人気作品なればこそ長期ロードショーの筈と、ついつい映画館へ赴くを先延ばしにせし挙句、不覚にも観逃せし作品数多にして、未だホームビデオ普及以前たりし高校生/浪人時代なんぞ、プガジャにて上映作品チェックしてはあちこちの映画館へ足繁く通いしなんぞも今は昔。
斯くして重過ぎなる腰を上げ、漸くライアン・ジョンソン監督作品「スター・ウォーズ / 最後のジェダイ(原題:Star Wars : The Last Jedi)」鑑賞果たせり。成る程、シリーズ前作「フォースの覚醒」に見られし過去作品の模倣ぶりを、見事に裏切る様には、事前に到底想像し得ぬ展開も見られ、個人的には「スター・ウォーズ」と冠するに充分過ぎな優作と感ぜり。然ればこそ熱烈なファンのみならず一部出演者よりも、本作に対する批判的意見少からじとの報も納得、片やジョージ・ルーカスが絶賛されにけりとの件りも是亦納得の行く処。本作は興行的にも不入りと聞けば、シリーズ3部作最終作品と相成る次回作を、果たしてディズニーは如何な手立てを以て完結させんとするや。
本作に於けるBB-8の活躍ぶり、何ともR2-D2人気を失墜させんとの、ディズニーの逞しき商魂垣間見えん。
映画館内にて「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!」立看発見すれば、思わず記念撮影なんぞに興じし次第。
海外遠征も迫れば、矢張り今のうちに日本の美食を堪能し尽くすべく「りゅうきゅう丼+豆腐の味噌汁」食せり。私の拵える「りゅうきゅう」は、最早大分名物の其れとは既に随分懸け離れしか。八町刺身をつま共々、食し易き大きさに切り分け、そこへヤマサ昆布つゆ、実山椒、胡麻油を以て和え、擂り胡麻、刻み海苔、御好みにて生青唐辛子等を施せし代物なり。
「津山還暦記念及び今更のデビッドアレン、ジリスマイス追悼ゴングの真似、中古レコード販売、フリマ、射的、サメ釣り、照明、PA、受け付け、全部2人だけでやる祭!」@難波Bearsより帰還すれば、山本さんより差し入れて頂きし「お好み焼き 豚玉」残党召喚、プチ打ち上げなんぞに興じんと「高野豆腐とスナップ豌豆の炊き合わせ+切り干し大根+納豆入り玉子焼+揚げ焼売+大阪式湯豆腐+お好み焼き 豚玉」なんぞアテに、熱燗呷りし。
「きつねうどん」食せり。ヤマサ昆布つゆに由るうどんつゆ、山盛りとろろ昆布、お揚げさんの煮汁、この3つの味わいが絶妙のバランスにて合わさり、而して初めて完成と知れ。
街道沿い某天婦羅屋を訪れれば「天婦羅定食」食せり。
先日遂に発見するや衝動買いせし通称「やきまる君」こと「カセットガス スモークレス焼肉グリル "やきまる"」召喚、果たして如何程にその無煙無臭ぶり発揮されるか検証も兼ね、久々に自宅焼肉なんぞに興じんとす。
通常のカセットコンロよりも随分深胴たるは、コンロの周囲に水を張る仕掛け施されればこそ。
丁寧に筋切り施せし牛赤身とハラミ、更にはソーセージなんぞも自家製ダレに漬け込み、
マストアイテムたる荏胡麻を筆頭に、生青唐辛子、刻み大蒜、キムチ、玉葱、椎茸、えのき、エリンギ、レタス等用意、更には箸休めにと「高野豆腐とスナップ豌豆の炊き合わせ+三度豆の胡麻和え」も添えし。
愈々「やきまる君」着火、側面に拵えられし覗き窓より、火の具合を確認し得る次第。
いざ肉や野菜を鉄板に乗せれど、焼肉なればこその一瞬にして立ち籠める煙も、肉やタレの焼ける臭いも、そもそもジュージュー焼ける音すら、信じ難き程に皆無、
