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果てしなく長き前置きに続き、真夏のピアノ運搬顛末記

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国内ライヴ立て続き乍らもイベント目白押し、更にはリリース関連雑務に追われ乍らも、欧州ツアー諸事最終確認に加え、来年に予定される海外ツアーあれこれのブッキングも既に始まれば、渡欧直前の余りの多忙ぶりとは毎度の事なれど、如何せん今回は、私の腐り果てし愚かな頭脳の外付けHDたるべきMacBook Proが、無情にも吹っ飛びし緊急事態すら勃発、これぞまさしく天中殺暗殺剣の当たり月、魔に魅入られしが如き忌まわしの8月、然れば到底斯様なブログなんぞ綴る時間も精神的余裕も皆無にして、随分更新怠りし次第、然れど漸く無事欧州へ渡航果たせば、退屈至極なる移動時間を以て、徒然なるままに、私の外付け記憶回路ことデジカメ画像を眺めつつ、ゆるり記憶遡り乍ら、ぼちぼち綴り行かんとす。然れど如何せん私の記憶力とは、圴か認知症かと疑わん程に御粗末なれば、嘗ての如く、一度目にせしは写真の如く画像として記憶し得し神童ぶりも今は昔、最早デジカメ画像を眺むれど、記憶随分朧げとは哀しきかな、然ればこれより綴られん記事の内容どころか、時系列すら怪し気ならんと思われれど、これもまた為す術無しなれば、悪しからず。

毎度御馴染みにして十八番たる「東南アジア風混ぜ麺」拵えれば、具材は、レタス、玉葱、人参、胡瓜、大葉、茗荷、更に生憎崩れし半熟玉子を添えし次第、大いに美味とは云わずもがな。

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何せごはんを炊くが面倒なれば、スパゲッティーを召還、大蒜と唐辛子をオリーブオイルにて煮立て、そこへ茄子、三度豆、玉葱を投下、手早く炒め合わせれば、茹で上がりしスパゲティーを投下、ヤマサ昆布つゆにて味を整えれば、またしても生憎崩れし半熟玉子を添え、仕上げに大蒜チップス唐辛子風味なるを散らせば、斯くしてインプロクッキング「spaghetti Giapponese aglio, olio, peperoncino con melanzana e fagioli(茄子と三度豆の和風ペペロンチーノ)」完成せり。この和風な味わいの中に伺える大蒜と唐辛子の風味、これは頗る美味なり。

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明日香の深山へ帰還すれば、蕪の葉を唐辛子共々炒め合わせ、ヤマサ昆布つゆにて味を整え、鯖フレーク共々ごはんにON! 斯くして手抜きインプロクッキング「鯖蕪の葉丼」完成、付け合わせは「自家製胡瓜とセロリの浅漬け」「蕪の味噌汁」なり。この「鯖蕪の葉丼」食らえば、これまた大いに美味にして病み付き必至、何せ御手軽なれば、多忙な際には大いに重宝せんとする一品かな。

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然れば続けてまたしても手抜きインプロクッキングを披露せんと、鯖味噌煮缶と刻み葱をごはんにON! 山椒含有率高き京七味を大量投下、斯くして御手軽極まりなき「鯖味噌丼」完成、付け合わせは「自家製セロリ浅漬け」「蕪入り松茸の味お吸い物」なり。そもそも昨今の鯖味噌煮缶とは、随分改良され十分に美味なれば、刻み葱と京七味の風味相俟り、愈々美味なり。

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以前御土産にと頂戴せし侭、随分久しく水屋の奥にて眠りし「つるつるおいしいビールうどん」なるを召還、パッケージには「麦芽、ホップ、ビール酵母入り」と記載されれば、果たして如何な味わいならん。

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これを茹で上げ、冷やしうどん即ち名古屋にて云う処の「ころ」として食らわんとすれば、青葱、大葉、茗荷を刻み施しつつ、更には酢橘も添える次第、うどんを茹でし間に天婦羅すら揚げれば、これにて「天婦羅盛り合わせ+冷やし酢橘ビールうどん」食さん。天婦羅は、大葉、茗荷、ゴーヤ、ごぼう、無頭海老なる面子にして、何れも大いに美味なり。

