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Channel: 大ぼら一代番外地
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Glasgow

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案の定時差ぼけの上書きせし有様にして、僅か2時間睡眠を以て、午前1時起床。本日は、スコットランドはGlasgowにてツアー初日迎えんとすればこそか、羊襲来の夢なんぞにて魘されし。

 

 

日本より持参せしカップ麺「日清焼そば」召喚せり。同じ日清カップ焼そばに於いて、嘗て御贔屓にさせて頂きし「UFO」は、麺が本格派太麺に改悪されし以来、絶縁させて頂けど、この袋麺のカップ化「日清焼そば」は、カップ焼そば本来のジャンク感色濃く残す一品として、未だ時折贖う次第。

 

 

冷蔵庫よりベビーリーフと葱を失敬、カップ内に捩じ込み熱湯注入、湯切りするやチリパウダー拝借投下、

 

 

斯くして早過ぎな朝飯食せり。

 

 

午前7時には界隈のスーパー開店と知るや、ぴか様共々、食材求め出撃せり。「お米食べたい」と訴えられしぴか様なれど、焼き立てクロワッサンの芳しき香りに翻られれば前言撤回、クロワッサン頬張られれば御満悦なり。

 

 

然れど道すがら立ち寄りし、糞レゲエなんぞ垂れ流すカフェなんぞにてカフェラテ所望されるや、その不味さに、御機嫌急降下せられし。

 

 

昨日フード付きハーフコートを贖いしガラクタ屋、何と午前7時にも関わらず、既に営業中とは恐るべし。

 

 

スーパーにて「カツカレー+トマトジュース+パクチー+葱」贖いし。

 

 

朝飯にカツカレー食さんと開封、こちらにて云う処の「カツカレー」とは、カレーライスにカツが供される代物にあらずして、カツにウスターソース等の代わりにカレーソースが添えられる代物と知れ。然ればカツとカレーの比率が、日本の其れとは大いに異なるも当然、因みにカツはトンカツにあらずして大抵チキンカツなり。

 

 

Tom宅に電子レンジあらざりて、フライパンにてライス温めんとすれど、折角なればと葱と、1欠拝借せし大蒜を刻み、スパイス棚よりコリアンダー、クミンシード、ガラムマサラを失敬、ライス共々炒め合わせるや、これにて「即席葱ドライカレー」完成、カツもフライパンにて温め直せば、ライスとカツは温められし故、カレールーは冷めし儘にても厭わぬとばかり盛り合わせ、然れどカレールーを味見するや、悍ましく甘ったるき有様、空かさず水屋よりホットソースと醤油召喚しひと垂らし、刻みパクチー大量投下、卓上より失敬せしプチトマトも添えるや、これにて「ロイヤル・カツカレーDX」食せり。

 

 

昨日、テイクアウト専門中華料理屋にて「ポークカレー」贖われしぴか様、然れどライスあらざれば今朝まで温存されし次第、而して飯炊き男登場とばかり、水屋よりブラウンライス失敬し鍋にて炊飯させて頂けば、漸く「ポークカレー」食し得られん。Bon appetit!

 

 

飯炊き代として「ポークカレー」御裾分け頂けば、有り難く頂戴せり。

 

 

今回のツアー用にと、版画家Simon FowlerにTシャツ製作依頼すれど、迂闊にも速乾性インクを用いられねば、未だ乾かぬ有様なりけりて、昨年の光宙☆魔呼斗@Cafe Oto公演用ポスターの為にSimonが意匠されし、ぴか様の愛猫ミナカタTシャツあれば、実は今回のツアーTシャツと概ね同じデザイン故、Simonがバックストックを持参して下さり、斯くして本日のGlasgow公演のみ、これにて代役務めて頂かんとす。悪しからず。

 

 

TomがEuston駅まで御送り下されば、いざGlasgowへ向け出撃せん。シンバルケースとスーツケースを携えれば、向けしカメラにメンチ切るぴか様之圖。

 

 

いざGlasgow行き列車へ乗車せん。

 

 

車内にて読書に耽られしぴか様なれど、矢張り時差ぼけなれば転寝されしぴか様之圖。

 

 

列車内トイレへ赴くや、施錠するや女性の声にてメッセージ流れ、扨、何を仰せかと思えば、便座の蓋にも記されし一節、トイレに流すべからずとして、使い古しの電話、未払い手形、ジャンクメール、着古しセーター、希望、夢、而して金魚とは、大英帝国なればこそのウイットに富むばかりかな。

 

 

4時間半の列車の旅にて、スコットランドはGlasgow中央駅に到着。

 

 

タクシーにて、今宵の会場Nice N Sleazyへ到着せり。

 

 

先ずは高級スコッチを以て、ツアーの成功を祈願し乾杯せん。

 

 

ぴか様は、山盛りアップルジュースにて乾杯されし。

 

 

サウンドチェックも済ませば、物販テーブルことSHOPZONE設営、今宵限りの代打Tシャツも展示完了。

 

 

晩飯は階上パブの御品書より選択なれば「ポークブリトー」所望、ホットソース投下しつつ食らえば、大いに美味。敢えて苦言云わせて頂けば、是非パクチー添えて頂きたし。

 

 

出番までにまだ2時間程余せば、今宵の投宿先たるホテルへ赴きチェックイン、ベッドに横臥するや爆睡せり。出動の時刻と相成るや、ぴか様に起こして頂けど、完全に寝惚ければ、既に明朝と勘違いし駅へ赴かんとし、ぴか様を大いに焦らせし顛末なり。

いざ会場へ帰還せんとするや、道すがら店頭にずらり並ぶ招き猫発見せり。

 

 

今宵、先鋒務めて下さりしは、女性2人が和太鼓を乱打されるトライバル系ドゥームメタルバンド「ILK」和太鼓の中ーニングが無駄に高ければ、その打音はまるでジャンベの如しか。

 

 

今宵は45分のセットを展開、序盤些か硬さが残りしぴか様なれど、観客の皆様をたこ焼に見立て、スティックを以てそのたこ焼をひっくり返しに、客席へ突入されし以降、十八番なる意味不明パフォーマンスも炸裂、ぴか様曰く「ゴリゴリバージョン」たりし「Galaxilympics」も登場、〆は「Birth Star」リフレインにて、大盛況大団円にて幕。

ライヴ写真の類いネット上にて拾遺叶わねば、画像なしなれど悪しからず。

 

 

終演後、撤収作業も完了せしステージ上にて乾杯、

 

 

其の儘ステージ上に酒瓶やスナック菓子なんぞ散らかし、打ち上げに興ずるや、何とも楽しき限りかな。

 

 

結局スコッチの小瓶1本も空け、ホテルへ帰還するや、ビールにて2次会へ突入せり。ぴか様御就寝されれど、未だ睡魔なんぞ何処へ失せしかとビール呷る私なれば、アテを求め深夜の街へ繰り出し、トルコ移民が営まれるケバブ屋にて「Fish & Chips」所望、パクチー大量投下、日本より持参せしハバネロソース投下、Chipsことフライドポテトには、是亦日本より持参せしツアー必須アイテムこと日本製マヨネーズを添えし次第。

 

 

斯くしてGlasgowの夜は更け行きし。

 

 

 

 


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