鉄板に刻まれる溝より肉の脂が流れ、コンロ内部に張られる水へ落ちる仕組みなれば、斯くもシンプルな仕掛けこそが、その無煙無臭の秘訣と伺えど、いやはやその衝撃のパフォーマンスぶりに只管驚愕するのみか。鉄板の溝に脂が溜まり焦げれば、それが煙や臭いの元凶と化すと取説に記されれば、鉄板に乗せられし玉葱や茸類を以て、鉄板の溝掃除に勤しみし。
肉が焼き上がる音すらほぼ皆無なれば、果たしてホンマに焼けてるんかいな?と疑心暗鬼にもならん処なれど、もしやと裏返すや見事なる焼け具合、況して何ともジューシーに焼き上がれば、トッピングあれこれと共に包み頰張るや、これは大いに美味なるかな。
無煙無臭更には無音と来れば、到底焼肉に興ずる様にあらざれど、焼き上がり具合は見事にして、いやはや安心至極にて焼肉に興じ得れば、ついつい食い過ぎの危険性さえも孕むや。
焼肉にはビールとは重々承知之介なれど、今やビール然して飲み得ぬ屁垂れぶりを露呈すれば、此処はマッコリーなんぞ呷らんとす。
久々に堪能せしマッコリーに、思わず白眼卍。
茸類にて小まめに鉄板の溝掃除施せば、その美しき鉄板にて静かに焼き上がる美味さに絆されしか、
遂には大いに満腹、肉類は是にて打ち止めとさせて頂けど、御覧じられたし、この汚れあらざる鉄板の美しさ、玉葱1切のみ乗せられれば、最早無煙無臭どころか完全無欠なる無音ぶりなり。
えのきを乗せれば、フライパン等にて炒める様とは全く異なり、水々しさ携え乍らも焼き上がる奇跡ぶり、激烈に美味なり。
而して自宅焼肉を存分に堪能満喫すれど、部屋内は無煙無臭状態にして、鉄板も斯くの如き美しき様とは、改めて「やきまる君」奇跡のパフォーマンスぶりに驚愕至極、成る程これは爆発的な売れ行き誇られしも、大いに納得せざるを得じ。有り難う「やきまる君」これにて今後、存分に自宅焼肉に興じ得ると知れ。
微妙な食い合わせとは重々承知之介なれど「稲荷寿司+豚汁」食せり。
斑鳩の実家へ赴かんとすれば、JR大和路線にて人身事故勃発なりけりて、天王寺より環状線に乗り換え、鶴橋にて近鉄へ乗り継ぎ、生駒にて我々が呼ぶ処の「信貴電」へと乗り継ぎし。果たして「信貴電」に乗車なんぞとは、高校生以来か。
結局大阪アジトより斑鳩の実家まで所要時間1時間の処、この人身事故の御陰にて3時間弱も要せし有様。斯くして実家にて愛車を拾い、いざ明日香の深山へ帰還せん。
帰り掛けの駄賃とは、神仏に対し失礼極まりなけれど、大神神社へぶらり寄り道、
その他所用あれこれ足しつつ明日香の深山へ到着すれば、既に月光眩しき有様。
「鯖刺身+蕗の炊いたん+赤飯」食せり。
束の間の明日香山寺滞在を経て、再び下山。
「焼鯖+キムチ+豚汁+赤飯」我乍ら「なんちゅう食い合わせやねんな」なんぞと呆れ果てる献立なれど、海外遠征も控え、備蓄食材償却睨めばこそ。
「コロッケ+つまと人参のコールスロー+味付海苔+豚汁+ごはん」食せり。
扨、愈々今年初なる海外遠征出発前夜となれば、壮行会も兼ねるべく「最後の晩酌」に興じんとす。
「高野豆腐と三度豆の炊き合わせ+トマトスライス」
「鱧の山椒味噌添え」
「酢牡蠣+厚揚焼+茹でオクラの七味マヨ添え」
「八町のりゅうきゅう」
「揚げ焼売」
而してインプロクッキング「えのきの素揚げ」えのきの旨味が凝縮され大いに美味なるかな。
これらをアテに日本酒呷り、日本の美酒美食と暫しの別れを偲ぶものなり。