昨夜の痛飲が祟りしか、救い様なき悪夢に魘され、午前6時起床。
昨日贖いし「マルちゃんヌードル+中華ビュッフェ」召喚、空腹の勢いにて食らえど、猛烈な胃凭れ発症にて苦悶、而して再び轟沈せり。
昨夜自室へ戻る際、デジカメが見当たらねば「まあ朝になったら出てくるやろ」なんぞと能天気に構えれど、心当たり探せど発見に至らず、MacBook Pro内臓カメラにての撮影は、上の写真1枚にて勘弁して頂きたくなる程に往生こく次第、然れば今回のツアーの為にと新規購入せし中古iPod Touch召喚、NANI君の協力の下、無事設定完了すれば、是を以てデジカメの代用とせん。
今朝食らいし「マルちゃんヌードル+中華ビュッフェ」がトドメ刺せしか、況してや2日間もオフが続けば、心身共に腑抜け状態に至るや、緊張の糸切れるや蓄積されし疲労噴出、未だツアー序盤も序盤なれど、既にこの疲れっぷりはツアー最終盤の如し。果たして斯様な状態にて、この後に控えるAMT宗家北米ツアー、地獄の46連発に耐え得るや。然れば結局日がな惰眠貪り、気付けば既に昼下がりなり。
NANI君と遅き昼飯食らうべく、いざ出撃せんとす。雨天順延されし昨夜のプログラムは、今夕より開演されんとの事なれば、既に開場されし次第。
メキシコ滞在なればメキシコ料理堪能せんと思えど、此処までメキシコ料理食らいしは未だ1度とは是如何に。然れど生憎徒歩圏内にてメキシコ料理屋あらざれば、界隈にて発見せし中近東料理屋へ突撃せり。
先ずは、今日こそ天候に恵まれ無事演奏し得るを祈り、ビールにて乾杯せり。
「シシケバブ」所望、如何せん昨夜のケータリングがベジタリアン料理にて、蓄積されし疲労感が肉を欲すれば、漸く巡り合いし肉塊に、全身の細胞が歓喜の歌を大合唱せり。
本日は天気にも恵まれ、フェスティバル「CANICAS」無事開催叶えば、先ずは主催者Marcoの挨拶にて幕開けし。
先鋒務められしは、昨夜より順延されトリオがデュオと相成りし「Satoshima Nani + Milo Tamez」ドラムデュオなり。全くタイプの異なる両名なれば、NANI君が全体の展開を牽引、Miloが其処へあのナカタニ・タツヤ君を想起させる変則奏法なんぞ織り混ぜ絡む形態にて進行せり。インプロ系ライヴにありがちな「垂れ流し」に陥らず、数曲に分割演奏されれば、そのメリハリの良さも相俟って、客席は大いにヒートアップ、踊り出す客も少なからじ。マニさんと吉田氏に由る「MANITATSU」さえ想起せらるるエンターテイメント性も内包、大いに興味深き好演たりしかな。
次鋒務められしは、昨夜のヘッドライナーたりし「Heather Leigh + Peter Brötzmann」ペダルスチールギターとサックスに由るデュオなり。私には大いに退屈極まりなき、ムーディーなドリームジャズとでも呼ぶべきか、サントラの如き演奏に終始、流石に齢八十路近ければ、マシンガンブロウなんぞ過去の遺物と化せしか、十代の頃「角は取れても丸くはならん」なんぞと、友人達と将来の自分の生き様の誓い立てれば、今以てその気持ち不変の心算なれど、成る程斯様な歳の取り方もあり得ると、正に人生いろいろなるかな。
大御所の演奏に、真剣に耳傾けられし聴衆之圖。
三番手務めしは、本来此処より今宵のプログラムにして、米メディアアートユニットと私のコラボレーション「Makoto Kawabata + MSHR」なり。閃光と爆音に由る30分のセットを展開。彼等は自作と思しき照明器具を利用せし電子音繰り出されれば、私はギターと「Proto HIROSHI」にて応酬、嘗て「MultipleTap@Auditorio del CEART Querétaro」以来なる「禁断のバキューム奏法」も繰り出し、双方共にやりたい放題、怒涛の大轟音にて大団円へ至れば、大いに盛況にて幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
殿務められしは、新鋭カリスマ詩人「Moor Mother」女性ヴァイオリン奏者も交えての熱演、最後はHIP HOP的展開にて、会場内を大ダンス大会へ変貌させる盛り上がりぶり。
斯くして全プログラム無事終了。
而して今宵も御用意頂きし晩飯は、当然ベジタリアン料理に他ならずして、
空腹なれば、亦しても全品一口ずつ盛り付け、只々食らうのみ。
デザートのこの一品が、一番美味たりし。御馳走様。
熱演されしNANI君は、早々に自室にて轟沈されれば、私のみ、サウンドエンジニア務められしLeoや「MSHR」の御両名ことBrenna Murphy嬢とBirch Cooper氏と共に、亦しても「Mezcal」のグラス片手に歓談、
「Mezcal」のグラスの底に、十字架が意匠されれば、Birch氏と2人して、それを利用してのポートレート撮影に興じし。
明日はLos AngelesにてAMT宗家集結控えれば、早朝5時出発にて空港へ赴く段取りなれば、関係各位の皆様にも挨拶済ませ、是にて散開。
斯くしてOaxaca第3夜は更け行きし。
NANI君のブログ絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。