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Channel: 大ぼら一代番外地
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いざ灼熱地獄日本へ帰国せん

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今回のAMT宗家 露英夏季遠征も、昨夜無事千秋楽を迎え、愈々帰国の途に就くのみとなれど、本日こそ、8月末より「The Silence」とのWレコ発ツアー控える「GODMAN」その新譜音源の〆切に他ならねば、何としてもチェックアウト時刻たる正午までに完成させ、マスタリング・エンジニア中屋さんへ音源データ送信完了させねばならぬ次第、然れば午前3時起床、先ずはツアー時下のミッションなるブログ執筆更新果たし、いざミックス作業に取り掛からんとす。

先達てフェスティバル「Blue Dot」出演せし夜、ホテルにて深夜テレビ垂れ流しにし乍ら、この「GODMAN」録音作業に勤しめば、欧州にて時折遭遇するエロチャットへ案内の類いかと思しきエロ番組なんぞBGVとすれど、

 

 

ふと気付けば、デブのオッサンが、下着姿にて何やら汚く食い散らかすのみなる、世にも悍ましき番組へと一変すれば、一体どこのどいつがこんな汚らしい気色悪いもん求めんのじゃ!1日の始まりなる夜明け前より、全く以て最低の気分に墜とされれば、その件りをブログに綴るも厭われれど、均か〆切日たる今朝も遭遇しては業務に大きく支障来たさんと思われ、敢えてしょうむないテレビショッピング番組をBGVとせり。

 

 

斯くして午前7時前、NANI君起き抜けられれば、ミックス作業中の私と共に、ホテルの朝之圖。

 

 

NANI君と連れ立ち、1階のレストランへブレックファースト求め出撃せり。

 

 

イングリッシュ・ブレックファーストも含むビュッフェスタイルなり。

 

 

写真にて確認困難ならんと思われれど、檸檬の隣にサーモン塩漬けの如きも並ぶ次第。

 

 

豪華な朝飯に満足気なNANI君之圖。

 

 

唯一人、帰国便が午前出発なる東君は、朝飯食らわれれば出発控えられ、これにて暫しの別れとなる次第。今や四国は高知宿毛の海傍に居を構え、日がな釣りに興じられる悠々自適な暮らし満喫される東君なれば、存分に夏の海を堪能されたし。

 

 

自室へ戻り、再びミックス作業に勤しめば、午前10時過ぎ、遂にミックス作業完了、中屋さんへデータ送信すれば、ギリギリ業務完了せり。

正午、チェックアウトすれば、MorganにHeathrow空港ターミナル5まで御送り頂きし。彼には、10月2日より6週間に渡り敢行せんとするAMT宗家欧州ツアーにて、再びドライバー務めて頂く次第ならば、それまで暫しの別れなり。

 

 

「Adios!」

 

 

先発部隊たりし東君を除く我々4名、皆して同じ帰国便に搭乗なれば、チェックインも無事完了、いざ搭乗ゲートへ赴かんとすれば、セキュリティーゲートにて液体物は一切没収される為、昨夜楽屋より失敬されし缶ビールを、今此処にて飲み干さんとするジョンソン之圖。

 

 

搭乗開始まで1時間を残せば、アジア系ファーストフードチェーン「itsu」へ繰り出せり。巻寿司と餃子が詰め合わされしコンボ、果たして温めるべきか否か、真に以て難しき一択強いられる代物ならん。

 

 

ヴィーガン用弁当なれど、おかずがアボガドや枝豆ってどないやねんな。こんなもん料理でも何でもないちゅうねんな。唯野菜切って詰めただけやがな。笑かしよんのう、ホンマ。そんなやったらその辺に生えてる草でも食うとけ云うねん。

 

 

挙句「Zen Water」とは是如何に、笑止千万な御目出度き代物なり。

 

 

御品書眺むるや「veggie gyoza udon」なる代物あれば、肉なし野菜餃子がぶちこまれしうどんに他ならずして、ふと思えば「ワンタン麺」はあれど、何故「餃子麺」の類いあらざらんか。餃子+ラーメンなるセットこそ一般的なれど、その餃子をラーメンにぶち込みしなんぞ存在するや。能く能く考えれば、餃子+うどんとは是如何に「意外にも美味かったりして」なんぞとジョンソンと談笑せり。

 

 

餃子扱われれど、卓上に餃子のタレや酢すらあらざれば、その代わり「hot-su potsu」なる代物あり。本来正式には醤油+狭義のポン酢たるが「ポン酢醤油」即ち今で云う処の「ポン酢」にして、この唐辛子入り酢と思しき「ホット酢」即ち「potsu」って何やねんな。検索すればアマゾンUKにても取り扱われる次第。

