昨日は2ステージ計3セット演奏すれば、大いに疲労困憊の果てにて爆睡せんと思われれど、忌まわしき時差ぼけが睡魔を凌駕すれば、午前2時起床。
今回のツアー中に「仮面ライダーディケイド」2度目の全話観了目指せば、愈々最終章「ライダー大戦編」へ突入せり。然れば「仮面ライダーキバ」オリジナル本編にてヒロイン鈴木深央と悲しみのファンガイア女王パールシェルファンガイア演ぜられし我が愛しの芳賀優里亜が、何と今回は、そのファンガイア達のライフエナジーを大ショッカーへ売っ払いし背徳のファンガイア女王ソーンファンガイアとして登場、嘗てのディケイド初観戦時には、ファンガイアやキバどころか、未だ芳賀優里亜さえ存ぜぬ平成ライダー超ど素人たれば、当然チェックなんぞ至り得る筈もなく、今回の再鑑賞に当たり数々の新発見に狂喜驚愕すれど、この芳賀優里亜登場こそ個人的には最大の衝撃たりしかな。
「仮面ライダー555」園田真里、而して「仮面ライダーキバ」鈴木深央は、その性格こそ正反対なれど飽くまでもヒロインたれど、今回は美し過ぎる悪役なれば、この冷酷なればこそ凍て付くが如き美しさの前に、ガトリング砲全弾余さず被弾せり。
ディケイド本編に於ける、所謂パラレル「ブレイドの世界」が、そのパラレル仮面ライダーブレイドこと剣立カズマ共々消滅すれど、パラレル「ブレイドの世界」消滅するや、本来のオリジナル仮面ライダーブレイドたる剣崎一真が登場すれば、何とディケイドの世界とブレイドオリジナル本編の世界が此処に繋がりしか。いやはやこの件りも、初鑑賞当時は、未だ剣崎一真が誰たるかどころか、そもそも「仮面ライダーブレイド」本編さえ未見たれば、この場面の意味なんぞ理解し得る筈もなくして、全く記憶にも残らざれば、今改めて大きな衝撃と驚愕を以て受け止めんとする次第。
そもそも「平成ライダーシリーズ10周年記念作品」たりしディケイドが巡りし、過去9作品の各ライダーの世界とは、その各ライダーオリジナル本編とは全くの別設定なるパラレルワールドにして、ライダー変身者さえ別名別人（本編と同じ俳優が同じ役名にて登場せし例もあれど、飽くまでも別人設定）、その点に於いて現在放送中なる「平成ライダーシリーズ20周年作品」こと「仮面ライダージオウ」は、過去19作品の各ライダー・オリジナル本編に登場せし当時のキャスト達が豪華ゲスト出演、設定も各ライダーの後日談的世界として、ディケイドに於ける過去各作品との関連性の差異を、敢えて強調せしかと勝手に思い込めど、実はディケイドにも、過去作品オリジナル本編に登場せしキャラが、後述の通り、其の儘後日談的に出演されしと今更気付けば、所詮私なんぞ未だ平成ライダー鑑賞歴10ヶ月、僅か1年にさえ及ばぬど素人、浅慮の至りと恥ずかしきばかりかな。
扨、そのオリジナルキャラたる剣崎一真、勿論仮面ライダーブレイドへの変身披露下されど、何とラウズアブゾーバー用いずキングフォームへ変身遂げられれば、ディケイドに於けるパラレル「ブレイドの世界」にて、剣立カズマが通常フォームへ変身されし故、敢えて両者の存在の差異を明確にせんとすればこそか。ところで剣崎がディケイドやジオウに登場せし際、従来通りブレイバックルにて変身されれど、そもそもブレイドオリジナル本編最終回にて、アンデッド化せし剣崎の腰にはカリスライザーの原型たるジョーカーブラウザが登場し変身されし筈なれば、その件りはどないなってもうたんや。
剣崎一真のみならず、ディケイド本編冒頭に一度登場せし「仮面ライダーキバ」オリジナル本編のキバこと紅渡も再登場されれど、そもそもディケイドこと門矢士へ「ディケイドこそ世界の破壊者」と通告せしは渡にして、パラレル「ブレイドの世界」と共にパラレルブレイドたりし剣立カズマが消滅せしや否や、オリジナルブレイドたる剣崎一真が入れ替わるが如く登場、然れば矢張りパラレル「キバの世界」と共に例のガキたるパラレルワタルも消滅するや、オリジナルキバこと渡が、是亦入れ借り登場、更に今度はキバへの変身も披露されし。