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「冷やし酢橘ビールうどん」にヤマサ昆布つゆを投下するや撹拌、一気に啜れば、様々な食材の香り芳しくして、うどんの喉越しも素晴らしく、これは大いに美味なるかな。敢えて云うならば、大根おろしを以て「おろしビールうどん」とすれば、愈々以て美味ならん。

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台所の窓より伺える景色が、ふと赤く染められれば、均か一瞬にして紅葉せしかと目を疑えど、

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竹林の隙間より差し込む夕陽が、空のみならず、照射する全てを赤く染めし次第。これも過ぎ行かん短き明日香の深山の夏を、名残惜しまんとすればこそか。

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愈々ゴーヤも旬となれば、界隈のスーパー内に設けらるる地産野菜コーナーにては、2本若しくは3本にて88円也、然れば今宵は「ゴーヤチャンプルー」なんぞ拵えん。私の拵える一品は、肉なんぞ入らぬ次第、ゴーヤ、豆腐、玉子のみにて、ヤマサ昆布つゆと削り節にて味付け施すシンプルな代物、勿論仕上げには「タケシオイル」欠かせぬとは云わずもがな。斯くして「ゴーヤチャンプルー+蕪入り松茸の味お吸い物+自家製胡瓜とセロリの浅漬け+ごはん」食せば、大いに美味なり。

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先日備蓄食料買い出しの際、安売りされれば纏め買いせし「鯖味醂漬け」を召還、斯くして「鯖味醂漬け+黒酢もずく+自家製胡瓜とゴーヤの浅漬け+ごはん」食せば、大いに美味なり。

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冷やごはんを炒飯なんぞにせんと思い立つや、久しくコールドスリープに処せし合鴨ロースなんぞ召還、葱と玉子を以て「合鴨炒飯」とすれば、付け合わせは「干しえのき入り松茸の味お吸い物」にして、いざその合鴨炒飯食らえば、贅沢にも玉子2個投下せし上、和風出汁も存分に効かせればこそか、親子丼を炒飯へと絶妙に昇華させしが如しか、これは絶品にして大いに美味なるかな。

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軽度なれども麻婆豆腐中毒の禁断症状発症すれば、四川風ならぬ四川式麻婆豆腐を拵えんとす。毎度レシピ紹介せし様なれば、今回は割愛させて頂けど、レシピに興味抱かれる御仁はこちら******を参照されたし。斯くして「麻婆丼+蕪入り松茸の味お吸い物+三度豆のおひたし+自家製胡瓜とゴーヤの浅漬け」食せり。本場宛らの痺れっぷりを誇る麻婆豆腐、大いに美味なれば、花椒粉を惜しまず大量投下すればこそか。

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タイ製袋入り即席麺「トムヤムクンラーメン」を召還、スイートバジル代わりなる大葉と、トムヤムクンたるべく無頭海老をぶち込めば、そもそも美味なるこの即席麺、一層美味と化せしとは云わずもがな。

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茄子も愈々旬なれば、矢張り地産野菜コーナーにて大袋88円也とは、天の恵に感謝するばかり。斯くして「茄子の煮浸し」拵えれば、献立は「茄子の煮浸し+鯖味噌煮缶の葱と冥加添え+黒酢もずく+目玉焼き+冥加と蕪の味噌汁+ごはん」なり。「茄子の煮浸し」は十八番なれば大いに美味にして、

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手抜き極まりなき一品「鯖味噌煮缶の葱と冥加添え」も薬味に加え京七味ならでは山椒香しければ、これまた大いに美味なり。

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.esの本拠地として御馴染みギャラリーノマルのスタッフ山田さん宅より、不要と相成りしピアノを運び出し、彦根の銀座芝居小屋ビルへ寄贈搬入せんとする仕事なんぞ請け合えば、南国土佐は中村市(現・四万十市)の「東楽器店」御曹司として、小学生の頃よりピアノ運搬に従事せし東君に協力を仰げば、先ずは彦根にて集合せり。彦根側の受け入れ責任者たる野本さんに、予めレンタカー屋にて軽トラ手配もして頂けば、東君よりの御達しにして用意して頂きし台車、コンパネ、段ボールも積み込み、いざ積み込み現場たる枚方市へ。茹だる残酷暑の下、現場に無事到着するや、流石は百戦錬磨たる東君の熟練職人ならではの技術と要領の良さにて、寄贈主たる山田さんにも御助力頂けど、速やかにピアノを運び出せば、無事積み込み完了。

