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Channel: 大ぼら一代番外地
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Kuala Lumpur (Day2)

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午前6時起床。昨夜、夜食に食らいし韓国製カップ麺が、猛烈な胃凭れを引き起こせば、朝飯を求むる気にもならず、ネット接続果たし雑務あれこれに勤しむばかり。

午前11時、Chee Waiより昼餐の御誘い頂けばチェックアウトし出撃せり。結局昨夜訪れしベジタリアン中華料理屋再訪。改めて御品書眺むれば、人為的に拵えられし「ベジタリアン魚」発見、一見可愛気もあれどグロテスクなその姿、凡そ鯰なんぞがモデルたらん。

 

 

Dharma御薦め「ベジタリアン福建麺」糸蒟蒻の類いこそ忌み嫌う私なれば、些か微妙な食感なれど美味。

 

 

「ベジタリアン酢豚」今や20余年に及ぶ海外ツアー生活に於いて、最も「ハズす確率の高いメニュー」紛う事なく第1位は「酢豚」にして、世界各地にて数々の悍ましくして、最早何処が酢豚たるや全く不明な代物まで、数々の地獄を潜り抜けし私なれど、奇しくもこの贋肉に由る「ベジタリアン酢豚」こそ、海外にて食せし全酢豚に於いて、最も美味なる酢豚第1位に輝く一品なり。

 

 

その他にも料理続々登場、何れも美味なれば、決してベジタリアンならぬDharma曰く「此処のベジタリアン中華料理は、マレーシアの普通の中華料理より遥かに美味い。肉入り中華料理は、油だらけで酷いから、此処のベジタリアン中華料理で丁度良い具合なんだ。」

 

 

 

 

 

昨夜の会場RAW Art Spaceへ戻り、置かさせて頂きし機材一式と、昨夜受け取りし今回のアジアツアー限定Tシャツ全在庫を引き揚げ、今宵の会場Live FactのスタッフにしてベーシストKentが迎えに来て下されば、彼の車にて移動せり。先ずは今宵の会場隣たるホテルへチェックイン果たせば、未だ入り時刻まで2時間程余す故、界隈のバーへ繰り出し、ビールなんぞ酌み交わし彼と歓談せり。

 

 

Kentより「一陽指」なる1本指にて闘う功夫の極意本を贈呈されれば、これを会得し実生活にて応用実践すべし。因みに開けば最初の1頁のみ記され、2頁目以降は白紙の頁続く次第なれど、これこそ心眼を開き読破すべしと知れ。

 

 

今宵の会場Live Factへ到着。

 

 

昨夜「夜狼活動」休止されし代わり「ウルフ祭り」急遽開催せし挙句、本日は見事な二日酔いにて玉砕轟沈中なるウルフ之圖。

 

 

全く機能し得ぬウルフを除く我々は、案内されし界隈の食堂へ赴き、晩飯食さんとす。

「麺神」の異名を取る東君は、案内下さりし御仁御薦めの何某麺を所望されし。

 

 

「バンド内格付けNo.1」にして「アジア料理に精通する美食家」ジョンソンは「ナシゴレン」所望されれど曰く「あれ?ナシゴレンってこんな料理だったっけ?普通に中華料理屋で出て来る焼飯ですね。でも美味いです。」

 

 

熱帯雨林気候にて生まれし東南アジア料理とは、その年中高温多湿なる気候に合わせ、可成り塩分高めなる大概な塩っぱさ誇られれば、極薄味嗜好なる私には何れも死刑宣告の如しにして、最早御品書を開く気持ちさえ失せ果て、況して味的には美味たれどベジタリアン中華料理が続けば、そもそも欧米ツアー以来の疲労蓄積、今やライダーゲージも限りなく0に迫る死亡消滅寸前の我が身は、明らかに肉類欲する次第、然りとて先達てSingaporeにてカレー応酬されるや、その余りの塩っぱさの前に敵前逃亡せし経緯あれば、米+肉のリクエストに、案内下さりし御仁が見立て注文下さりしは「マトンカレー」の類いか、恐る恐る味見すれば、食し得ぬ地獄の塩っぱさならずして、幸い米とカレールーの比率が1.5:1程度なれば、私の個人的黄金律4:1を今回に限り封印、斯くして何とか食し得し。

 

 

今宵は90分のセットを披露せり。然れど私の為に用意下さりしアンプ群が、苦手とする糞ORANGEなれば、果たしてファズを踏めど、スピーカーに耳当てれど聴こえぬ程のショボさ、併せて用意下さりしCERIATONEなるマレーシア製、所謂「高音質クローンアンプ」も私のセッティングにフィットせねば、ステージ上に一切モニターを用意せぬ私には、己れの音が全く聴こえぬ状況、然りとて斯様な悪条件も度々遭遇すれば、こちとら「熱いものは伝わる筈」なる信念の下、傍若無人なほたえ捲り晒すに終始せり。幸いサウンドエンジニアの方が、私の音響リクエスト遵守下されば、PAスピーカーより爆音にて私のギター出して下さりし様子、然れば前代未聞なるPAスピーカーより会場内に鳴り響く己れのギターを以てモニターせし次第、斯くしてこの苦境も無事クリアし得し。因みに終演後、サウンドエンジニア曰く「You're crazy!!」褒め言葉として受け取らさせて頂くものなり。