 

 

ラベルに意匠されし「健康的な人生」なるコピーに、思わず失笑せり。そもそも一見ヘルシー志向の如きイメージ戦略展開されれど、実際に供される料理にヘルシーさなんぞ微塵も伺えぬギャップは、アジア料理、特に日本食に対する「ヘルシー」なイメージを、巧く取り込まんとされしインチキ日本食商法の先鋒なればこそか。

 

 

然りとて「better than nothing」とばかり、このインチキ日本食商法に見事に引っ掛かる我々、取り敢えずアサヒスーパードライ小瓶にて乾杯せり。

 

 

「korean bbq pork rice’bowl+gyoza」所望、その「korean bbq pork」とは韓国式豚焼肉を想像すれど、味わいはタイカレーの如しにして、況して汁気も充分に多過ぎなれば、よもや注文間違われしかと思えども、公式サイト伺えば、タイ風と銘打たれしはチキンのみ、肉の形状より矢張りこれが「korean bbq pork rice’bowl」たるは疑いの余地あらざれど、サンプル写真と余りの相違、更にはその名前と実際の味わいの差が激し過ぎ、おんどれらアジア料理って何か知ってやってるんか?全く以て出鱈目にも程があると苦言呈させて頂けど、日本に於いても、他所様の料理に関し同様の現象なんぞザラならんと思えば、一概に非難し得るものにあらざらんや。

 

 

搭乗ゲートにて、ブログ執筆に余念あらざるNANI君野圖。如何せんツアー道中記たるブログ記事を、帰国後も綴らねばならぬ苦痛とは、尋常ならねばこそ。

 

 

斯くしてBritish Airways午後3時45分発成田空港行きに搭乗、いざ帰国の途に就かん。

 

 

上の写真を撮影せしや否や、ジョンソンも搭乗ゲートに現れれば、別枠にて撮影させて頂きし。

 

 

空の旅の愉しみとは、ハリウッド娯楽大作鑑賞に他ならぬ私なれど、往路のフライトにて日本語吹替映画の目ぼしきは全て鑑賞済み、然れば所謂名作なれど未見の作品を選択、斯くしてロブ・ライナー監督作品「スタンド・バイ・ミー(原題:Stand By Me)鑑賞せり。御存知の通り、原作はスティーヴン・キングの非ホラー作品「THE BODY」にして、あのリヴァー・フェニックス等の出世作としても知らるるなんぞとは、云わずもがな。先日観賞せし「ピラニア3D」に於いて、男根食い千切られしポルノ映画監督デレックを演ぜられしこそ、本作に於いてはバーン・テシオ演ぜられしジェリー・オコンネルにして、本作の出世頭たるエース演ぜられしキーファ・サザーランドや故リヴァー・フェニックス等含めれど、あのデブ役演ぜられしジェリー・オコンネルこそが、後々役者として斯くも大活躍せんとは、果たして誰が予想し得しか。正に本作ラストにて語られる通り、人生万事塞翁が馬なるかな。

 

2本目は、以前も観賞すれどザック・スナイダー監督作品「ジャスティス・リーグ(原題:Justice League)」再び。矢張りライバルたるマーヴェル程の圧倒的カオスとパワー感ぜられねば、前回の感想記事に於いては、嘗ての日本に於けるプロレス界、即ち馬場率いる全日と猪木率いる新日に例えれど、今回感ぜられしとは、毎年繰り出す新シリーズが何れも絶好調にして、全国30余局ネットを以て今や特撮ヒーロー界の頂点に君臨せらるる仮面ライダーと、偉大なる歴史を誇示されつつも、現在に於いては僅か7局ネットにて新作放送中なるウルトラマン、日本を代表するこの2大特撮ヒーローの関係と、何やら同じ空気を感じざるを得ぬ次第にして、全日、ウルトラマンと、何故か常に少数派支持となる私なれど、このマーヴェルとDCに関せば、残念乍らマーヴェル派なり。異星人なればこそ余りに強過ぎにして、且つ他の地球出身ヒーロー達との実力差が明白過ぎなるスーパーマンが、結局物語の中心とならざるを得ぬとは、猪木のカリスマ性のデカさこそが、後進に道を譲る好機を見誤られし親日と、何処かオーバーラップせられしか。

 