平成ライダー鑑賞歴1年にも満たぬ私なんぞが、あれこれ語るは烏滸がましけれど、パラレル「ブレイドの世界」と共に剣立カズマ消滅するや、剣崎一真が入れ替わるが如く現れ「世界の融合消滅はディケイドの誕生と共に始まった」と発せられれば、「打倒ディケイド」の旗印の下に、ライダー達が集結せんとするは当然。而してこの渡こそが、ディケイド本編冒頭にて、門矢士ことディケイドに9つのパラレルライダー世界を巡らせるべく説けば、その旅先にて各パラレルライダーと戦わせ、世界の融合消滅を回避せんと画策せし張本人たりしかと思えて仕方なし。然ればこそ「ディケイドは全ての仮面ライダーを破壊する者」且つ「全ての仮面ライダーを破壊しなければならなかった」存在であり乍ら「（全ての仮面ライダーを）仲間にしてしまった」為、結果的に世界の融合消滅が進めば、先ずは最初に消滅せしパラレルブレイドに代わりオリジナルブレイドこと剣崎一真を召喚、その後パラレルライダー達も消滅するや「今から僕の仲間が貴方の旅を終わらせます」と、愈々オリジナルライダー達を召喚、ディケイドとの最終決戦こと「ライダー大戦」へ突入されしか。
然れどその前に、ディケイド、ディエンド、パラレルクウガ、パラレル響鬼、パラレルキバが「仲間」として再度団結、世界征服を目論む大ショッカーとの決戦に赴く件りあれば、実はこれこそがディケイド本編に於ける、所謂「正義の味方仮面ライダー」としての最後のハイライトたりし。
キバと響鬼に由る夢の競演「Wキック」炸裂すれど、そもそも響鬼は「音撃戦士」なれば仮面ライダーなれどライダーキックの類いを必殺技に持たず、音撃破を似ての攻撃に終始せし筈なれば、どないやねんな。
瀕死の重傷負えどキバーラの魔皇力注入にて復活、クウガ アルティメットフォーム（ダークアイVer.）へ変身果たせし小野寺ユウスケことパラレルクウガ以外、果たしてパラレルライダー達は全て消滅せしか、
オリジナル平成ライダー8名と先述のクウガ アルティメットフォーム（ダークアイVer.が「打倒ディケイド」の旗印の下に揃い踏みどころか、
過去9作に登場せし全平成ライダー総進撃とは圧巻至極、然れど本編残り時間僅か1分数秒とは是如何に、
そもそも「仮面ライダーディケイド」は、本編第1話冒頭、いきなり衝撃的なこの「ライダー大戦」シーンにて幕開けれど、所詮は前振りなれば、その長さ僅か約2分15秒にして、然りとてこの最終回に於ける同シーンの倍尺もあれば、この呆気なさ過ぎな最終回の其れに比べ、未だ見応え大いにありしか。初鑑賞時には、この最終回に於ける「ライダー大戦」シーンの余りの短さに、思わず詐欺行為だと糾弾せんとせし程にして、後日、この顛末は、劇場映画「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」内の第1エピソード「仮面ライダーディケイド 完結編」へと繋がると知れば、渋々納得せざるを得じとは云え、矢張りこの「ライダー大戦」全平成ライダー総進撃たる戦闘シーンこそ、本作のハイライトたるべしと思えば、ファンへの裏切り行為たりし事実は覆らぬと知れ。
因みにこの第1話冒頭の「ライダー大戦」シーンには、クウガ マイティーフォームの姿も見受けられれど、先述の通り小野寺ユウスケが変身せしパラレルクウガはクウガ アルティメットフォーム（ダークアイVer.）の筈なれば、これは一体誰やねんな。然りとてオダギリジョー演ぜられし五代雄介が変身されしオリジナルクウガは、同じ世界に2人の同じライダーが同時に存在し得ぬ法則ありければ、その可能性皆無たるべしと思えども、結局は第1話冒頭に於けるシリーズ前振りの1シーンなれば、凡そ確固たる根拠あらざらん。
「仮面ライダークウガ」に端を発せし平成ライダー諸作とは、どうにもそのストーリーの設定や展開が複雑怪奇にして、果たして本来のターゲットたる幼児共には到底理解不可ならん。
然りとて矢張り子供向け特撮ヒーロー番組なればこそ、様々な事情にて御都合主義たらざるを得ぬ部分も少なからんとは云え、平成ライダーファン諸先輩方より、是非にあれこれ御教示願わんと思えば、どうぞ気軽に声掛けて頂きたし。
今晩Heathrow空港より帰国の途に就かんとすれば、備蓄食材全て銷却すべく、トラベルマルチクッカーこと通称「ポコポコ」にて、米残党総攻撃とばかり、備蓄米全てぶち込み炊飯せり。
