ナチスと地球外生命体との接触は、当時よりあれこれ噂されれば、実はナチスそのものが、地球外生命体に由る地球入植計画の一大プロジェクトたりしかとも云われ、
彼のアドルフ・ヒトラーは、地球外生命体へ地球を売り渡せし売国奴ならぬ「売星奴」なりけりとの説もありしか。
午前5時起床。今年最後たらん北欧の日の出を臨まん。
ホテルの朝飯は、相も変わらぬ有様なれど、豆料理「チリコンカーン」の如きあれば、これにて若干目先変わりしか。
今朝も米奉行にして炊飯係ウルフは職務全うされれば、有り難くもごはん頂戴に参じ、ケトリングにて白菜、豆もやし、キムチ餃子を茹で、これをごはんにON! 粉末出汁+「火鍋底料 重慶三五」を溶き合わせしをタレ代わりに投下、仕上げにハバネロオイル垂らせば、これにてインプロクッキング「重慶火鍋風キムチ餃子丼」完成、道すがら食らえば程良き刺激芳しくして美味。
いざオランダはEindhovenへ向け出発せり。車中にて、道中弁当「納豆ごはん」食されるNANI君之圖。
デンマークよりオランダへ至らんとすれば、再び一旦ドイツを通過せねばならねど、ドイツ国内にて警察に停止求められれば、積載量超過の疑いにて車両総重量の計量命ぜられ、パトカー先導の下、軽量機のある施設へ誘導されし。
U.F.O.をカモフラージュせしと思しき怪しげな工事現場の如きへ連行されるや、
眉唾感漂う軽量機にて重量超過、然れば罰金徴収と相成れり。当初は€40.00也と告げられれど、いざ支払いの段となるや何故か€10.00也とは此如何に。扨はこちらの疑念に気付きしか。そもそも警察と宣いながら、この高速道路より流出し約4km先、工事現場の如きの隅に建つプレハブの如きが高速警察詰所とは、俄かに信じ難き様なればこそ。
この敷地内にU.F.O.が格納されるは間違いなからん。
ナチスと地球外生命体の接触以来、既にドイツ人の多くは、実は地球入植計画の尖兵たる地球外生命体が化身せし「人間擬き」かと思われれば、奇しくも20余年前、初めて欧州ツアーせし以来、どうにもドイツ(特に旧西ドイツ)が好きになれぬどころか嫌うばかりなれば、AMT宗家にても当初の10余年は、散々欧州行脚繰り返せども、殆ど旧西ドイツにての演奏のみ回避、旧西ドイツに於けるライヴなんぞ正に最近の事にして、案の定未だドイツ嫌いは変わらぬ有様。況してや嘗てドイツに在住せしMorgan曰く「ドイツは世界で一番嫌いな国」と明言されれば一層意気投合、嘗てドイツ嫌いを誰彼憚らず宣う私に、ダモさんが「ドイツ、実は良い所もありますよ」と、あれこれ諭し下さりし経緯もあれど、勿論友人も少なからねば、ドイツ人全てが嫌いな訳はあらねど、矢張りあの利己主義極まりなきフランス人すら足元に及ばぬ程に、そもそも生理的相性を以て好きになれぬ様なれば、最早無理して歩み寄る必要もあらずして、せめて波風立てず通り過ぎんとするばかりか。
斯くして何とかドイツを脱し、オランダはEindhovenへ至れば、今宵の会場Effenaarへ到着せり。
晩飯は、ケータリングの主食が悍ましペンネなれば拒否、代わりに道中弁当「重慶火鍋風キムチ餃子丼」残党たるごはん召喚、斯くして「チキン&ビーフ相掛けカレー+温野菜+サラダ+ごはん」食せり。ハバネロオイル施せば、充分に美味と相成りし。
私のハバネロオイル試されしウルフ、その辛さに顔面凝固、而してその刹那後には脳内火山爆発されし惨状晒せし。
楽屋にて、ミツコさん私物の小物入れ見れば、愛妻鳶さんの細やかな気配りに感心頻り。
東君より、先達てルーマニアのスーパーにて購入されし謎のリキュール贈呈され、いざ味見するや微妙な反応見せるMorgan之圖。
出番待ちのミツコさん之圖。
今宵は90分のセットを展開せり。ツアー後半戦へ向け、何か新機軸模索せんとしつつも、銀河鉄道宇宙漂流の旅へ誘い乍ら、怒涛の畳み掛けハイパーラッシュへ突入、大いに盛況にて幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
ホテルへチェックインするや、夜食にケトリングを以て拵えられし「焼そば」食されるNANI君之圖。昨日仕込まれしハバネロオイルを早速試されれば、僅か1日にして大層な辛味発揮されにけり。
私も夜食食らわんとすれば、ケトルへ白菜、豆もやし、キムチ餃子、タイ製即席麺の順にてぶち込み、概ね「赤の器」適量程度の水を注入、オマケにNANI君が不慮の事故にて割りし玉子を頂戴し投下、斯くして加熱するや、
見事調理完了、ケトルのポテンシャル恐るべし。
「火鍋底料 重慶三五」+粉末スープ+ハバネロオイルを以て味整え、トッピングに刻みパクチー、朝飯にて失敬せし茹で玉子投下、斯くしてインプロクッキング「キムチ餃子入り火鍋風重慶ラーメンDX」完成、いざ食らえば花椒の痺れっぷりとハバネロとパクチーの芳しさ相俟り、絶妙な味わいヘ昇華、大いに美味なり。
果たして今宵のウルフは如何に。愛妻おはぎちゃんの出産予定日近付けば、大いに気もそぞろの様子なれど、既に「潤子(『潤子』と書いてウルコと読む)」と名前も決められにければ、生まれ来る己れの娘に、何れ父親のワイルド伝説の数々語り聞かせるべく、己れ自身の奥深くに潜む夜狼の野性を解放、御自慢のキメ台詞「俺の名はウルフ」携え、今宵も夜の帳に消え行く筈なり。夜に魂を解き放て!ウルフ!
斯くしてEindhovenの夜は更け行きし。
NANI君のブログも並走更新中なれば、是非に御拝読頂きたし。