本来ならば4月9日よりAMT宗家北米ツアーへ突入の筈なれど、このコロナ狂騒渦中にてキャンセルとなれば、明日香の深山にて隠遁生活送る次第。起床→朝飯→雑務(事務仕事やブログ執筆等)及びライダー鑑賞→移動→昼飯→移動→搬入(北米ツアーはサポートバンドに機材一式借り受ける為、機材搬入やサウンドチェクあらざれど)→晩飯→演奏→撤収→夜食→暗躍活動(ブログ執筆や録音作業等)及びライダー鑑賞→就寝なんぞと、海外ツアー中こそ規則正しき生活リズム築かれれば、せめてキャンセルされしとは云え、成る可くこの期間中は、ツアー中同様に規則正しく生活せんと思えば、ブログ執筆&投稿も同様、ツアー中は毎日投稿すれば、流石にネタあらざれば毎日は無理としても、今後成る可く毎日投稿せんとす。
然れば此処まで「卯月隠遁呆けて候」と題し「続」「続々」なんぞと3記事投稿すれど、此の儘では不都合故、今後は数字を振らせて頂かんと思えば、此処までの3記事を便宜上1から3、本日を4として改めさせて頂く次第。
コゴミを熱湯に晒しアク抜き、
独活は、穂先、茎、皮に切り分け、酢水に晒しアク抜き、
而して祝蕾こと所謂蕾菜も召喚、
而してコゴミ、独活の穂先、祝蕾に加え、海苔、鯵の大葉包みを天婦羅とすれば、
斯くして「天婦羅(鯵の大葉包み+コゴミ+独活の穂先+祝蕾+海苔)+葱だく納豆の巾着+粕汁+ごはん」食せり。
筍のアク抜きすべく、米の研ぎ汁にて1時間程湯掻きし。
扨、隠遁生活に於ける運動不足解消すべく、山道散策を習慣付けるべく、本日も日の出と共にいざ出撃せん。山寺境内より東の空を仰げば、正に日の出直前なり。
既に満開を越え、花を散らし始める境内の桜に見送られし。
未だ西の空に月が残る中、
先ずは上りより始めれば、
この界隈の最僻地にして、未だ3戸残されれど、既に無人集落と化せし冬野へ至りし。此処冬野には、嘗て平安時代末期に多武峰寺に由り築かれし多武峰城砦群の一つにして最大規模たる冬野城あれば、南の吉野方面への備えの要所にして、然れば南北朝時代から戦国時代に至る間、この界隈こと多武峰に於いて三度の合戦が行われ、冬野城にてもその都度激戦繰り返されにけり。今でこそ廃村状態なれど、嘗ては国一揆軍や十市氏が立て篭りし経緯あり。
冬野より下りとなるや、舗装道(生コンクリート舗装)も此処までなれど、
この生コン舗装終点には、御地蔵様と
御不動様が祀られればこそ。此処までの所要時間は約15分。
この先は忍者が駆けるが如き山道、是を下るのみ。
斯くして談山神社西門へ至るや、朝日に照らされる奈良盆地を望めば、先の御不動様より此処までの所要時間は約13分。
藪の隙間より差し込む朝日に、
西門前に佇む石仏も眩ければ、毎朝の拝礼行うや、此処を折り返し地点として、
此処まで下りし山道を、今度は只管上るのみ。
冬野の集落まで戻るや、談山神社西門より此処までの所要時間は約15分。
先述の通り冬野は、そもそも多武峰の要所にして、嘗ては吉野への往来も多ければ、金峯山詣や花見に通われし峠道、今でこそマイナーなハイキングコースと成り果てれど、竜在峠への道標もあり。
良助親王墓を横目に、未だ概ね満開なる桜を愛でつつ山道を下れば、
遥か吉野連峰を望み、
嘗て村営バスが此処まで運行せし名残たる、バス停趾傍らに佇む満開の桜巨樹を眺むるや、
山寺へ帰還果たせり。冬野より此処までの所要時間は約15分。本日も往復約3km、高低差160m、概ね60分の山道散歩堪能せり。当然の如く行き交う人なんぞ皆無、道すがら数頭の鹿に出喰わせしのみ。
境内の桜は満開過ぎるや、色濃くなりつつも、未だ葉が出ぬ様なり。
アク抜き施し湯搔きし筍を以て「筍御飯」焚き上げし。油揚げと実山椒も投下、味付けはヤマサ昆布つゆのみなれど、
大葉刻み添えれば、筍の食感のみならず山椒と大葉芳しく、何とも上品な味わいなるかな。
昨夜、穂先は天婦羅にて食せし独活の茎は、軽く湯搔き、嘗て木の芽を擂り潰し拵えし山椒味噌を添え「独活の山椒味噌添え」として、
皮は、人参と油揚げを加え「独活の金平」として食さんとす。
昨夜に続き、鯵の切身を大葉に包み「鯵の大葉包み揚げ」拵えれば、是が正に絶品至極、
斯くして「鯵の大葉包み揚げ+独活の山椒味噌添え+独活の金平+粕汁+筍御飯」食せり。何れも大いに美味にして、明日香の深山隠遁生活に於ける食事情、何せ田舎なれば野菜が高品質低価格なるは当然、あの激安スーパー玉出すら高額に感ずる安さにして、勿論新鮮なれば美味至極、加えて御贔屓にさせて頂くスーパー「エバーグリーン」は、幸い鮮魚コーナーが尋常ならぬ充実ぶり且つ御値打価格なれば、食費殆ど嵩まず、然りとて充実にして贅沢な献立堪能し得る次第なり。
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外出自粛中の皆様へ、AMTよりのささやかな贈り物「Acid Mothers Temple vs COVID19 」絶賛展開中。AMT Youtubeチャンネルはこちら
「Acid Mothers Temple vs COVID19 」
4月9日から予定されていいたAcid Mothers Templeの北米ツアーは、コロナウイルス拡散の渦中、最後の最後まで状況を静観し熟慮検討した結果、大変残念ながらキャンセル、延期と決定いたしました。
しかし今や全世界レベルでコロナウイルスが拡散し、各地で外出自粛、商業施設の休業閉鎖、イベントのキャンセルが相次ぐ中、Acid Mothers Templeから、外出自粛を強いられる皆様へ、ささやかな贈り物として、過去にリリースした全作品の音源を、このコロナ騒動の期間限定で、Youtubeへアップロードすることにしました。ライヴ活動を通し、我々の音楽を求める方々へ、直接届けられない現状だからこそ、この機会に我々が過去にリリースした膨大な作品群を、インターネットを通し、自由に聞いていただけるようにと思い立った次第です。この先もまだどうなるのか全く予想がつかない状況ですが、せめて我々の音楽が、今世界にあふれまくる不安を、少しでも払拭する手助けになることを祈って。