既に3年目を迎えんとする「Santa Ra」年末公演@難波Bears、何やら知らぬ間に「Santa Ra祭」と銘打たれ、済し崩しの内に年中行事化せんとするか。
会場たるBearsへ到着。カッチョいいサイケデリックなポスターも製作頂けば、
その他にも2種のポスター並べ貼られ、有り難き限りかな。
因みにBearsの鉄扉には、昨年の是亦サイケなポスターが未だ貼られる次第。
大変残念乍ら、津山さんよりインフルエンザにて已む得ず欠席との報あれば、1日も早き平癒祈るばかり。
然れば津山さんを除く「Santa Ra」総勢8名を以て、恙無くサウンドチェックも終了せり。楽屋へ抜ける通路には、我々の機材並ぶ有様。
晩飯食らうべく一人界隈散策、今年開店されしか王将大国町難波中店へ初突撃、オリジナルメニュー眺むれば、この界隈は中国系移民や観光客多くして、何やら本場宛らかと思わせるオリジナルメニューも垣間見られ、
然れば最近流行りなる「痺辛」謳われる「麻辣鶏セット」所望せり。因みに「麻辣鶏」と書けば何と読むか、凡そ「油淋鶏(ユーリンチー)」の如く中国語発音にて「マーラーチー」かと思いきや、御品書には「マーラーとり」と書かれ、些か失望せられしと共に、何か嫌な予感も漂いし。
扨、配膳されれ、いざ食らえば、果たして何処に花椒の芳しさ感ぜらるるか、なんぼなんでもこれは看板に偽りあり過ぎやろ。所謂鶏胸肉1枚を唐揚げに処せば、其処へ白髪葱等添え、豆板醤と王将名物餃子用に備えられる辣油ぶっ掛けしのみと思しき代物、成程「麻辣」と謳う分には許容範囲やも知れねど、御品書のコピー「痺れて辛〜い」に偽りあり。所詮世の「痺辛ブーム」に便乗せんとせし安直メニュー、俄かブーム便乗なればこそ、こんなもんでええやろ的代物ならん。
今宵は先鋒を、ジジ君が数年ぶりにドラム叩くと云われし「長浜礼香+須原敬三+西原ジジ」次鋒を「ウンラヌ」が務めて下されど、須く「Santa Ra」は準備に時間要する上に、そもそも日本酒に精通されるカマチ君が、毎度珠玉の1本を持参して下さる故、楽屋にて前打ち上げ盛り上がるが常、然れば申し訳なくも見逃せし次第、悪しからず。
然ればカマチ君が持参下さりし今宵の1本、いざ開栓せん。
流石はカマチセレクション、余りの美味さに顔面筋肉崩壊、
悦楽昇天状態なり。
酒宴之圖。
そろそろ出番も近付けば、みつるちゃんもスタンバイ、AMT脱退以後はミツコ☆タバタへ化身される機会も激減されれば、久々にウィッグ装着せんとされるや、ネットが窮屈にて頭蓋骨締め付けられ苦悶の笑顔呈されるみつるちゃんなり。「太ると頭の鉢も一緒にデカなるねんで。」「えっ?ホンマ?」「しゃあからタケカワユキヒデとか見てみいな。めちゃ頭の鉢デカなってはるがな。」「それヤバい……。(苦笑)あっ、前は髪の毛もっと短かったからや。きっと髪の毛が伸びたからキツいんやと思う…。」
何とかネット装着完了、
ウィッグ装着されれば、
取り敢えず再び酒宴へ。
而して愈々出番5分前、MADSAX光聲君と2ショット。
而してギターを抱えるや、束の間の真剣な表情、流石は手練れギタリスト田畑満なり。
光聲君も衣装装着完了、古代エジプトに於ける冥界の神にして、ジャッカルの頭を持つアヌビスなり。
津山さん欠席なれば、今宵はカマチ君がタルカス装着。
リズムセクションは、全員御揃いにて電飾ピラミッドなり。
私も衣装装着完了、古代エジプトに於ける太陽神にして、隼の頭を持つラー、而してバンド名「Santa Ra」そのものも意味するとは偶然にして後付けなり。カマチ君入魂作たるこの衣装唯一の難点は、衣装装着に先んじ楽器を抱えねばならぬ事か。
ラーの目には電飾仕込まれ発光する次第。
而して満を持して、肝たるSan Raの頭部に光入れば、
いざ出撃控え、全員勢揃いにて記念撮影に興じし。
約60分のセットを披露。津山さんのキーボードを欠けば、従来のラテンロック臭を欠くも已む得ずして、亦、今回はカマチ君が電子音ならぬ客席後方にてギター弾かれ、曰く「5.1チャンネル仕様」に勤しまれれば、挙句ギターアンプ振り回し、曰く「人力レズリースピーカー」まで繰り出され、自ずから宇宙度こそ低くなれど、その代わり発狂せし電気マイルスバンドの如く、ファンキービートを軸に大暴走し捲れば、大いに盛況にて幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
先日今年の全ライヴ予定無事完遂せしAMT宗家より、NANI君とジョンソンも顔出して下さりし。
次回のBears登場は、来年2月に控える「Mainliner」ワンマンにして、帝都、神戸との3都市巡りツアーを予定せり。
宗右衛門町の某中華料理屋にて打ち上げんとすれば、
御存知サイケ組メンバーたるマドンナ友里ちゃん、ぽんすさん、
年内にて「秘部痺れ」脱退されしドラマー松元君こともっちゃん、その「秘部痺れ」オリジナルリードギタリスト地獄変君も久々に顔出して下されば、その元気そうな姿に安堵、而してサイケ組の木村君、今宵「うんらぬ」にて
出演下さりし祥三君、みつるちゃん、
今宵先鋒務めて下さりし礼香ちゃん、聖さん、こちらは先代「秘部痺れ」ドラマーたりしBata、而してジジのほっぺたろまんことジジ君、
福井より遠征頂きし本業は彫師たる光聲君と、私なる面々。
晩飯にて大いにハズレ引きし経緯あれば、此処は(所謂「中華料理」にあらず)本場中国式料理のメッカたる道頓堀東側なれば、今度こそ本場宜しく激辛激痺れ料理堪能し得らんと期待に胸膨らませ、先ずは「麻婆豆腐」運ばれるや、あれ?これ普通の麻婆豆腐やがな。
然りとて本場方式なれば、餃子は基本「水餃子」にして、仮令「焼餃子」所望すれど、水餃子用に仕込まれしを焼くのみ、然れば「焼餃子」としては皮厚過ぎにして、矢張り微妙かな。
西安等にて御馴染み回教徒料理「羊串焼」これは充分美味なれど、本場の如くクミン効いておらねば、これも日本人向けにマイルドな味付けとされし結果か、扨亦ここの料理長の嗜好たらんや。
「鶉丸焼」これは大いに美味。
一見グロテスクな見て呉れなれど、頗る好評博せば、
皆して大いに飲み食い歓談。久々に斯くも大人数にての打ち上げ堪能せり。
結局午前4時の閉店まで飲み明かし散開。
祥三君&友里ちゃん夫妻、福井より遠征頂きし光聲君と共に、タクシーにて大阪アジトへ帰還。
レコード聴きつつ、Sardegna島産リキュールMirtoなんぞ呷りつつ、2次会へ突入せり。
斯くして浪花の夜は更け行きし。
是にて今年の全ライヴ終了せり。
私関連のライヴへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。亦、来年も引き続きどうぞ宜しく御願い致します。