雑魚寝せし印度洋にて、午前7時起床。ネット接続すべく防府駅へ出動すれば、駅前に鎮座する時計と思しきあれど、果たして何時を指し示すか理解不能、この輪を潜るや時間の荒野へ迷い込み、時の亡者と化すなんぞたれば、さぞやオモロからん。
某ショーウインドを覗き込むや、蝶ネクタイ姿にて豪快に笑う髑髏発見せり。
駅構内のうどん屋の暖簾潜れば、
「蓮根天うどん」なるを所望、食券買わんとせし刹那、女将さん曰く「蓮根天って云うても天婦羅と違うよ、練り物やからね」以前壁に貼られし写真拝見し興味抱けば、勿論重々承知之介、斯くして「蓮根天うどん+炊き込みおにぎり」所望、成る程牛蒡天(牛蒡巻とも云われる練り物の方)とも亦趣き異にする一品にして、然れど蓮根と練り物の食感のコントラストも堪能し得れば、美味なり。
昭和40年会同士たるインドさんとも、気付けば概ね20年近くの付き合いにして、互いにジジイと化せど、斯くも毎年少なくとも1度は再会果し得る事に感謝、亦来年の再会を誓うものなり。
昭和40年会3羽ガラス揃い踏み乃圖。
いざ広島目指し出撃せり。本日の出演イベントは、開場午後2時半/開演午後3時にして、我々の出番は午後8時半、勿論サウンドチェックもあらざれば、午後6時頃の会場入りを予定、然れば先ず投宿先ホテルへチェックインせんと思えど、未だ1時間余せば自由行動、私はレコード屋「GROOVIN'」へ赴き、あれこれ発掘散財せり。
午後3時、チェックイン果たせば、今宵は狭小乍らも個室、テレビ鑑賞しつつギター弦交換なんぞも済ませ、広島なれば矢張り広島本社たるコンビニ「ポプラ」へ赴き、炊き立てごはん詰めて頂き得る「とり天&アジの大葉巻きフライ弁当+グリーンサラダ」所望、サラダドレッシング別売りと存ぜねば、鳥天用ポン酢半分を施し、更に今回の道中にて仕込みし「自家製ハバネロオイル」試すべく召喚、僅か数滴垂らせしのみにてハバネロの刺激と芳しき旨味広がれば、ついぞ鳥天と鯵フライにも垂すや、大いに美味と化せり。
今宵の会場Conquestへ到着せり。
丁度5番手たる「ORIGIN OF M」なる自称「テクノポップ」なるデジタルコアトリオが登場されれば、ハイパーな4つ打ちをベースに美人ギタリストマル嬢の強烈なギター炸裂、仮面装着されしVoodooと暴れ回り煽り捲られるヴォーカリスト骸、いやはやデンジャラスな空気バリバリなれど、曲間のMCとのギャップがオモロ過ぎにして好感度大。
続いて今宵の主催者anode君率いる「jailbird Y」サウンドエンジニアのシロタさんも交えての、
カオス炸裂ダブ的アプローチ興味深くして、70年代末に登場せしCold Wave的な耳触りが素晴らしきかな。
今宵は60分のセットを披露せり。今宵はハードコア系イベントの趣きなれば、当初より「アンコントロール・マックスハザード・ハードコアセット」なるを宣言、先の「ORIGIN OF M」美人ギタリストマル嬢より拝借せしヘッドアンプが、驚異の強烈爆音放射し得れば、怒涛の疾走大暴走を以て駆け抜け、大団円へ至るや幕。
1. Blue Velvet Blues ~ Dark Star Blues ~ Chinese Flying Saucer
2. Disco Pink Lady Lemonade ~ OM Riff ~ Pink Lady Lemonade coda ~ Cometary Orbital Drive
下の画像は、私がステージ上にて撮影せし2枚なり。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
今宵、AMT宗家@Conquestへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
終演後、同会場にて打ち上げ開催されれば、残られし出演者及び関係各位の皆様と乾杯。「ORIGIN OF M」のヴォーカリスト骸君が、高知Chaotic Noise製「DEATH TECHO DEATH」オリジナルパーカー纏われれば、私とNANI君に由る「ヒューマンシャワー」も「DEATH TECHO DEATH」縛り故、思わず懇親深まり、何れ是非高知Chaotic Noiseにて再会共演せんと誓うものなり。
この界隈は夜の街なればこそ、駐車場代高くして、然ればレンタバンは、明日の出発まで1泊すべく彼方の駐車場代安価地区にて駐車済み、投宿先ホテルは此処より徒歩5分程度なれば、物販用空ダンボールをギターケースに装着され帰還せんとされるジョンソン之圖。イケメンは何をしようが許される好例なり。
元祖「夜更かし組」たる私とNANI君のみ2次会参戦せんとすれば、「jailbird Y」anndoe君とsayocco嬢、遥々山口より遠征下さりし山本初子嬢と、いざ「情熱鉄板!お好み焼き 川創」へ突撃、
以前広島の打ち上げにて、私が「世界の激不味料理」あれこれ熱弁振るいし経緯あれば、sayocco嬢曰く「河端さんに何か広島の不味い物を食べさせたい」との目論見抱かれ御品書捲られれど「否、折角やねんから美味しいもん食べましょうよ」況して此処はanndoe君が御案内下さりし店ならば、広島の美酒美食尽くしの筈なり。
anndoe君御薦め、広島名物たる牛の希少部位「和牛コウネ塩焼」
コリコリ食感芳しき薄切り肉、
いやはや絶品至極、大いに美味なり。
「ポテトサラダ」なれど流石は鉄板焼屋ならん、鉄板にて加熱調理施されれば、是亦大いに美味なり。
「ベーコン」厚切りの極み、
「牡蠣焼」絶妙な味わいに思わず感動、
「うにクレソン」贅沢至極、
次々運ばれ来る広島の美食尽くしに舌鼓乱打、
素晴らしきヤングなWカップルに、
凡そ無粋なジジイと知れど、悪しからず。
〆に登場せしは勿論「お好み焼」我々関西人が呼ぶ処の「広島焼」にして、
関西に於いて「お好み焼」とは、イタリアに於けるピザと同じく「1人1枚」を原則とすれど、広島に於ける「お好み焼」は、イタリア以外の諸外国に於けるピザ同様、シェアする事も念頭に置かれれば、御親切にも切り分けて下さし様、
正にピザと同じ切り分け方と知れ。関西にて切り分ける際は、自分一人にて1枚を食する次第故、食べ易き大きさに四角く切り分けるが常なり。広島に於ける「お好み焼」も、これはこれにて大いに美味、存分に堪能させて頂けど、実は関西出身なるsayocco嬢も「お好み焼にはそばならぬうどん派」と知るや、大いに意気投合せし。
広島の美酒美食尽くし満喫堪能しつつ、アホ話に大いに花咲かせし次第。
斯くして広島の夜は更け行きし。
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記も、Facebookへ徒然なる儘に投稿されれば、そちらも御併読頂きたし。