午前6時起床。早朝であれ既に大いに暑くして、そもそも耐寒力には自信あれど、暑さに滅法耐性あらざる私なれば、気力体力温存すべく、只管エアコン効きし自室に籠るばかり。
朝飯食らうべく食堂へ赴けば、成る程嘗て英国領たりし経緯もあればこそか、大英帝国B&B宜しく、各々注文伺いに来て下さる仕組にして「トースト+ソーセージ+目玉焼+サラダ」なんぞ供されれば、アジアツアー突入以来、殆ど生野菜に遭遇する機会あらざりて、濃厚な味付けの料理ばかり食らわされれば、サラダなるシンプルの極みな代物、欧州ツアーに於いては辟易とせられし代物たれど、今やこのサラダこそ有り難くして、常々「パンは器」なんぞと忌み嫌う次第なれど、久々にアジア料理ならざる食材との邂逅、大いに感動的なれば、トーストさえ大いに有り難く感じられし次第。
仏教国タイなれば、至る所に仏像鎮座されるは当然、
その仏様の功徳は犬畜生にさえ及びしか、畜生の分際であれ入滅ポーズを模すと知れ。
昨今頻繁にタイ遊山に興じられるミツルちゃん&鳶さん夫妻なりければ、愈々タイに別荘購入されんとの噂も飛び交い、もしやこの豪邸あたりに目星付けられしものなるか。
午前9時半、フィリピンはManilaへ赴くべく空港へ向け出発せり。
今回は、無料受託手荷物の重量制限が1人25kgなりけれど、皆して荷物の重量調整済みなれば、無事チェックイン果たせり。
「ネオ格差コンビ」「新感覚コンビ ウーさんツーさん」より更なる発展系「表裏一体リバースコンビ ウーさんツーさん」御両名、仲睦まじく微笑ましきかな。
今一度タイ料理を堪能すべく、NANI君、東君と共に空港内タイ料理屋へ突撃せり。
空港内に喫煙所あれば、愛煙家東君は先ずは一服つけるべく出撃。私とNANI君は、朝ビールにて乾杯せり。
私は「トムヤムクン+ライスヌードル」なる代物所望、ライスヌードルはきしめんの2倍以上と思しき幅広麺なれど、飽くまでもスープのトッピング的扱いなれば問題なくして、大いに美味。
何やら蒸し豚料理の如き所望されしNANI君なれど、ぺろり平らげられるや、
私と同じ「トムヤムクン+ライスヌードル」所望され、満面の笑顔之圖。流石はヤングお兄さん、素晴らしい食べっぷりに惚れ惚れするばかりか。
搭乗ゲートへ赴けば、是亦「表裏一体リバースコンビ ウーさんツーさん」睦まじく並び座される次第。
フィリピン航空午後1時50分発Manila行きに無事搭乗。機内食配膳されれば、先程「トムヤムクン+ライスヌードル」食せば空腹にあらずして、何やら「ガパオ」の如きと思しき代物たれど、尋常ならぬ塩っぱさの前に即廃棄すれば、悪しからず。
空の旅の愉しみとして、ハリウッド娯楽大作鑑賞せんとすれば、ブラッド・ピット主演 / マーク・フォスター監督作品「ワールド・ウォーZ(原題:World War Z)」鑑賞せり。謎のウィルスに感染するやゾンビと化し、そのゾンビに噛み付かれるや12秒後に是亦ゾンビ化、爆発的な勢いにて世界中がゾンビ化すれば、人類存亡の危機に立ち向かう元国連職員の奮闘記。猛然と走るゾンビの姿は、旧き良きゾンビの姿にあらずして、挙句ゾンビvs人類に由る全面戦争へ突入とは、何ともゾンビ映画なればこその情緒希薄なるかな。
我が人生初なるフィリピン上陸果たせば、Manila空港へ到着せり。ノイズミュージシャンRigorが迎えに来て下さりれば、先ずはホテルへチェックイン、1部屋に5脚のベッドがずらり並ぶ様、どうにも滑稽に感ぜられれば思わず苦笑。
オルガナイザーEricも合流し、皆していざ晩餐に興ずるべく、レストランへ出撃せり。
