全く収束の目処さえ立たぬコロナ狂騒、この侭夏季まで長引けば、果たして世の中は自宅軟禁生活に耐え得るや。未だ夏季の気候穏やかなる欧州や米西海岸は兎も角、そもそもクソ暑き夏にマスク装着とは凡そ地獄、エアコン稼動すれど窓全開にて換気とは不毛の極み、更には窓開放にて蚊の襲撃も相俟れば、今夏は蚊取線香やキンカンの買い占め売り切れ続出せんや。況して地獄の熱波襲来が度重なる昨今、熱中症とコロナのW攻撃の前に、一層の人類滅亡の危機迎えん。否、このロックダウン長引く間に、皮肉にも地球のオゾン層が再生されつつあると聞けば、地球温暖化に歯止め掛からん。然れば熱波襲来は回避し得るやも知れず、斯く思えば正に黙示録、人類文明発展の行き着く先こそがこのコロナ狂騒とは、正に地球自身に由る自浄作用か、然れば余りに暗示的なるかな。何はともあれ、酷暑たる夏季まで長引かぬ事を切に祈るばかりなれど、大いに暗雲垂れ込める様ならん。
本来ならば、本日を以てAMT宗家北米ツアーは、先ずは序盤2週間を終了、第2ステージたるロッキー山脈ラウンドの終盤に差し掛かる辺りの筈たりし。凡そ毎度乍ら「ツアークッキング」に明け暮れんとすれば、北米ツアーも嘗てはオルガナイザーや知人友人宅に投宿させて頂くが常たれど、今や長老たるAMT元老院こと私と東君のみならず、既に15年目を迎えるツアードライバー/マネージャーたる「GOD」ことJustinも流石に経年劣化、須く安モーテル泊が増えれば、モーテルの各部屋には先ず電子レンジと冷蔵庫完備される故、今年は「電子レンジクッキング」を極めるべく、日本滞在中ですらあれこれ試せど、残念乍らその成果発揮し得るは来春へと延期されし。
ロックダウン生活が長引く欧米に於いて、果たして我が友人知人達は息災たらんやと、安否確認も兼ね連絡すれば、皆一様に息災と知り安堵。
明日香の深山隠遁生活も、気付けば1ヶ月を迎えんとす。欧米の如き強制的自宅軟禁たるロックダウンならねば、そもそも此処は一般社会より隔絶せし人外魔境、普段と概ね変わらぬ暮らしぶりにして、精々下山しスーパー等へ赴く際、面倒なれどマスク装着に努むる程度か。ライヴ予定も一切あらねば、歯科通院の為のみにて大阪アジトへ赴く程度、それも深夜に自家用軽バンに由る隠密移動ぶり、文字通りの暗躍活動とは、何やら反政府活動行うゲリラ組織気分たらんや。然りとてこの明日香の深山は山寺に、斯くも常駐し得るは久しぶりにして、況して大阪アジト構えし以降は、その機会一層減れば、是も天恵たる好機とばかり、存分に深山隠遁生活堪能せん。そもそも貧乏暇なしと海外遠征に明け暮れれば、果たして本来の余生に於いてでさえ、斯様な体験し得しや否や。
免疫力向上云々叫ばれる昨今なれど、そもそも所謂大凡の医者を信じぬ私は、予てより自己治癒能力向上に努めんとせし経緯あり、然れば何を今更感すらあれど、大蒜やら生姜やら発酵食品やらと騒がれる中、我が道を邁進せんとする私は「極私的激辛激痺れ麻婆豆腐」を堪能せんとす。
嘗て中国を訪れし際、我々が馴染み深き所謂「日本式中華料理」や、陳建民健一親子にて日本へ伝承大衆化されし「陳流四川料理」とは一線を画す、花山椒と唐辛子が下衆な程にぶち込まれし本場の中国料理を知れば、勿論中国料理と十把一絡げ過ぎなるは重々承知之介なれど、其れ程に何処へ赴けど斯様な刺激的料理を以て歓待受けし以来、昨今の花椒利かせし「シビ辛ブーム」に先駆け、我流にてあれこれ追求させて頂きし次第。
然れば御馴染み「極私的激辛激痺れ麻婆豆腐」も、歳月重ねガラパゴス的発展を遂げしは当然、今やそのハザードレベルも危険値に到達、花椒や麻椒やハバネロをふんだんにぶち込みつつも、麻辣醤や花椒醤のみならず甜麺醤も駆使、然りとて味のベースはヤマサ昆布つゆにて支えられ、仕上げに花椒粉のみならず自家製ハバネロ入り花椒油も投下、様々な方法にて刺激のみならず旨味も引き出さんとすれば、嘗てマドンナ友里ちゃんに「もし河端さんが麻婆豆腐屋開いたら、絶対に週3で通う」と称賛頂きし経緯もあり、然れば「刺激の向こう側なる彼岸より到来する美味さ」求め、日々精進させて頂くものなり。然う云えば、激辛同盟同志たるタケシさんには随分御無沙汰すれど、御家族共々息災なるを願い、亦いつか御目に掛かる日を楽しみにさせて頂く次第。
備蓄食材よりカップ麺「ピーヤングやきそば タイ風春雨 パッタイ味」なるを召喚せり。ほんでこれ、何で「ペヤング」違うて「ピーヤング」やねん?「焼そば」と違うて「春雨」やからか?せやったらディテール凝り過ぎやがな。
そもそもカップ麺たれど、あの忌まわしきプラ容器にて食するを厭えば、丼へ移し、トッピングとして、玉葱スライス、蟹蒲、刻み青唐辛子、刻みパクチー加え、斯くして即席麺「タイ風春雨」完成、いざ食らえば、個人的には心なしかより酸味求むる味わい、所詮は期間限定企画モノなるカップ麺、果たして何を期待せんや。