怒涛の疾走を以て大暴走すれば、大団円に至り大いに盛況にて幕。

 

1. Blue Velvet Blues ~ Dark Star Blues ~ La Novia

2. From Planet Orb With Love ~ Good-Bye Mrs.Uranus

3. Disco Pink Lady Lemonade ~ Nanique Another Dimension pt.2 ~ Pink Lady Lemonade coda ~ Cometary Orbital Drive

 

下の画像は、私がステージ上より撮影せし1枚なり。

 

 

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂きし次第。悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは今宵大いに苦戦強いらされしアンプ群、然りとて私の通称「地獄3段積み」たるMarshal JCM-900+Roland JC-120+スピーカーキャビネットは、此処Kuala Lumpurに於いては、調達大いに困難たりしと伺えば、努力下さりし関係各位の皆様には感謝するばかりなり。

 

 

終演後、記念撮影に追われれば、毎度ポーズあれこれ考慮するも大いに面倒と常々思い、当面は仮面ライダービルド変身後の決めポーズ「フレミングの右手の法則」拝借させて頂かんとす。

 

 

片やウルフのポーズは是如何に。

 

 

3日間共にせしChee WaiやMark達ともこれにて御別れ、名残り尽きねば記念撮影に興ぜり。

 

 

 

夜食も兼ねての打ち上げに案内されし先は、ネオン眩しきフードコートにして、

 

 

様々な出店あれば、皆様大いに盛り上がる様なれど、最早余りの塩っぱさの前に、アジア料理に対し疲弊せし私なんぞ、一切興味も沸かねば、皆様が贖われし代物を摘ませて頂くに留まらんとす。

 

 

欧州ツアー以来蓄積される疲労に加え、既に連日連夜の暑さにて熱中死も視野に入れば、然ればこそクーラー病さえ併発寸前、腰痛も悪化の一途を辿れば安眠に至り得ず、周囲より「超人」とさえ揶揄されし程のタフガイぶりを誇りしも今は昔、正に死亡消滅寸前なれば、ビールさえ飲み得ぬ有様にして、皆様がビールにて乾杯する中、申し訳なくもホットチャイにて御茶を濁させて頂く次第。

並べられし料理あれこれ、少しばかり摘ませて頂けば、案の定塩っぱくしてもうこれにて充分至極。

 

 

 

 

「麺神」東君は何やら汁麺所望、

 

 

流石は「麺神」麺あれば決して見過ごさざりて、必ず所望されると知れ。

 

 

晩餐之圖。

 

 

二日酔いより無事復活果たし、遂に軍団員確保されしウルフなれば、こちらが「ウルフ軍団 マレーシア支部」の皆々様なりけり。

 

 

晩餐は未だ未だ盛り上がりを見せる中、一足先に御暇させて頂きホテルへ帰還。ホテルに隣接するコンビニにて、日本製清涼飲料各種購入。

 

 

明朝は早朝フライト控える故、午前5時半出発と知れば徹夜にて朝を迎えんとす。出発1時間前と相成るや、腹拵えのみ果たすべく、先達て贖いし東南アジア製日清カップ焼そば UFO2種召喚、如何せん日本製の其れに比ぶれば、随分小さくして2個を以て丁度良き量と相成らん。

 

 

先ずは「Japanese Sauce Flavour」所謂日本式ソース味より挑めば、

 

 

湯切口を「Turbo Drain System」と命名されしに、思わずにやり。

 

 

更に能く見れば「FRIED RAMEN」との説明にも苦笑せざるを得ねど、マレー語に訳されしか「RAMEN GORENG(ラーメンゴレン)」なる表記に、是亦苦笑せり。

 

 

いざ食らえば、あの懐かしきソーシーな味わいほぼ皆無、東南アジアの方々の味覚に沿わんとすれば、何とも甘ったるく気持ち悪くして、欧州にて販売される日清カップ焼そば「SOBA」のクラシック味の方が、遥かに美味と知れ。

 

 

続けて「Flaming Hot Seafood Flavour」に挑めど、是亦味の奥行き浅く、矢張り甘さが優先される味のベクトル示されれば、何とも残念至極にして、更には具材たるキャベツも含まれねば、是亦減点ポイント加算も止む得ぬと知れ。

 

 

僅かなホテル滞在時間たれど、その間にシャワーも洗濯も済ませれば、洗濯物を少しでも早く乾燥すべく、その努力怠らざりし。

 

 

先達てMark宅に投宿せし際、彼の愛猫に巣喰う蚤に被弾、然れど日本より携行するキンカンの効力を以て、概ね平癒せり。キンカンは偉大なり。

 

 

斯くしてKuala Lumpurの第2夜は、愈々明けんとす。

 

NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。

 

 

 


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