備蓄食材残党全て召喚、玉葱をスライスに処せば、
「ポコポコ」に水を注し、粉末出汁投下、玉葱スライスもぶち込み、
煮立たせれば、
溶き玉子、更に葱も投下するや手早く攪拌、然れば「玉子丼のタネ」完成、
ごはんの上に、この「玉子丼のタネ」をON! Morganより頂戴せしミックス唐辛子「モルガンママヒーヒー」施し、生青唐辛子も添えれば、是にてポコポコクッキング「玉子丼」完成、大いに美味なれば、
先日購入せし韓国海苔もON! するや一層美味なり。
我々大阪関空組と異なり、九州は福岡へフライト控えるウルフ、一人フライト時刻異なれば、我々に先んじHeathrow空港へ出発、帰国の途に就かんとす。而して最後に「ウルフ出撃之ポーズ」も見事キメられし。
然れど後程メール届けば、何とウルフの出発空港はHeathrow空港にあらずGatwick空港たりしが発覚すれど、当然時既に遅くして、追加料金支払い無事振り替えて頂き得しと知れば、取り敢えずは安堵こそすれ、ホンマにアホな奴やのう。
昨夜仕込みし「ファイナルカレー」召喚、ごはん残党と合わせ、生青唐辛子突き立てれば、昼飯「ファイナルカレー」完成、いざ食らえば、既に冷め果てしとは云え美味。
テレビにて「ナイトライダー」鑑賞、懐かしきかな。
正午にホテルをチェックアウトすれば、是にてMorganとも秋の欧州ツアーまで暫しの御別れ。Adios Amigo!!
然れど我々のフライトは午後8時、チェックインまで6時間も余せば、界隈のリサイクルショップやらショッピングセンターやら移民マーケットやら素見せど、未だ未だ時間余せば、昨昼の会場Cafe Otoを訪れ、コーヒーなんぞ啜りつつ歓談すれば、界隈のベトナム料理屋にて昼飯済ませしジョンソンも遅れて合流せり。ジョンソンは席に着くやビールを所望、然ればNANI君も空かさず追随、東君も散々悩まれし挙句、結局ビール所望され、持病再発を憂慮し禁酒中なる私を除く皆様、是にて昼酌に興じらるるや、先程まであれ程持て余し停滞せし時間も、名残惜しむ程に加速し経過、酒の力は偉大なるかな。
而していざHeathrow空港へ向かうべく、地下鉄乗り継ぎ移動せり。
午後5時、Heathrow空港に到着すれば、チェックインも恙無く終了、然れど未だ搭乗まで2時間余も持て余せば、此処は大英帝国式回転寿司チェーン「yo! Sushi」姉妹店たるか「yo! 活」へ突撃せり。
ジョンソンは、冷酒にてセルフ打ち上げに興じられれば、
NANI君は「チキンカツカレー（Large）」所望、
而して私も「チキンカツカレー」所望せり。いやはや大英帝国に於けるカツカレー普及率も絶賛上昇中なれば、斯くも気軽に食し得る程に美味。日本のカツカレーに比べ、カレールー少なめたるは、飽くまでも「チキンカツ カレーソース添え」なるを旨とすればこそ。
ファンシーな皿にてストレンジなSUSHIが回る様は圧巻かな。
m&m好きなNANI君、遂に愛しのm&mと、胃袋を介さず、マシーン通じての意思疎通図られし。
午後8時10分発キャセイパシフィック航空香港行きに無事搭乗せり。
機内食は「Chicken」選択、何やら鶏肉の餡掛けなれど、是亦何とも微妙な味わい。アジア系航空会社の機内食は、大抵可成り美味なれど、このキャシパシフィック航空に関せば、何とも残念な限りかな。
空の旅に於ける愉しみたるハリウッド娯楽大作鑑賞に興じんとすれば、先ず1本目は、ロバート・ロドリゲス監督作品「アリータ: バトル・エンジェル（原題：Alita: Battle Angel）」鑑賞せり。あのジェームズ・キャメロンが、2000年に映画化権獲得し乍ら、その後「アバター」製作に取り掛かり、結局撮影開始されしは2016年、その間に開発されしCGI技術を以て、主人公アリータは完全にアニメーションにて製作されれば、子供向け映画ならぬ一般SFアクション映画にて、アニメ主人公が本物の人間俳優と絡む様、そもそもアリータの設定がサイボーグたる人間ならぬ者たれど、意外にも違和感皆無にて堪能せり。CGI技術が更に発達すれば、往年の名優達の魔界転生も自由自在、夢の競演、夢の大作制作も夢ならざらん。然れど本物の人間に由る俳優の意味も問われんや。嘗てリズムマシーンが台頭せし際、世界からドラマーが消滅せんと憂慮されれど、結局斯様な完全マシーン化に至らねば、CGI俳優も亦然りか。