3本目は、是枝裕和監督作品「三度目の殺人」観賞せり。ドキュメンタリー畑出身なればこそか、その作風は常に対話形式を用いられ、亦「誰かを悪者として描くことをしない」主義も、共に本作に於いても貫かれ、然ればこそ二転三転する展開に、果たして誰に感情移入すべきか判断しかねれば、其の儘遂にはラストシーン迎えし次第。主演されし福山雅治を脇役にさえ感じさ得る役所広司の妙演ぶりは、今や重厚な役者が絶滅寸前なる邦画界に於ける、正に最後の光明たらん。昨今のゴミ邦画尽くしに辟易とせられし中なれば、久々に観応えありて、鑑賞後の余韻も心地良き重厚感漂えば、そもそもは熱烈な邦画ファンなればこそ、未来へのひと筋の希望が未だ潰えざりしを実感させて頂きしか。

 

4本目も、今回の往路にて観賞済みなるウェス・ボール監督作品「メイズ・ランナー:最後の迷宮(原題:Maze Runner : The Death Cure)」再び。前回観賞せし際には、余りの退屈さに睡魔と格闘し乍らたれど、今回は確と観賞せり。然れど残念乍ら印象は変わらず終い、未見のシリーズ前2作を観んとさせるにも至らじ。

 

離陸後の機内食を、不覚にも爆睡すれば食い損なえど、搭乗前に「itsu」にて昼飯済ませれば、取り立てて残念感もあらざりし。

 

到着前の機内食は、選択肢問うや「イングリッシュ・ブレックファーストかオムレツ」なりけりて「オムレツ」選択すれど、開ければベイクド・ビーンズや焼トマトやマッシュルームがオムレツと共に詰め合わされ、結局「イングリッシュ・ブレックファースト」然とせし有様。因みに隣の男性が「イングリッシュ・ブレックファースト」所望されれば、オムレツの代わりにスクランブルエッグが少々詰められ、他にソーセージぶち込まれし代物たりし。今朝ホテルの朝飯にて酷似せしを食せば、最早この手の味わいに辟易せられし次第にして、申し訳なくも概ね遠慮させて頂きし。

 

 

当初の到着予定時刻より25分早き午前10時50分、無事成田空港へ到着せり。帰国手続きが自動化されれば、些か戸惑えど、スムーズに受託手荷物受取場まで到達、預けしギターケースとスーツケース受け取れば、此処にて皆と別れ、一足先に税関へ迎えども、奇しくも2人前に並ばれし台湾人カップルが荷物検査と相成り、是にて行列の進行は完全停止、向かいの列後方に並ぶNANI君発見すれど、最終的にはそのNANI君にさえ先を越されし有様にして、せやから糞成田嫌いやねん。そもそも通路を歩く乗客共も、その歩み何とも遅ければ邪魔な事この上なし、イラチ揃いの関空とはえらい違いやっちゅうねん。

午前10時48分発成田エクスプレスに何とか間に合えば、この糞蒸し暑き日に、均か駅構内にクーラーあらざらんや、ホームの蒸し暑さ尋常ならずして、列車を待つのみにて汗が濁流の如く吹き出る有様、どないなっとんねんなJR東日本!客を舐めるんもええ加減にせえや。

 

 

成田エクスプレスにて東京目指せば、東京スカイツリーも見えるものなれど、この趣き皆無なしょうむない建造物には、そもそも何の思い入れもあらざれば、況して「デカ過ぎて絵にならないから、怪獣映画でも破壊されない」成る程ゴジラの身長の6倍以上と知れば、然もありなん。正にしょうむなさの極みかな。

 

 

東京駅にて、午前11時発新大阪行き「のぞみ」乗車せん。東京駅は折り返し運転始発駅にして、出発5分前まで悠長に掃除係が車内清掃に勤しまれれば、こちとらこの糞暑き中、只管待たされ続けるのみ。対して新大阪駅を始発とする東海道新幹線車両は、約15分前よりホームにドア開け停車されれば快適至極と知れ。客舐めんのもええ加減にせえよ、JR東海!

 

 

駅弁「東京日本橋 三代目 たいめいけん チキンライス弁当」なんぞ食せり。そもそも「深川めし」購入せんと思えど、何故か斯様な代物購入すれば、正に注文せんとせし刹那、突如目に入れば反射的にその商品名告げし経緯にして、これも全てはこの尋常ならぬ残酷暑ぶりなればこそ。

 

 

斯くして午後3時40分頃、新大阪駅到着すれば「気温35℃ 湿度88%」なる表示に思わず目眩失神3秒前、大阪アジトへ帰還するやクーラー全開、文明の利器の有り難さを改めて痛感せられし。

 

斯くして「AMT宗家 露英遠征夏の陣2018」無事終了すれば、ツアー道中譚も是にて脱稿。御免。

 

NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御拝読頂きたし。

 


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