午前5時起床。本日は、U.F.O.目撃情報多かりしエイリアン・コンタクト・ホットスポットTodmordenへ赴く予定なれば、
U.F.O.目撃や地球外生命体との接近遭遇、大いに期待するものなり。因みに近年の大英帝国に於けるU.F.O.目撃多発ぶりのレポートは、こちらを参照されたし。
昨日食する機会逃せし道中弁当「きずし飯弁当」召喚、味噌汁も添えいざ食らわんとすれど、そもそも米が日本産米と異なりパラパラ系なれば、冷飯と化せし今、どうにも食感冴えぬ様にして、
然れば「松茸の味お吸い物」召喚投下、部屋に備えられる電気ケトルにて沸かせし熱湯注入、斯くして「きずし松茸風味出汁茶漬け」として食せば、松茸風味の芳しさも相俟り、大いに美味。
ホテルの食堂へ赴き「イングリッシュ・ブレックファースト」食せり。
1時間のドライヴにてTodmorden到着、ピンクの豚が出迎えて下さりし。
先ずは駐車、いざ街へ繰り出さん。
気付けのコーヒー贖わんとカフェ訪れれば、壁に並ぶ色取り取りなるソフトドリンクの瓶に「可愛い!」全く以て女子なリアクションにて感動されるぴか様之圖。自分用&御土産にと2本購入されし次第。
フリーマーケット開催中なれば、突撃せりとは云わずもがな。
掘り出し物も色々あれど、如何せんフライト用パッキングを考慮すれば、然う然う衝動買いに走り得ぬ次第にして、レコード1枚+カセット1本に止まりし。
美しき街並みに「めっちゃええとこやー!イギリスに住むなら此処に住む!」何事にも感動され捲るピュアマインドなぴか様なれば、大いに堪能される御様子なり。
骨董品屋店頭にて見掛けし「1人用レスキューバッグ」一瞬、御愉しみ拘束具かと見紛いし。
天道虫発見せり。
先程購入されしピンク色のレモネードを飲むぴか様、曰く「甘過ぎるわ…。」
未だ正午なれど、今宵の会場たる「Golden Lion」到着せり。
無残にも首狩られしインディアンの首転がる次第。
Tomの友人も到着されれば、いざ昼餐と思いきや「1km程山登りして、素晴らしいパブでランチにしよう。」欧米人が云う処の距離や時間は、概ね3倍にして然るべしと知る私なれば、概ね3kmは歩くべしと覚悟決めるばかりなり。
いざ山道を登り始めるや、道に転がる牛糞撮影中なるぴか様之圖。
写真にてはその勾配ぶり伝わらねど、緩やかに只管登る次第、
見渡す限り牧草地広がる丘陵地帯、果たして目指すパブは何処に。
遥か彼方に何やら教会かと思しき塔の如き発見、デジカメのズーム機能マックスにて撮影し、漸くその形状捉え得る程に遥か彼方なり。
斯くして只管丘陵を登るのみ。
視界に入るは放牧される羊畜共のみ、目指すパブは何処。
只管丘陵を登るのみ。
目指すパブは何処。
凡そ牧童以外、滅多に人間に遭遇なんぞせぬと思えばこそ、羊畜の警戒心希薄にして、思わず撲殺して食うたろかなんぞとの衝動に駆られる程に、未だ只管丘陵を登るのみ。
先程遥か彼方に確認せし教会が、愈々近付きつつあれど、目指すパブは何処。
只管丘陵を登るのみ。
遂に教会とほぼ同じ標高に至りて、
振り返れば登り来し牧草地広がるばかりにして、既にTodmorden市街地なんぞ見えぬ有様、
然りとて未だ丘陵を登るのみ。
何やら道標の如きに至れど、
今度は尾根伝いと云うには広大過ぎか、ほぼ平地となれど只管前進あるのみ。
而して今度は下りと化せば、
両膝に爆弾抱える私は、膝への負担軽減すべく歩み遅めて進むのみ。
湖の如きも視界に入れど、果たして目指すパブは何処。
只管前進あるのみ。
羊畜共が悠長に食事中なれど、こちとら既に1時間以上も歩き詰め、大いに空腹なれば、昼飯にラムステーキなんぞ所望したきと夢想するばかりかな。
愈々先程遥か彼方に臨みし湖も迫れば、
今度は牛畜共に遭遇、ラムステーキにあらず高級ビフテキ食らうべきかと、俄かに心変わりせり。
湖の畔りを前進するのみ。
無情にも湖の畔りも過ぎ去れば、目指すパブは何処。
漸く彼方に何やら建造物を目視確認し得れば、これこそ目指せしパブならん。
