午前7時起床。結局キッチンの椅子3脚を寄せ、何とか寝床にすれば、座面が同じ高さたりしも起因し、意外にも快適にして快眠せり。
本日は午前9時出発と聞けば、朝飯食らう余裕あらざり、道中弁当のおかず拵えんと、タジン鍋に白菜、人参、スナップ豌豆、玉葱ぶち込み、粉末出汁施し加熱調理、
蒸し上がるや胡麻油をひと回し、
昨夜の鯰フライに添えられしフライドポテトを潰し、しりしりに処せし人参と合わせ、おろし大蒜入りマヨネーズを以て和えるや、リサイクルクッキング「ex.フライドポテトサラダ」完成、
「野菜の和風タジン+ex.ポテトサラダ」をタッパに詰め、其処へ昨夜の鯰フライ残党をON! 而して大根おろし投下しポン酢ぶっ掛け、ごはんも盛り合わせるや韓国海苔も施し、斯くして「鯰フライ海苔弁当 DX」完成せり。道中にて朝飯と昼飯の2回に分け食らえど、矢張り鯰フライにおろしポン酢は絶品至極たりしかな。
既に出発予定45分前なる午前8時15分を回れど、未だメンバー全員爆睡中なれば、止む得ず強制覚醒活動展開せり。然れど今朝方までスパークせしウルフは完全廃人状態の様相を呈し、
一度は起き上がれど、直様斯様な有様にして、昨年スイスはBernにて勃発せし「セルフ大変だ事件」再現の可能性大。
部屋は汚いがベリーナイスガイなJohnと共に記念撮影に興じれど、ウルフはウルフクッション抱えし儘、正に轟沈2秒前之圖。
バンに乗り込むや「寒い」連発、斯くしてひとり寝袋に包まり震える有様、曰く「未だ飲んでる状態」にして「もう直ぐ二日酔いになります」高らかに二日酔い予告宣言されし。
昨夜はバン内車中泊されしJutinが、朝飯を求めるべくカフェへ赴けば、同行せしウルフ、果たして何を思われしか、ターキー・チーズ・オムレツなるヘヴィ級な代物を、よくもまあ二日酔い予告し乍ら食し得るものかと感心し眺むれど、成る程酩酊せし夜中、無性に空腹感に苛まされ、記憶希薄ながらとんでもなき代物貪り食い、翌朝目覚めるや、記憶朧げなその残骸に驚愕、而して己れの愚行に憤りつつも大いなる後悔残るばかりとは、誰しもが思い当たる筈ならん。
最早酩酊轟沈崩壊寸2秒前、記憶も凡そ消滅せんとするか。
いざMilwaukeeへ向け出発するや、いきなりの雪景色、況してやこれからの数日は天候悪化にて雨どころか雪の予報、更には吹雪たらんとの事。
給油休憩せしガソリンスタンドにて、偶然にも彼岸よりの出口発見、待ち構えれど徒労に終わりし。
雨足激しくなるばかり、
然れどJustinは、アメリカ人の国民食たる「ピーナツバターサンド」拵え堪能されんとす。
豪雨にて視界も歩ければ事故も勃発、
果たしてこれも事故を装いし彼奴等の仕業か。
今宵の会場Company Brewingへ到着、
午後9時まではレストラン営業の為、サウンドチェックを始めとする一切の行動禁止なりけりて、只管待機すべし。
楽屋の壁に飾られしカオル・タチバナ・フランソワ先生の作品に気付けば、ヒロボンの決め台詞「アラヤダ!」も発動せり。
メッセージ「Closo me」に秘められし真意探らんとす。
晩飯はケータリングにして、そもそも此処は繁盛店なるレストランなれば、何が振舞われるか楽しみにすれど、残念乍ら忌まわしきヴィーガン料理と知るや、その落胆ぶり半端ならじ。
当然、是亦何とも云えぬ代物なれば、見て呉さえ微妙なる野菜炒めがライスにON! されし代物なれど、ライスの炊き具合が可成り硬めにして、個人的には好まざる塩梅に加え、如何せん味付けが、料理に失敗せし際、何とか補正せんと苦心惨澹せし挙句、あれこれ調味料入れ過ぎ、遂には悲惨な結果と相成りしを想起させるに充分過ぎると云えば、想像に易き有様か。よもや我々が日本人なればこそ、勝手な先入観にて「ヴィーガン」「オリエント」なんぞキーワードにインプロクッキング試みられしか、斯様な心算無用之介にして、普通にハンバーガーとか当店自慢料理でええちゅうねん。
