午前4時起床。ペルーと云えばアマゾン、然れば今朝は「ゲドン闇の朝礼」に、
「赤ジューシャ」の皆様共々参列させて頂けば、
奇しくも十面鬼拝み得るや、今回遠路遥々南米はペルーまで、幾多の苦難困難乗り越え渡航せし甲斐もありしかな。
当初本日も予定されしManongo氏邸に於けるレコーディングあらざれば、日がなのんびり過ごすのみ。遅過ぎな朝飯食らうべく、日本より持参せしうどん玉(粉末スープ付き)と天婦羅召喚、バンド経費にて贖われし葱少々頂戴すれば、是にて「天婦羅うどん」食せり。
「1週間に4回はセビーチェを食す」と宣われしLuisの案内にて、遅過ぎな昼飯食らうべく、いざ市場へ赴かんとす。
道すがら犬マネキン発見せり。
市場は正に市場にして、肉屋やら、
魚屋やらが並ぶ中、
セビーチェ屋建ち並べば、
其の内の一軒へ突入、
こちらのカップルなんぞ、セビーチェ睦まじく食らわれれば、これぞ正にペルーにて主流たる「セビーチェデート」の真最中なり。勿論口説き文句は「ヘイ!ママシータ!俺とサイコーのセビーチェ食いに行かねえか?」
御品書にはセビーチェ各種並ぶのみならず、
魚介類のグリルなんぞも並べば、個人的にこの「魚介類のグリル」所望せり。
注文はLuisに任せれば、何と「セビーチェ」のみならず「魚介類のフライ」
「海鮮ピラフ」の如きも登場、
何れも大いに美味、流石は「セビーチェ」に、大いなる拘り持つ男Luisが選ぶ名店なるかな。
続けて店員のおばちゃんが配膳下さりしは「魚貝類のグリル」にして、
是亦なかなか塩っぱけれど、大いに美味なり。
店員のおばちゃんより、何故か此処の店の公式キャップ頂戴せしウルフ、記念撮影に興じられれば、曰く「今夜の夜狼活動の標的決定しました!」どうにもこのおばちゃんに、今宵夜這い掛けんと高らかに宣言、おばちゃんが着る此処の店の公式Tシャツを、戦利品として略奪せんとの事。
投宿先たるLuis宅へ帰還せんとすれば、道すがら表の店構えは大層立派な店なれど、その裏側の手抜きぶり尋常ならぬ様発見。
軒下眺むるや、葺かれし瓦が摺り落ちんとする様発見、斯くもいい加減な造りにて大丈夫たらんや。
ビルの壁面見上げるや、
是亦酷き様にして、壁に凹凸刻まれれば、もしや経費節約すべく、もしや段ボール製壁面たりしか。
帰り掛けの駄賃にてスーパーに立ち寄らんとするや、何やら「amazon」に因む「amazonia」なる屋号の土産物屋発見せり。ペルーと云えば、アマゾン川流域にして、古代インカ帝国たれば、ギギとガガの腕輪は何処、もしや斯様な店の隅なんぞに捨て置かれんや。
そのギギとガガの腕輪リングなりけるが、絶賛予約受付中なりけり。
店のショーウインドウには、斯様な人形が鎮座されし。
道すがら、謎のオブジェ発見、これこそギギとガガの腕輪に因む作品たらん。
スーパーにて、例のジュースの原料たらん紫玉蜀黍発見せり。
ケーキコーナーにて販売中なるは、強烈至極な代物の数々にして、下衆な激甘党たる私なれば、大いに我が琴線に触れるものなり。
扨、今宵は私とジョンソンのソロライヴ@「El Paradelo Festival」控えれば、皆して出動せんと待機せり。既に今宵の夜狼活動の標的決定済みなウルフなれば、その合言葉代わりたるセビーチェ屋公式キャップ被り、今宵のあれこれ想像しては、最早笑いが堪え切れぬ有様。
今宵の会場El Paraderoへ到着せり。
時間に緩きペルーなれば、案の定タイムテーブルが在りて無き物グダグダ状態、然れば約1時間半遅れにて「ジョンソンtsu」ソロセット開幕、変拍子炸裂プログレフォークにて客席も大いに盛り上がりし。
タイムテーブル余りに遅れれば、出順ひとつスキップされ私の出番と相成りし。今宵の私のソロセットはLuis曰く、ソロ、而してManongo氏とのセッションなる2部構成を以て予定されれど、ソロ終盤にてManongo氏乱入されるや、次に出番控えるインプロトリオのベーシストTeté Leugíaも参加、然れどその演奏余りに酷過ぎにして御粗末至極どころか万死に値する出鱈目ぶり、御陰様にて大いに苦心惨憺悪戦苦闘強いられれば、ホンマ下手な奴はおらへん方が遥かにマシ、正にNothng is Betterなるかな。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第。悪しからず。
早々に機材撤収、いざ帰還せんとすれば、先のベーシストも参加されるインプロトリオ「Gibrán Andrade+Teté Leugía+Roberto Tercero」が絶賛演奏中なれど、会場入口界隈を警察官が占拠、凡そ余りの騒音なれば御近所さんより通報受けての出動か。況して先程まで、私が爆音にて演奏すれば尚更かな。
秘密兵器「赤ずきんちゃん探索レーダー」駆使され、今宵の標的ことセビーチェ屋のおばちゃんの所在発見、
然ればLuis宅へ帰還せんとする我々を見送り、いざ夜狼活動堪能せんとするウルフなり。¡Disfrutar! ¡¡Buena suerte!!
斯くしてウルフを除く我々4名、無事Luis宅へ帰還果たせり。今宵、祝☆南米ソロデビューされしジョンソンと共に、記念撮影に興じし。
扨、そろそろ就寝せんと思いきや、夜狼活動中な筈のウルフが、均かの早々なる帰還。例のセビーチェ屋のおばちゃんへ夜這い掛けんと随分勇しけれど、果たしてその彼に何が起こりしか。戦利品たるセビーチェ屋のTシャツも見当たらねば、凡そLimaに於ける拿捕着床活動は、失敗未遂に終えられしか。本人曰く「ダメだ…これはダメだ…俺は一体何をやってるんだ…」大いに意味深長な発言、然れど今回の此処Lima滞在は、未だもう一夜残されれば最後の夜たる明晩、ウルフは決死のリベンジ果たされんや。エイメン。
斯くしてLimaの第三夜は更け行きし。
明日は愈々AMT宗家のライヴ、更には「NANI∞GURU」南米デビューライヴも控える次第。
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記も、徒然なる儘にInstagramへ投稿されれば、こちらも是非御併読頂きたし。
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"Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O. South American Tour 2019"
- Nov. 30th (sat) Nani & Guru @ "Record Fair" Espacio Fundación Telefónica - Lima (18:00)
NANI∞GURU (Satoshima Nani: dr.&syn + Kawabata Makoto: g&syn)
Facebook event page :
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- Nov. 30th (sat) @ Casa del Auxilio - Lima (23:00)
ACID MOTHERS TEMPLE & THE MELTING PARAISO U.F.O. :
Kawabata Makoto : guitar, synthesizer, voice, speed guru
Higashi Hiroshi : synthesizer, theremin, harp, god of fish
Jyonson Tsu : vocal, guitar, bouzouki, midnight whistler
Satoshima Nani : drums, another dimension
Wolf : bass, space & time
Facebook event page : https://www.facebook.com/events/1424432927707108/