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Channel: 大ぼら一代番外地
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Dresden

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昨夜の捻挫に由る痛みにて、午前6時起床せり。腰痛、両肘痛を凌ぐ痛さとは云え、余裕にて耐え得るレベルにして、人体の不思議として、痛き箇所数カ所あれど、常に最大の痛みが優先されれば、他の痛みはそれに伴い忘却され、複数箇所に痛み同時多発するは稀と知れ。然れば捻挫に由る左足首痛と、持病たる両肘痛が、凡そ替わりべんたんにて襲来する有様。

 

 

嘗ては持ち前の女子力発揮し「女子弁」拵えては、大いにいちびりInstagramなんぞにアップせしウルフなれど、今や配給米にブレックファーストやケータリングにてくすねしあれこれをON! するが関の山とは、何とも嘆かわしきかな。連夜の夜狼活動御盛んなれば、何れは己れのDNAを以て「ウルフ純血主義」を掲げ世界中の女性を孕ませ、遂には一血統直系血縁帝国「ウルフ帝国」に由る世界支配を目論む今、最早インスタ映え狙いたりし「女子弁」なんぞ一蹴して当然か。今後も、世界征服への第1段階たる夜狼活動に勤しまれるは必至ならん。然りとて一血統直系血縁帝国とは、即ち蟻や蜂の如しと思われれば、そもそものコンセプトたる「ウルフ」からは、随分と懸け離れしか。

 

 

朝飯食らうべく中国製カップ麺「今麦郎 辣煌尚 麻辣牛肉面 魔力香辣粉」召喚、昨夜のケータリングより失敬せしつまみ揚げとミートボールの合いの子の如き投下、更に刻み葱と玉子もぶち込み、仕上げに「自家製ハバネロ花椒油」垂らせば、あのジャンク感溢れる味わい大いに堪能せり。

 

 

道中弁当拵えるべく、配給米に実山椒施し、鯖燻製召喚、

 

 

その傍らにては「ケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツ」に御出まし頂き、三度豆を茹でんとす。

 

 

鯖燻製解し刻み葱共々ごはんにON! 仕上げに擂り胡麻投下、斯くして道中弁当「鯖解し丼+三度豆胡麻和え」完成せり。

 

 

ケトル様にてスパゲッティー茹でんとされるNANI君は、火災防止用煙探知機対策として、椅子を被せ絶賛ケトリング中。

 

 

Dresdenへ向け出発するや到着。奇しくもMorganがアジア食材屋を発見、然れば急襲せりとは云わずもがな。生簀まであれば、これは大いに期待高まる処、

 

 

欧米のアジア食材屋にて、鰻蒲焼は可成り一般的に取り扱われる代物なれど、此処には鰻あらざれど「あなご」あり、然れどその値段たるや鰻と然して変わらぬ高額ぶり、これ絶対ぼったくり狙いやろ。

 

 

「饅頭皮」即ち餃子の皮が、冷蔵ならぬ冷凍扱いにて販売中なれど、果たして解凍後、綺麗に1枚ずつ剥がし得るや否や。

 

 

何やらケツの写真意匠されし代物発見と思えば、蛙肉なり。

 

 

韓国系食材店と思われれば、韓国を代表するジャンクフード、蚕の蛹たる「ポンテギ」も取り扱い中、

 

 

然れど我々の標的たる「猪肉巻」こと冷凍豚肉薄切り巻どころか、肉類一切扱われぬ有様にして、結局私は何も購入せず終い。海外ツアー中に於けるアジア食材屋とは、魅惑の食材ずらり並ぶ、正に夢の国にして食のユートピア、然れば何も購入せざりしとは、中古レコード屋を訪れ乍ら、手ぶらにて退店するに等しきかな。

謎の意匠施されしコーヒー用角砂糖の画像を以て、この糞アジア食材屋の件り〆させて頂く次第。

 

 

