Helluva Loungeにて仮眠後、大阪アジトへ帰還。流石に連日の午前様なれば、我が鋼鉄の胃すら疲弊気味、然れば十八番の混ぜ麺すら敬遠、ここは素麺になめ茸と大根おろしをON! 刻み葱と刻み海苔を施し、ヤマサ昆布つゆをひと垂らし、斯くして「なめ茸おろし素麺」完成せり。
あっさりどころか、大根おろしを絞らずぶち込めば、大根の辛味清々し、胃に優しくして大いに美味なり。
今宵のClang Quartet＠難波Bearsに於いては、私の出番無しなればこそ、Clang Quartetの物販担当しつつ、序でとばかり中古レコード販売も行わん。某筋より「サイケ」とリクエストも頂けば、1箱ぎっしりサイケ系レコードを選抜、キャプションも付ければいざ出動。
神戸より在来線にて移動せしScotty夫妻、無事に大阪城観光も達成されにければ、斯くも炎天下灼熱地獄の昼下がりなれど、大いに満喫されにけり。Scottyは、ゴジラを筆頭に日本特撮怪獣映画の大ファンなれば、ゴジラに破壊されし名所旧跡巡りを敢行中。
サウンドチェックも早々に済ませば、界隈のまいどおおきに食堂チェーン「難波中食堂」へ。「鯵フライ＋焼そば＋オクラ胡麻和え＋ごはん（小）＋味噌汁」を食せり。
肉食派Scottyは「鶏唐揚げ＋鶏照焼き＋ごはん（小）」何とWチキン状態、片やベジタリアンたるPattyは「茄子の揚げ浸し＋ポテトサラダ＋ごはん（小）＋味噌汁」を所望、御二方共ごはんに醤油をダボダボぶっ掛けるは当然、何せ米は野菜なればこそ、日本人に於けるジャガイモの如しと思えば理解に易からん。完全無欠の肉食人たるScottyは、付け合わせの千切りキャベツなんぞ、唐揚げに付着せしも丁寧に除去、結局鶏肉は完食、ごはんこそ付け合わせか、僅かに箸を付けし程度、いやはや日本人の食卓とは大いに異なれば、成る程これぞ欧米の食バランスなるかな。
現在ハワイ在住なる旧友和田君が、1週間程帰国されておれば、顔を出して下さりし。
さて中古レコード販売の準備完了するや、今宵sarryにて出演される821君が、早速チェックされるや「友里ちゃんや木村さんに抜かれそうやから、先に抜かさして貰ってもいいですか？」目敏く本日最大の掘り出し物を見事抜かれれば、御有り難う御座います。
開場されるや、821君の予想違わず友里ちゃん御来店、曰く「お金下ろして来ました～」
斯くして圴かの大量購入頂けば、こちらもバッチリ勉強させてもらいまっ、毎度有り難う御座います。
今宵先鋒を務めて下さるSolmaniaの機材が、ステージ上にずらり並べば圧巻。
斯くしてSolmania登場、熟練轟音ギターノイズが心地良し。
次鋒を務めて下さりしはsarry、幽玄と云うよりは耽美、海外にても活動開始されれば、増々の深化を期待せん。
3番手を務めて下さりしは巨人ゆえにデカイ、果たしていつ以来の観戦か、以前に比べ緩急使い分ける変化球投手の如きに変貌されし印象、強いて云えば、無調たるギターのコードが、全曲ほぼ同じに聴こえれば単調、然れどそれさえ作為的や否や、私なんぞが知る術も無し。
殿を務めしはClang Quartet、残念乍ら昨夜程のスパークぶりは見られねど、ツアー後半にて漸く本調子と相成りしか。然れば明日の名古屋公演は、私が同行する最終公演なれば、聖者Clang Quartet大受難劇最終章として「磔刑デスマッチ」すらも辞さぬ所存。今宵Clang Quartetのライヴ写真を撮影し忘れれば、奇しくもネット上にても1枚すら発見出来ず終い、悪しからず。
終演後も、Jeffさんや木村君等、中古レコード販売盛況にして、御買い上げ頂きし皆様、どうも有り難う御座いました。
今宵もドライバーの重責全うすべしと禁酒、打ち上げなんぞ無縁なるScotty夫妻共々、早々に大阪アジトへ撤収せり。Scotty夫妻は早々に消灯就寝、私は夜食なんぞ食らわんと「スーパーカップ 辛肉ダレ豚骨」なんぞ召喚、