壁に「D」の文字発見、次なる文字を探すべし。
未だダメージ引き摺るウルフなれば、ウルフバンダナキャップ装着せし儘、況して奇しくも正に「ウルフ仮面」に変身せし儘、ソファにて轟沈中なれど、
バンダナに描かれし目が見開けばこそ「起きてるふりして寝てるヤツ」に思われても仕方なし。
今宵先鋒を務めて下さりしは「Legendary Milwaukee Space Rock Band」たる「F/i」にして、結成は1983年なりければその活動歴は35年を迎えられるものなり。当初オルガナイザーに「2時間演奏させろ」と直訴し一蹴にされし経緯もありけれど、御本人達曰く「昔の曲と新曲」2曲を以て30分のセット披露されし。レイドバックせしサウンドは、嘗て煌めきし多くのバンドが辿る末路のひとつにして、矢張りアレン擁されし頃の「Gong」や、あの「Träd, Gräs Och Stenar」とは、大きく一線を画するものなり。
次鋒は「Yoo Doo Right」にして、今宵もパワー全開大熱演。
深夜12時半、漸く出番と相成るや、今宵は90分のセットを披露、此処数日間は同じセットリストを基に、あれこれ試行錯誤すれど、昨夜ひとつ結実へ向け手応えもあれば、今宵は久々に異なるセットにて同じく試行錯誤せんとすればこそ。流石に2週間を経過すれば、演奏も脂乗る頃合いにいして、無限の広がりと怒涛の疾走を以て、大いに盛況にて幕。
今宵のセットリストは以下の通り。
1. Dark Star Blues
2. Disco Pink Lady Lemonade ~ The Beautiful Blue Ecstasy pt.1 ~ White ummer Song ~ The Beautiful Blue Ecstasy pt. 2 ~ Pink Lady Lemonade coda
3. improvisation ~ In E ~ Cometary Orbital Drive
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば、悪しからず。
今宵の投宿先は、先日Boise公演にて先鋒務めて下さりし「Dendrons」メンバー宅なれば、終演後Chicagoへ向け、雨天の中を爆走せり。
斯くして午前5時、投宿先へ到着すれば、暗躍すべくキッチンへ、夜食若しくは朝飯拵えんと、鯖缶と生麺タイプのうどん召喚、先ず白菜と人参を、おろし生姜施し胡麻油にて炒め合わせ、そこへうどんと鯖缶を投下、粉末出汁と水少々加え、引き続き炒め続ければ、仕上げに削り粉、刻み韓国海苔、自家製パクチーハバネロオイル投下、これを以て「焼うどん」完成、いざ食らえば大いに美味なり。
同じく暗躍中なるNANI君、ガスコンロの火力弱ければ、十八番「煮込みパスタ」予想以上に調理に時間要せば、じっと完成を待たれしNANI君之圖なり。
片やウルフは、今朝の顛末も咽喉元過ぎれば何とやら、振舞われしビール呷りて轟沈、ウルフキャップの下にウルフバンダナキャップ仕込まれれど、ウルフ仮面にあらざるとは残念至極、未だ未だ詰めの甘さ露呈し捲り、能天気にもソファにて轟沈せり。
斯くしてMilwaukeeよりChicagoへ移動すれば、Chicagoの朝は明け行きし。
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非にも御併読頂きたし。