然レど残念乍ら人家にして、干されし洗濯物よりヒッピー家族と想像し得し。斯くして俄かに浮上せし希望も無残に散り果て、再び前進あるのみ。山間を赤紫に染める一画あれば、いとをかし。下の写真左端に煙突確認し得れば、果たして目指すパブならんや、扨亦銭湯か、否、大英帝国に銭湯なんぞある筈なしと知れば火葬場か、否、土葬される欧米なれば火葬場たる筈なし、然れば何ぞや。均か地球外生命体の秘密アジトたらんや。
遂には豚畜にも遭遇、然れば昼飯はポークチョップなんぞ食らうべきか。
漸く目指すパブが視界に捉えられれば、
休憩なしにて徒歩2時間余、漸く目指すパブに到着せり。当初1kmと伺えど、1kmどころか予想せし3kmさえも遥かに凌ぐ、丘陵地踏破大遠征たりし。
流石にTomも疲労困憊の様子、然ればこそビールの美味さ格別たるかな。
待望の昼餐に興じんとすれば、先ずは前菜に「Pickled Egg」即ち茹で玉子のピクルス、当然酸味キツけれど美味なり。
本場のスコッチエッグ、木箱に詰められ供されし様、いとをかし。
「ブラックプディング」即ち血のソーセージなれど、所謂イングリッシュブレックファーストにて御目に掛かる代物とは、全く以て天と地程も大差ある有様にして絶品至極。
「小白身魚のフライ+タルタルソース」是亦美味。
赤ワイン堪能されるマドモアゼル・ピカ様之圖。
ぴか様やTom達が所望せしは、牛脛肉料理なり。
而して私が所望せしは「牛サーロインステーキ」なり。
素晴らしき焼き具合、
奇しくも連日ビフテキ食らう次第なれど、流石にこれは別次元の美味さなるかな。美食トリップにて阿呆面晒す私之圖。
デザートには「チョコレートスポンジ+チョコレートソース」なるWチョコの逸品堪能、これにて美食天国へ昇天せり。
而して御案内下さりしTomの友人達と歓談、下の写真は例に由りて不機嫌そうな面持ちなれど、実は大いに歓談せし次第なれば、
斯くの如し。
美酒美食にて満腹満足、更には歩き疲れもありて、転寝寸前のぴか様之圖。
流石に帰路はタクシー、斯くして会場Golden Lionへ帰還果たせり。
楽屋にて寛がれるぴか様之圖。
階下のパブにて「Open Mic」なる所謂飛び入りライヴ行われれば、ウイスキー片手に観戦。Led ZeppelinやThe Whoのハードチューンナンバー弾き語りなんぞ、流石はブリティッシュロックの故郷大英帝国なればこそか。
先峰務めて下さりしシンセデュオ「Teleplasmiste」先達ての「Supernormal」にてバグパイプ演奏されし御仁も参加されれば、冒頭はバグパイプとピアニカに由るデュオにて幕開け、其の儘1台のモジュラーシンセを2人して演奏されし次第。因みに本来は2台のモジュラーシンセを以て各々1台ずつ駆使される筈なれど、1台が故障すれば、急遽この形態にて演奏されにけり。然りとてこの形態いとをかしくして、御本人達も気に入られしと伺えば、斯様なハプニングを以て新たな扉が開かれると知れ。
今宵は1時間のセットを展開、流石に未だ重量級ステーキランチが消化せぬ有様に加え、2時間余に及びし丘陵地踏破のダメージ抱えれば、珍しく牛歩の如きスロースタートにて幕開け、これは正しく「Heavy Beef Groove」とでも呼ぶべきか、然れど中盤より漸く熟れて来れば、序盤の牛歩ぶりを巻き返さんと大暴走、最後は毎度乍らの大団円にて幕。
ライヴ写真拾遺叶わねば、イメージ画像にて御茶濁させて頂く次第、悪しからず。
パティオよりライトアップされし教会を仰ぐ。
会場内ソファにて、ワイン片手に寛がれしぴか様之圖。
敏腕女将たるGigさんは、タイ移民なりけりて、この地にタイ料理屋を出店し大成功収められ、其の儘ビル毎買い上げられ、パブ&ライヴスペースも開店されれば、是亦大盛況にて超ヤリ手なれど、随分気遣い下されば、賄いに「タイチキンカレー」頂戴せり。これが亦、本場の味宜しく大層スパイシーにて激美味なり。
店内に飾られるタイ式仏壇なり。
会場内にアート作品あれこれ飾られれば、ぴか様曰く「中屋さんと兄ィ」ホンマや、似てるがな。
Gigさんの自宅に投宿させて頂けば、私が充てがわれしはロフトにして、
ベッドにて眠るなんぞ忍ばれれば、ソファにて就寝せり。
シングル盤ずらり並べば圧巻なるかな。
斯くしてTodmordenの夜は更け行きし。