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Channel: 大ぼら一代番外地
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今宵幕開け!「ナカタニタツヤ + 河端一 Japan Tour 2020」

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今年のライヴ始めは、今宵名古屋は今池@海月の詩にて行われる、異能パーカッショニストたるナカタニタツヤ君とのデュオなり。幾度も共演重ねし彼とのデュオなれど、毎度何かしら新たな発見やら衝撃やらあれば、私個人として勝手に音楽的盟友と思わせて頂く次第。仮令音楽的思想や手法が異なれど、音楽を通し目指す到達点が同じなれば、それは正に同志にして、然りとてこの世に音楽に携わる御仁無数におられれど、実は其の同志たるべきは極々僅かと知れ。

奇しくも私は、40余年に及ぶ音楽活動に於いて、数えるばかりとは云え、同志たるべき方々と邂逅共演し得れば、何ともミュージシャン冥利に尽きる次第、然れば今宵と明晩に及ぶタツヤ君とのデュオ二夜、是非にも自らの五感を以て体験して頂きたし。再生芸術作品として録音されし音源にてその真髄伝わる音楽とは、是亦全く異なる代物の音楽たれば、是非に同じ空間にて体験されるべし。

然れば今宵、名古屋は海月の詩にて御目に掛かります。

 

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「ナカタニタツヤ + 河端一 Japan Tour 2020」

 

ナカタニタツヤ : percussion

河端一 : electric guitar

 

Nakatani Gong Orchestraを率いてのドローン演奏等、従来のドラマーとは全く異なるアプローチを見せる異能ドラマーと、恍惚系ギタードローン開祖の邂逅。一聴してもドラムとギターとは到底信じられない、楽器演奏法に関しても既成概念を超越した不可思議音響を、完全即興演奏で展開。
2015年以来、毎年行われる日本ツアーは大好評を博し、2016年11月にはアメリカツアーも敢行。今回は、名古屋と大阪の2公演を行う。

 

 

◾︎ 1月11日(土)@名古屋今池 海月の詩 (090-7030-9409)

https://www.facebook.com/kuragenouta.express/

 

open 18:30 / start 19:00 

door ¥2000 + charge ¥500

 

w/ NOUS (柳川芳命+菊池行記+小林雅典), Hyakuyoso

 

 

◾︎ 1月12日(日)@北堀江 FUTURO CAFE (06-6532-5830)

https://futurolive.exblog.jp

 

open 19:00 / start 19:30 

adv ¥2000 / door ¥2500

 

 

◉ ナカタニ・タツヤ(Tatsuya Nakatani)

1970年兵庫県神戸市生まれ。10代から20代前半まで関西を中心に音楽活動後渡米する。

ロスアンゼルス、ボストン、ニューヨーク、ペンシルバニア在住を経て2009年現在はニューメキシコ州南部、チワワ砂漠に位置する町、トゥルース•オア•コンシクエンシーズ市に在住する。打楽器奏者、ドラマー、サウンド•アーティスト、コンポーザー、木工アーティスト。

一般的に聞き慣れた打楽器の音と共に、特殊奏法(extended technique)を駆使する独自のスタイルで演奏する。ドラム、ゴング、御鈴、金属片、シンバルなどを弓や特殊スティック、マレットなどで拡張的な発音をすることで、聞き慣れた一般的なドラムやドラムセットとしての音色から離れた無限な音の可能性、色彩やテクスチャーを感じさせる『トーン』や『間』、『音の波動』を使い美術的な視点で音楽表現を追求する。

四半世紀に及びアメリカに在住、北米を拠点としてヨーロッパ、南米、日本各地で演奏活動を行ってきた。本拠地のアメリカでは1990年代後半より、年間150本以上のライブをこなすツアー•ミュージシャンとして知られている。北米での演奏活動は大都市のみに留まらず中小都市や学園都市に渡り、数え切れない程のアメリカ大陸横縦断経験をしてきた。演奏会場には美術ギャラリーでの演奏コンサートから、500人規模のコンサートホール、美術館、大学等でコンサートを行う。また演奏活動の傍ら各地の大学で音楽専攻学科に向けて講義(マスタークラス、クリニック、ワークショップ)、独自の音楽フィロソフィーを講義、即興演奏の説明やトレーニングを行ってきた。出版物にCD、LP、カッセットなど過去80タイトル以上。ソロ演奏活動以外に世界各国各地での音楽家達との即興演奏共演も数多い。 日本での共演者は河端一、大友良英、内橋和久、 芳垣安洋、藤井郷子、田村夏樹、今井和雄、斎藤徹、渡辺薫 他。

2009年頃より行っている”NGO - ナカタニ•ゴング•オーケストラ” は集団での弓匹ゴングによる現代サウンド•アート•プロジェクトとして全米、カナダ、メキシコでライブ演奏ツアーを展開している。17枚の大小のゴングを設置し14人編成で演奏する。中谷はオーケストラと一緒に弓弾き演奏をしながら指揮も兼ねる。振動(バイブレーション)を重ね合わせ、波動によりシーンを変えていく特殊な作曲方である。ライブで体験する壮大な音の渦は新鮮であり、波動音はとても快適な感覚を覚えると評価されている。各開催地のキュレーターによって集められた演奏参加者は、中谷が指導するワークショップを通じてゴングの弓弾き演奏、指揮合図を習得し、その後オーケストラ演奏に体験する 。過去に参加したミュージシャンは10年間で一千人を超え、観衆者演奏者共に人気のプロジェクトである。

ナカタニ•ゴング•オーケストラ•ツアーの展開に伴いトランスポーター•バンを購入し自主改造する。3~6ヶ月間に渡る過酷な北米ツアーを改造バンで移動し、自炊、宿泊もする。車両の点検や整備も自分で行う。そのユニークなツアー活動スタイルは多くの欧米ミュージシャン達に影響を与えてきた。ナカタニ•ゴング•オーケストラは楽器を乗せて始めた頃は自走していける範囲内での活動だったが、近年は北米大陸のみにとどまらず、空路を経てイスラエルやヨーロッパにも進出している。

中谷工房、木工楽器制作。2006年辺りから木製の特殊弓を制作してきた。当初は自己の演奏用としてゴングや打楽器に使える弓を試作•使用していたが、少しずつ友人達にも販売していくうちに知られるようになり、製造販売を開始、中谷工房と命名する。弓の基本や木工の全てを独学、研究、試験を繰り返してきた。中谷工房の弓は一般的な馬の毛を使用していない為、とても耐久性があり、想像を絶するような太い音を出し、また軽くて半永久的に使用が可能である。2019年現在、ゴングやシンバル、マリンバなどの打楽器に使用する弓を中心にコントラバス、チェロ、ギターなどの絃楽器に使用する弓も制作。弓制作を単なるプロダクトにせず、独自の造形アート•ワークとして取り組んでいる。ニューメキシコの自宅工房では演奏ツアーに出ていない期間はそのために忙しく、完全オーダーメイドで世界規模で販売している。

ウェブサイト:http://hhproduction.org
フェイスブック:https://www.facebook.com/tatsuya.nakatani

 


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