「表裏一体リバースコンビ ウーさんツーさん」此処でも睦まじく隣り合わせに座されれば、眺むるこちらも微笑ましきかな。
我々とほぼ同時刻にBangkokよりManlaへ到着せし「DJ Urune」ことSebastienも、合流同席せり。
Rigorが、目星きフィリピン料理あれこれ見繕い注文下されば、果たして食い切れぬかと思しき程に馳走ラッシュ、何れも此処まで食らいし東南アジア料理あれこれと異なり、塩っぱさ、辛さ、共に控えめな塩梅なれば、皆して安心して食し得る次第。
晩飯ならぬ晩酌状態と化せば、ビールのアテにとライスは遠慮させて頂けど、それですら皿に盛り切らぬ程の馳走ぶりかな。フィリピン料理は、嘗ての宗主国たりしスペイン料理の影響色濃くして、更には華僑に由る中華料理、スペイン統治後の宗主国アメリカよりの影響も相俟りて、特有の食文化が形成されにけり。
楽しき晩餐之圖。
更なる料理が、終わり知らずに続々配膳されれば、正にフィリピン食い倒れ戦線の様相を呈する次第。
「骨の周りに付随する何某をしゃぶり尽くすのが好きなんです」牛テールにしゃぶり付く「シャブラー」ウルフ之圖。
「表裏一体リバースコンビ ウーさんツーさん」相棒ツーさんことジョンソンが、その様を笑顔にて見守れば、ウルフの頑張りも尚一層。
Tシャツに描かれし狼に、骨を御裾分けせんとするパフォーマンスも挟めど、狼たるもの肉こそ食らえど、果たしてその骨までしゃぶり尽くすや否や。
そもそも「僕は可成り食べる方なんです」なんぞと大見栄切れば、毎度乍ら「食い残せばギャラ全額没収」なる「良くてトントン」なミッション下されるウルフ、而して今宵も無事ミッション・コンプリート果たされれば、大いに満腹のみならず達成感に浸り「やっぱり俺ってヤル奴」なんぞと己れに酔い痴れ、至福恍惚状態へ旅立たれし御様子なり。
私は「ハロハロ」なるフィリピン名物銘菓を所望、内部に忍ばせしクラッシュアイスこそ不要なれど、大いに美味。
魅惑の甘味に誘われ、至福天国へ旅立ちし。
斯くしてぺろり完食せり。
NANI君が所望されし「アイスクリーム」盛り付けぶり、いとをかし。
フィリピンの美食尽くし満喫満腹、而してホテルへ帰還せんとす。
道すがら発見せし「強ち武士」若しくは「武士強し」ナンバープレートなり。
ホテルの部屋に完備される電気ケトル、可成り大きめにして寸胴、更に蓋の着脱化、更には注ぎ口の茶漉し無し、而して何と保温機能付きと、全く以てこれ程「ケトルクッキング」に最適な代物、初めて御目に掛かりし次第。次回の欧州ツアーには是非と思うものなれど、そもそもこれはケトルなるや、一説には鍋説も上がれば是如何に。然りとて優れ物たる事実は覆し様なければ、今一度「ケトルクッキング」の定義を検討すべきか。
皆してベッドに寝転べば、正に映画のワンシーンの如し。
然りとて折角のオフなれば「夜遊びが止められない」と宣うウルフが、此の儘大人しく就寝する筈なくして、当然初めて訪れるフィリピンはManilaにて、夢見る「純血単一血統国家 ウルフ帝国」建国の為、今宵も「夜狼活動」に勤しむべく、いざ出撃されんとす。何気にファッションも南国の兄ちゃん風情気取れば、果たして今宵の戦果は如何ばかりか。
片や私は、何せ今朝は徹夜すれば、未だ午後10時過ぎにも関わらず、敢え無く即身成仏せり。
斯くしてManilaの夜は更け行きし。
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記も、徒然なる儘にFacebookへ投稿されれば、こちらも御併読頂きたし。











