深山隠遁生活に於いて、過酷な海外遠征期間中と同様の運動量を強いるは困難なれど、何とか毎朝の山歩きは習慣化すれば、毎日眺むる景色より、微妙な季節の移り変わりも伺い得るものなり。山寺の傍らに佇む紅葉の巨木、青々と新葉茂らせれば、
冬野集落の外れに佇む一軒にて、未だ遅咲きなる桜伺えれど、
山道に咲きし桜は概ね終焉迎え、僅かに残る花が、春の名残惜しむが如し。
折り返し地点なる談山神社西門よりの奈良盆地眺望、薄ら霞掛かれば、矢張り未だ春の真っ只中なるかな。
良人親王墓の裏手に石段あれば、その先に道ありて、然りとてこれは何処へ繋がるか。明日香の深山へ転居し16年目を迎えれど、未だ界隈の山道やら獣道なんぞ全く存ぜぬ有様。何れ機会あれば、この界隈の全ルート踏破済みなる津山さんに、是非御教示頂くべし。
気付けば既に彼岸も過ぎ1ヶ月経過、道理で日の出も随分早くなりしか。
そもそも此処明日香の深山に於いて久しくネット難民なれば、下界の情報は毎朝ラジオより得ると知れ。然りとて所持するラジオとは、未だ真空管なる骨董ぶり、そもそもレコードプレイヤーも完備される小型ステレオセットなれど、レコードプレイヤーは既に鬼籍に入られ、而して厳密にはステレオにあらず、左右各々のボリュームつまみあれば、各々音量調整せねばならぬ有様にして、即ち云うなれば「ダブルモノラル」なり。
因みにラジオの上に鎮座するは、餌代及び面倒見一切不要なペット「モアイ」や「石仏」達にして、更には地デジ移行以来何も映らねば、今や「宇宙よりのメッセージ受信機」と成り果てしポータブル白黒テレビなり。
「河端家のカレーコロッケ+ホット和布蕪+ごはん」食せり。「ホット和布蕪」とは、和布蕪を熱湯にて戻せば、ポン酢+ハバネロソース施せし、予てより私が提唱する「スパイシー和食」の末席に座する一品なり。
日がな冷え込めば、氷結せしペットボトルの茶、未だ解凍果たせじ。
目下ネット難民なれば、1日1回のネット接続果たすべく下山、麓のコンビニへ赴き無料Wi-Fiサービス利用させて頂く次第。未だ蓮華咲き誇れば、
そもそも蓮華眺むるもいつ以来か。この時節は常々ツアーシーズンにて海外遠征中なれば、久々なる日本の春を存分に満喫せん。
「焼鯖+コゴミ酢味噌+切れど干さぬ大根+ワカメと油揚げの味噌汁+ごはん」食せり。
「コゴミ酢味噌」に施せし酢味噌は、西京味噌+酢のみにして、個人的にどうにも酢味噌の甘ったるさ厭えばこそ。木の芽添えれば、芳しさ半端ならず、一層美味なり。
先達ての発案以来、余りの美味さと手軽さに、ついぞサイドメニューの主軸と化せし「切れど干さぬ大根」何せ大根を細切りに、人参をしりしりに処すや、ヤマサ昆布つゆ+胡麻油+七味施し和えるのみ。因みに仕込みて一晩寝かせば、味が一層染み入り、より「切干大根」へ近付くと知れ。
規則正しき生活を送るべく努めれど、気付けば何やら1日を2日に分割するが如き有様にして、午前9時から11時、午後10時から深夜0時辺りにて睡眠、然れば起床するや昼前及び深夜なる有様。然れば日の出を以ての山道散歩も、全く苦にならぬ早起きぶりかな。
天気さえ良ければ、遥か彼方まで眺望し得、果たしてあれは五条か御所か。未だ中和の地理に疎ければ、悪しからず。
良人親王墓へも、もう直に朝日照射されん。
山寺界隈より、吉野方面を望めば、本日は遥か彼方の連峰すら伺えし。
山寺へ帰還すれば、日の出迎えし。
今や日課となりし早朝山道散歩なれど、深夜に目覚める私の生活に於いては、早朝ならぬ昼時に相当、
然れば散歩の後は、朝飯ならぬ昼飯にして、牛豚合挽ミンチ残党銷却すべく、亦しても辛抱堪らず「珠玉のハンバーグ 和風大蒜ポン酢ソース」拵えれど、今回中身に「辛子椎茸」なる椎茸佃煮もぶち込めば、これが意外にも大当たり、椎茸の食感に加え、更なる味の深みも得られれば、愈々以て別次元の美味さかな。
斯くして「珠玉のハンバーグ 和風大蒜ポン酢ソース+欧風サラダ+セロリ&オニオンスープ+ごはん」食せり。
「欧風サラダ」とはその名の通り、欧州行脚中に矢鱈遭遇する、生野菜にオリーブオイル+ワインビネガー+塩なんぞ施すのみの代物にして、ワインビネガーなんぞ小洒落し代物備えざれば、オリーブオイル+酢+塩+オレガノ+バジル+マジョラムを以て和えし次第、ハーブ共の御陰にて随分欧風な味わいなり。
「セロリ&オニオンスープ」とは、玉葱スライスと銀杏切りに処せし人参、コールドスリープに処するセロリの葉を、コンソメ顆粒茶匙1杯共々、水を湛えし手鍋にぶち込み、沸かせば仕上げに水菜加えしのみなる、何とも御手軽なれど、セロリ芳しくして大いに美味なる一品なり。
室温概ね5度なれば、氷結せしペットボトルの茶、矢張り未だ解凍果たせじ。