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出発前に一服される東君の圖。

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何せ元トラック運転手たる私なれば、ピアノ積載せし軽トラ如きなんぞ転がすは朝飯前の屁の河童、斯くして無事彦根の銀座芝居小屋に到着。搬入も東君の職人技にて速やかに済ませば、愈々本領発揮とばかり調律に勤しまれる次第なり。何を隠さん東君の本来の職業とはピアノ調律師にして、嘗ては新世界Bridgeやら、ムジカジャポニカやら、あちらこちらのピアノを調律しては、調律代としてただ酒に有り付かれ、さすらいの調律師ぶりを発揮されしものなり。

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然れば今宵も、野本さんより御礼とばかり接待頂く次第。先ずは銀座芝居小屋ビル裏手に佇む居酒屋「和音」へ。

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野本さんより「おでんが絶品」と伺えば、その「おでん」をアテにビールを呷らん。成る程、一見色合い薄ければ果たして味の滲み具合些か懸念されれど、いざ食らえばええ感じに味も滲み、正に絶妙至極な味わい、激烈に美味かな。

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所謂「オヤジ飲み」を堪能せんと、おでんの御目当てあれこれ堪能すれば、さて河岸変えるべし。斯くして2軒目は、何ともイカす女将さんが独り営まれる「話食屋 てるちゃん」へ。

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午後10時までの営業なれば、残す処30分にして、然れば「おしながき」より「日替わりおばんざい」適当に見繕って頂かんとするや、最早閉店前なればこそとずらり並べて下さりて、その味わい独特にして激烈に美味なる「南瓜の炊いたん」何とも柔らかにしてその味わい絶品なる「鶏の肝煮」ほっこり美味なる「ポテトサラダ」

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これまた堪らぬ程に美味なる「肉じゃが」と「茄子の揚げ浸し」更には信じ難き程に美味なる「自家製胡瓜のキューちゃん」と並べば、いやはや至福感に満たされ、ビールの杯も重ねるは当然か。

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然ればその女将さん御薦めなる一品「地鶏のガーリック炒め」をも所望せしは当然の流れ、語彙乏しければ懲りずに激烈に美味なんぞと綴らんとすれど、最早筆舌に尽くせぬ有様、結局は近頃御気に入りのスタイルたる芋焼酎ストレートを連発、午後10時閉店の筈なれど、30分延長して下されば有り難き限り、いやはや美酒美食大いに堪能せり。ランチがまた格安にして絶品と伺えば、今度は是非昼飯も食らわんと思う次第。

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今宵最後を飾りしは、御存知「柳太朗」にして、記憶に新しき処にては、糖尿病発覚前夜のみつるちゃんと訪れし以来1年ぶりか。

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舞踊の先生たる女将さんに、お酒を注いで頂けば、

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使命全うせし充実感に満ちれば、今宵は幾度なれども乾杯「御疲れ様でした!」

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付出しも、蛸と海老とは、思わずお酒も進みますな。

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「かま塩焼き」大いに美味にして

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今や高級魚と成り果てし鰻なれば、せめて「うざく」なんぞ所望、嗚呼、大いに美味なるかな。添えられし「はじかみ」がまた堪りませんな。

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本日はその職人ぶりを存分に発揮されし東君、矢張り働く男の面構えとは斯くあるもの。

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隣にて飲まれし男子大学生2人と意気投合されれば、これも社交的にして、各地にて「兄貴」と慕われる東君なればこそ。

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大衆居酒屋3軒を巡り、美酒美食を存分に堪能すれば、遂には儚くも轟沈、斯くして投宿先たる定宿「とばや旅館」へ漂着するや即寝成仏せり。

翌朝は毎度の事乍ら午前9時起床、宿泊者中一番最後の朝飯を食らえば、いざチェックアウト。これにて真夏のピアノ運搬顛末記も幕。

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