流石に疲労蓄積せし上、明け方まで飲み明かせば、午前9時過ぎ起床。昨夜のカレーの残りをリサイクルせんと、いつぞや何処ぞにて購入せし生うどん玉を召喚、カレールーのみならず、パクチーと刻み葱も大量投下、自家製ハバネロオイルは、昨夜Jassoに進呈すれば、
津山さんより七味を御裾分け頂き、これにて「カレーうどん」食せば美味、うどんはよろしいなあ。
愈々帰国フライト用最終パッキングに励まれる津山さん、MinneapolisはHymies Vintage Recordsにて購入されし豪華ブックレット付きカセット・ボックス群を眺め御満悦なれど「軽いけど嵩張るねん」梱包には苦心されしか。
見て呉れはおっさんなれど、中身は良くも悪くも子供の儘なるみつるちゃん、パッキングせんとされれど斯くの如し、散らかし放題放置三昧、さて肝心の御本人は、ネット接続すれば魅惑の世界にて惚けられし有様。
本日のLos Angeles、気温は既に40℃なれば、非れもなき姿晒されつつも、飽くまでパッキング作業は後回しにせんとされる次第。
周囲よりの厳しき教育的指導の末、漸くパッキング・シュミレーション終えられれど、既に疲労困憊されれば斯くの如し。
いざSan Diegoへ向かわんと、カリフォルニアの青き空の下を爆走すれば、
BONZAI CAR即ち「盆栽カー」に遭遇せり。
果たして暗雲垂れ込めるや、道すら見えぬ有様、いざ雲の中へ突入せん。
然れば「赤いカーテンの部屋」即ち「Red Room」へ誘われ、
小人より「Owl Symbol Ring」を授けられしかと思うや、
ふと気付けば、私の靴は、斯くなるデコサンダルに豹変、更にはOwl Symbol Ringに填められし石が、燦然と輝くばかり。
San Diegoに到着すれば、今宵の投宿先たるMaquiladoraのPhil宅。これまたBruce宅同様、毎年恒例とも云うべき、彼の奥様たる「ユウコさん特製カレーライス＋福神漬＋サラダ」を以て歓待下されば、嗚呼、激烈に美味にして感涙止め難きかな。
いざ今宵の会場Casbaへ。今宵は、愈々今回の北米ツアー千秋楽にして、今更乍らTjutjuna御一同にツアーTシャツ贈呈。何せ気温40℃超級たる猛暑カリフォルニア突入を以て、急遽半袖Tシャツの必要に迫られ、自ずから私もツアーTシャツ1枚を頂戴着用、然れば皆して同じTシャツを着用せし有様、何やら怪し気なるチームの如し。
更にこちらはグリーンチームなりけり。
Phil、Bruce、EricなるMaquiladoraの御三方揃い踏み。今やこの3名揃い演奏されるは稀なれど、思い起こせば、彼等と初めて出会いしも、15年前即ち1998年、私はMainlinerのギタリストとして、当時未だ結成間も無きKinskiと共に、西海岸をツアーせし際、場所もまさしく此処Casbaに於いて、彼等Maquiladoraが前座を務めて下さりしこそが、今に至る縁と相成りし。
今宵先鋒を務めて下さりしは、♀メンバーも交えての暗黒系トリオANAなり。
次鋒を務めて下さりしTjutjuna、自らも終演後「Best show!」と宣われる程に、完全燃焼されし白熱のパフォーマンスを展開。
Brianも絶唱、その歌詞たるや「O Man Ko Kuda Sai Shack Hatch Kuda Sai」なんやねん、それ？これまた我々よりの悪しき影響か。
Fez＆Jamesに依る、象の大群の如きメガトン重戦車ツインドラム、今宵も大炸裂せり。
千秋楽なれば最早明日無き身にして、1ステージ完全燃焼を目論めば、爆音にてほたえ捲り、またいしても絞首刑失敗に終わりし私のギターは、その儘客席の中へ消え行き乍らも、爆音にてノイズを発し続ければ、アンコールは、Tjutjuna御一同もステージ上へ招聘、共に「La Novia」を大合唱、感動の大団円を以て、これにて幕。ライヴ写真の類い、ネット上にて拾遺叶わねば、千秋楽なればこその全員集合写真にて、此処は御茶を濁すべし。悪しからず。
（追記）ネット上にて、ライヴ写真拾遺すれば、ここに無断借用転載掲載させて頂く次第。悪しからず。
明朝は帰国便搭乗にして、午前5時過ぎ出発を以て、空港へ赴かんとする私、津山さん、みつるちゃんの3名、投宿先へ帰還すれば、残す処3時間弱、然れば徹夜覚悟にて臨まんと、ユウコさん特製カレーの残りを以て夜食カレーすら食らえば、その激烈なる美味さに、みつるちゃんも失神寸前。
斯くしてSan Diegoの夜は更け行きし。
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San Diego
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