2本目は、武内英樹監督作品「翔んで埼玉 Fly Me To The Saitama」鑑賞せり。鑑賞1度目は、冒頭3分にて寝落ち、気付けば上映終了せし顛末にして、2度目の鑑賞にて漸く観了果たせり。GACKTと二階堂ふみ演ずる主役2人が、どうにもバンコランとパタリロを想起させれば、原作は魔夜峰央たりしと知るや、大いに納得せしも当然。私は関西出身にして、大学入学時に名古屋へ転居、その後19年間名古屋に居を構えし経緯こそあれ、所謂「坂東」在住経験あらざれば、況して北関東なんぞ、未だ各県の県庁所在地や地図上の位置さえも朧げな程に無縁、然れば本作に登場する埼玉県、千葉県、茨城県等全く存じ上げねば、愛ある皮肉込められ描かれし各県の特徴も、全く以て理解及ばず、どうにも退屈至極な内容たれど、GACKT、京本政樹、麿赤兒の怪演ぶりあれば何とか観了し得しか。本作も矢張り昨今のゴミ邦画同様、いちびった脚本と陳腐な画像処理施されし安易な画面構成、ホンマこの妙な風潮どないかならへんのか。
3本目は、ジョス・ウェドン監督作品「アベンジャーズ（原題：Marvel's The Avengers）」鑑賞せり。云わずと知れし「マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズ第6作目にして「フェイズ1」最終作なり。本作へ至るまでのマーベル実写映画5作品は鑑賞済みたれど、実は本作のみ見逃せば、今更乍ら初鑑賞なり。代表的にして典型的なハリウッド娯楽大作なれば、脳内完全空白化を以て鑑賞、大いに愉快なSF活劇として堪能せり。
到着前の機内食は「Shrimp」選択、海老入り粥たりし。味わいは粥なればこそ可もなく不可もなく、然れど粥とパンの組み合わせってどないやねんな。
1時間遅れにて、乗り継ぎ地たる香港へ到着。御陰にて乗り継ぎ時間が1時間程なれば、遥か彼方「徒歩20分」と案内されし搭乗ゲートへ漂着するや、即搭乗と相成りし。因みに私は常々、搭乗開始されれど長蛇の列に並ぶを厭えば、列がほぼ途切れ終わらんとする最終局面まで待機し、漸く搭乗せんとする次第。
午後4時35分発キャセイパシフィック航空関西空港行きに搭乗せり。
機内食は、往路にても食らいし檸檬風味クリームソースに和えられし白身魚、空腹の勢いにて何とか平らげし。
前方に伺い得るビジネスクラスの室内灯が、妖しき紫色なれば、果たして如何様な酒池肉林の宴が繰り広げられるか、よもや美男美女ホスト＆ホステスに由る濃厚サービスもあらんや。所詮機体の重量バランス調整錘代わり、クズ扱いたるエコノミー末席なんぞが関の山たる我々赤貧階層には、高嶺の花にして無縁と知れ。
午後9時30分、無事関西空港に着陸せり。関空特急「はるか」最終列車は、午後10時16分発なれば、降機→帰国手続→受託手荷物受取→通関には、大抵45分から1時間程度要する故、先ず間に合わぬと諦めれど、恙無く帰国手続通過し受託手荷物受取へ至るや、何と我々の荷物がコンベア上に転がるを発見、然れば慌てて荷物を拾い通関、信じ難き事に、着陸から到着ロビーへ至るまでの所要時間僅か20分、均かの午後10時16分発関空特急「はるか」最終列車に乗車叶うと知るや、今宵は大阪アジト投宿予定なる東君共々、JR関空駅へ急ぐべく、NANI君への挨拶もそこそこ、ジョンソンに至れば受託手荷物受取コンベア辺りにて別れし儘にして、悪しからず。
斯くして大阪アジトへ帰還果たせば、東君と2人してプチ打ち上げに興ずるべく、界隈のホルモン屋へ繰り出せり。
是を以て私も禁酒解禁すれば、東君と乾杯、ハイボール呷る次第。
斯くして浪花の夜は更け行きし。
是を以て今回の「AMT宗家大英帝国ツアー2019夏」道中譚も脱稿。
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記も、徒然なる儘にInstagramへ投稿されれば、こちらも是非御併読頂きたし。