ビルの壁に取り付けられし瓦屋根之圖。

 

 

窓越しに、黄金仏陀の有り難き後ろ姿を拝むものなり。

 

 

今宵の投宿先たる、ツアーバンド用アパートへ。何とDuran Duranも宿泊されにけり。

 

 

入り時刻まで3時間も余せば、無料動画サイトびて、気紛れに「仮面ライダーエグゼイド」なんぞ鑑賞開始せり。

 

 

道中にて食い損じし道中弁当召喚、折角なればと豆腐の味噌汁と韓国海苔も添えれば、大いに満足行く昼飯堪能せり。

 

 

今宵の会場Chemiefabrikへ到着。

 

 

 

旧東ドイツ時代より受け継がれる前時代的巨大PAシステム、ホール鳴りの残響凄まじくして、況してサウンドエンジニアが大いに爆音志向、ステージ上にまで聴こえ来るホールの音響は、大轟音ドローンの如し、果たして本番には如何に音響変化するか、こちとら知る術もなくして、凡そ此処の共鳴共振ぶり熟知される筈なるサウンドエンジニアの腕を信ずるのみ。

 

 

 

晩飯はケータリングにして、何と悍ましく忌まわしきペンネなれば、完全拒否させて頂くは当然。然ればミートソースとサラダのみ盛り合わせて頂き、ポテチを一掴み、而して「ミートソースサラダ」として食せば「ミートソース!サラダ!ベストマッチ!」意外にも食い合わせ満更ならず、ポテトチップスの食感がアクセントとなり美味なり。

 

 

今宵、先鋒務めて下さりしは、地元ヘヴィサイケバンド「Tourette Boys」にして、生憎楽屋よりホールへ出るにはステージを通らねばならぬ作りなれば、楽屋にて音のみ鑑賞、写真撮影叶わざりしも、悪しからず。

 

今宵は90分のセットを披露、サウンドチェック時は轟音ドローン状態たりしステージ上は、客席が埋まれば翻りて極端な程にデッドと化し、爆音なれどクリアに聴こえる心地良き様へと豹変、いやはや此処の音響特性を熟知されるサウンドエンジニアの手腕素晴らしきかな。怒涛の疾走暴走を以て大団円にて幕。

 

1. Dark Star Blues ~ OM Riff

2. Blue Velvet Blues

3. From The Planet Orb With Love ~ Good-Bye Mrs.Uranus

4. Disco Pink Lady Lemonade  ~ Nanique Another Dimension pt.2 ~ Pink Lady Lemonade coda ~ Cometary Orbital Drive

 

ライブ写真ネット上にて拾遺叶わねば、悪しからず。

 

終演後、Morganの誘いにて、ローカルリキュールを以て乾杯せり。

 

 

機材搬出に際し、フライトケースに収められしアンプを担ぎ上げし刹那、腰に稲妻の如き衝撃走れば、今まで苛まされし腰痛とはネクストレベルなる激痛襲来、担ぎ上げしアンプをNANI君とMorganに委ねるや、激痛にて全く身動き不可なる有様、もしやこれが噂に聞くぎっくり腰か。ウルフ金串の「ガラスのチン」の向こうを張る私の「ガラスの腰」も、これにて遂に粉砕殲滅されしか。いやはや歳は取りたくなきもの、肉体の経年劣化とは云え、昨日の捻挫と云い、日常生活に支障来たす障害とは、人生が既に黄昏さえ過ぎんとするを実感せられし。

 

 

ホテルへ帰還すれど、何するにも往生極まりなく大いに難儀、晩飯がショボければ何か夜食拵えんと思えど、前傾姿勢はほぼ不可なれば「ケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツ」をスーツケースより召喚するも不可、然れば此処は潔く諦め、せめて「仮面ライダーエグゼイド」鑑賞を以て、何とか痛み紛らわせんとす。

 

斯くしてDresdenの夜は更け行きし。

 

NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。

 

 

 


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