花椒粉と四川四大名菜たる「碎米芽菜」を大量投下、更に刻み葱、桃屋「唐辛子味のフライドにんにく」をも投下、斯くもバージョンアップすれば、本場中国のカップ麺にエグさには及ばねど、なかなかええ感じ、大いに美味なり。
午前6時起床、本日のScotty夫妻は、旧友と名古屋にて会食なりけれど、何せ準備にあれこれ時間を要する御二方なれば、午前9時までに起床促し、何とか予定通りの新幹線に無事放り込めば、キオスクにて発見せし「ハバネロ激辛カレーパン」を食らいつつ、大阪アジトへの帰路に就きし。今や「激辛」「ハバネロ」なるキーワードを掲げる代物共、随分世に溢れれど、いずれも全く以て辛味不足、果たして世に云う「激辛」とは、如何なるレベルなるか。
またしても飽きずに「混ぜ麺」食らわんとすれば、何しろ美味にして手軽なればこそ。具材は、レタス、玉葱、人参、パクチーなれば、花椒粗挽きにて大量投下、付け合わせには、御馴染み「河端家の玉子サラダ」をバージョンアップせし「河端家の玉子サラダDX」も添えし。
「東南アジア風混ぜ麺」食らえば、毎度乍ら美味なるは当然、さりとて日々より美味なるべくあれこれ工夫凝らす次第。
「河端家の玉子サラダDX」に於けるバージョンアップとは、単に内包される野菜が、胡瓜のみならず人参も加わりし次第。茹で玉子を潰し、刻みし後、キッチンペーパーに包み水分を飛ばせし胡瓜、更にしりしり処せし人参を合わせ、マヨネーズとおろし大蒜を以て和えれば、塩、胡椒、乾燥パセリ、バジル等を散らせ完成、何とも御手軽な一品にして、これまた大いに美味なり。
いざ名古屋を目指し爆走せんと、名神高速に突入すれば、いきなりの大渋滞。僅か8kmに1時間も要すれば、決して開場時刻には遅れまじと、渋滞突破後はインターセプター全開にて爆走せり。
KD Japonに到着せしは午後5時半過ぎ、いやはや開場時間に間に合えば安堵。今宵ゲスト参戦して頂くドラム界の風雲児こと竜巻太郎君のドラムセット。
今宵、先鋒を務めて頂きしはClang Quartet。今回のツアーに於いて、私はこれにて見納めなれば、いやはや感慨深き限りかな。
次鋒を務めしはScotty Irving＋河端一、本日は共演最終日なれば、モーレツしごき教室も火炙りの刑もなく、ギミックなし王道セッション。
続けてScotty Irving＋竜巻太郎、怒濤のドラムバトルが繰り広げられれば、
そこへ私がまたしてもプラカードを携え乱入、矢張り最後の〆なればこそ、裏切者ユダとして、更にはキリストを磔にせしローマ総督ポンテオ・ピラトとして、今一度磔刑デスマッチを敢行せんとすれば、超高速まで煽り捲りつつノイズギター炸裂、挙げ句Clang Quartet用に用意せしシンバル群を投げ捲り、大雑音且つ大団円にて無事終演。斯くして私が同行するClang Quartet全7公演、これにて無事終了すれば、何はともあれ安堵。
今宵、Clang Quartet＠KD Japonへ御運び下さり、どうも有り難う御座いました。
本日の出演者全員にて記念撮影 Part.1
本日の出演者全員にて記念撮影 Part.2 
Scotty夫妻と旧友の方々。
Scotty夫妻は、今宵も打ち上げ無しにて投宿先へ直行、早々に消灯就寝されし。私はこれにて今宵の運転業務も終了、本日を以てツアー同行全日程終了すれば、せめてビールの一杯も飲みたしと、東君、カイマキ嬢、竜巻君、横浜より遠征下さりし新川さん達と、界隈の居酒屋へ繰り出せり。斯くして名古屋の夜は更け行きし。
翌日、帝都へ向かうScotty夫妻を名古屋駅まで送れば、これにて私のClang Quartet Japan tour日記も終了。今回もライヴ写真他あれこれ、ネット上にて拾遺すれば無断借用転載させて頂きし次第、悪しからず。
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Clang Quartet Japan tour（後篇）
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