし写真なり。

「赤天」

 

 

「Ruins Alone」

 

 

終演後、嘗てのAMT欧州ツアーチームたるCsabi、Sági、Verenaちゃんと、差し入れのワインにて乾杯、近況話やらアホ話やら大いに歓談せり。下の写真撮影の際に限り、Ságiが居合わせねど、それも亦彼らしきかな。年に一度、時には数年に一度たれども、旧友達との再会こそ、ツアー生活に於ける至上の悦びと知れ。

 

 

 

 

宿泊先たるアパートへ帰還。スーパーにて調達されしモッツァレラチーズ御賞味される美食家吉田達也氏之圖。

 

 

私も夜食なんぞ食らうべく、電気ケトルにて湯を沸かす序でに茹で玉子も拵え、

 

 

日本より持参せしマヨネーズ2本目を召喚、傍らには本日贖いしホットソースなり。

 

 

本日スーパーにて贖いしレタスを刻み、そこへ茹で上げし即席麺をON! 晩飯のケバブ残党もON! スーパーにて贖いし葱も刻みON! 添付されし粉末スープを湯にて溶き施せば、仕上げにマヨネーズとホットソース施し、斯くしてインプロクッキング「A-One混ぜ麺」完成せり。

 

 

いざ豪快に攪拌し食すや、そもそもドイツ製即席麺「味王 A-One Noodle 鮮蝦麺」そのものが、可成りの辛味誇られれば、辛味も良き塩梅なり。

 

 

斯くしてGrazの夜は更け行きし。


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