今宵は、今回の長期海外遠征初日たる「NANI ∞ GURU」Mexico City公演控えれど、結局昨夜は午前6時半就寝すれば、今朝午前9時半起床、果たして是は時差ぼけや否や。
朝飯食らうべく、昨日伊丹空港のキオスクにて贖いし「塩おむすびと味自慢卵焼」召喚、竹皮に包まれる本格派ぶりに、無駄に期待高まれど、
中身は何の変哲なき「塩むすび+玉子焼」飽くまでも玉子焼にして決して出汁巻にあらざれば、況して伊丹空港にて贖いしにも関わらず関東風味付けにして甘たるき事この上なし、何でやねんな。果たして帝都へ帰京される方々を見越しての要らぬ気遣い所以か。
壁に這うが如き電気配線が、阿弥陀籤の如きにて、いとをかし。
本日は、午後1時より新進FM局「Aire Libre 105.3FM」にてスタジオライヴ生放送の予定なれば、オルガナイザーLuisと共にいざ出撃せり。道すがら見掛けしゴミ回収車に積載されし巨大ゴミ袋を、超巨大豚2頭と見紛いし錯覚ぶり。
「Aire Libre 105.3FM」到着するや、スタジオ内に機材セッティングせり。
午後1時より、45分のセットを演奏せり。今回よりNANI君もサンプラー導入、私も前回まで使用せしシンセ類を「Proto HIROSHI(『HIROSHI-2』と思い込めど、先日製作者たる大山エイト氏と『GOGANOISE 四国』にて初めて御目に掛りし際、本機は第1号機たるプロトタイプと教えて頂きし経緯あり)」とサンプラー1台に集約、随分ライヴ仕様なセッティングと化せば、操作性の風通しの良さ快適至極、マシーン操作に由る若干のタイムラグも是にて補正叶いし。互いの音楽的背景を2枚掛けせしが如きミクスチャーぶりにて、ミュージックコンクレートとハイパービートが奇天烈に融合果たせり。
スタジオライヴ写真等、ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
ライヴ演奏生放送と同時に録音も行われれば、後日ストリーミングにて拝聴可能ならんと思う次第。
演奏終了すれば、別スタジオにて談話収録。
我々の英語にての遣り取りを、番組聴取者の為に、Luisが同時西訳下さりし。
こちらは本日我々を招聘下さりしMartín Delgado氏 にして、DJも担当されにけり。
奇しくも居合わせし今宵対バン務めて下さる「Yokozuna & Alex Otaola」のギタリストAlejandro Otaola氏も交え記念撮影せり。
ラジオ収録も無事終了すれば、今宵共演予定の御一同とは、昨年知り合いし「Wicce Records」なるレーベル主宰される皆様にして、彼等が昼餐構えて下さりて、その拠点たるアパートへ伺いし。用意下さりしは「おかかおにぎり+鶏唐揚+白菜漬物」に始まり
「豆腐の味噌汁」
更には何と「納豆」まで、ずらり日本食並べば、
Mexico City在住の日本人ミュージシャンたるYouhei氏の手料理なりければこそ。仮令未だツアー初日とは云え、日本食を味わい得るとは有り難き限りにして感謝感激、どうも有り難う御座います。因みにYouhei氏とは、昨年 Mexico City訪れし際に知り合えば、実は故「ロケットSON」こと池田君の朋友なりけり。
Elba Jatziri López Mercado嬢よりプレゼントとして、何と「NANI ∞ GURU」のロゴ刻まれし、彼女の完全ハンドメイドなるシルバーピンバッヂ頂戴すれば、是亦感謝感激雨霰、Muchas gracias!!
皆してビールやMezcalのグラス片手に大いに歓談、何とも楽しきひと時過ごさせて頂きし。
今宵の会場Aliciaへ到着。此処は、人生初メキシコライヴたりし2006年9月に行われし「Japanese New MUsic Festival in Mexico」公演会場にして、オーナーより「おかえり」と声掛けられし。
サウンドチェックも済ませるや、物販テーブルことShopzone設営せり。如何せんAMT宗家のツアーに於いては「機材班」務むる私とNANI君なれば、物販テーブルに座するなんぞ稀にもあらざりて、何とも不慣れ感漂う様なれど、そもそもソロやサイドユニットにてツアーせし場合は、已む得ず物販も行う次第にして、今宵も亦然り。
Luisが今宵のライヴのポスター販売されれば、このポスター購入者は、漏れなくサイン及び記念撮影所望され、何とも多忙極める有様。
私のソロユニット「Kawabata Makoto & The Mothers of Invasion」1stアルバム「Hot Rattlesnakes」Tシャツ纏われる御仁おられれば、思わず撮影させて頂きし。
今宵、先鋒務めて下さりしは、Wicce Records有志にYouhei氏もゲスト参加される「B.A.R.D.O.S.S.」にして、陶酔感を煽るクラウトロックサウンド爆裂せり。
Youhei氏のイカした写真発見すれば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
次鋒務めて下さりしは「Yokozuna & Alex Otaola」こちらもクラウトロック風なミニマルロックにして、
会場両側面に投影されるサイケデリックなVJが、トリップ感を高揚させるばかりかな。
殿務めさせて頂きし我々、今宵は60分のセットを披露せり。午後のスタジオライヴの余波もあれば、ミュージックコンクレートとハイパービートの核融合にて轟音無差別大乱射し乍らの大暴走、臨界突破チャイナクライシスどころかゴジラ上陸放射能大放射級なるやりたい放題やってこませば、遂には究極点へ至り爆散蒸滅にて幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
会場外に貼られしは、間近に迫る「F-1 メキシコGP」ポスターなれば、嘗てモータースポーツファンたりし頃の私なれば、大いに発奮されしかとも思われれど、今やその熱も完全冷却凍結せし有様、F-1観戦に胸を熱くせしも今は昔かな。
終演後、皆して界隈のタコス屋へ繰り出せば、先ずはビールなんぞ呷らんとす。
LUisの彼女が所望されし何やら生ジュース、曰く健康的な一品なりけれど、何せこの巨大ジョッキとはどないやねんな。
睦まじきLuisと彼女之圖。
スペイン語御品書は解読し得ぬ故、注文はLuisに御任せ、然れば様々なタコス登場、いずれも大いに美味なり。
「B.A.R.D.O.S.S.」御一行も合流下されば、皆して大いに歓談、楽しきひと時たりしかな。
斯くしてMexico City滞在最終夜は更け行きし。