今年上半期に予定せし海外ツアー全てキャンセルと相成るや、上半期の予定は白紙撤回、そもそも夏は、避暑地たる明日香の深山にて快適に過ごさんと、原則として予定入れねば、秋までの予定ほぼ皆無、即ち半年以上も収入の道絶たれれば、ダメ元にて通販サイトSHOPZONEの在庫リストなんぞ更新せり。
女性美術家たる坂本実十里さんに製作頂く「Acid Mothers Cat」達、これが海外にて大いに人気博せば、毎度早々にソールドアウトとなる有様、然れば今回のAMT宗家北米ツアーを睨み、可成りの個体数を製作頂き万全を期せば、奇しくもこのコロナ狂騒にてツアーはキャンセル、自ずから猫達の販売機会も失われ、大阪アジトには夥き数の猫共が巣喰う有様。
然れば猫達の里親探すべく一念発起、1匹ずつ写真撮影しては、新たに猫達専用の通販リストを立ち上げアップせり。
そもそもは私が描きし「Acid Mothers 招き猫」が原案たれど、其処は美術家たる実十里さん、況して彼女は一軒家に猫十数匹と暮らされる愛猫家にして、猫の生態を日々観察され詳しければ、いざ立体と相成るや、正に猫然とせしその様に、不可思議なリアリティすら感じて余りある次第。
然ればそもそも招き猫たれど、その叛意逆説的なる「F＊ck Cat」能く能く思えば猫たるもの、他人の為に福を招くより、他人の不幸を嘲け笑い、何かにつけて中指突き立てんとする方が、往々にして猫たらしめ、大いに納得し得らん。
昨年より登場せし和合猫シリーズ、体位こそ擬人化されれど、その何気なき各々の表情が、どうにも猫たらしめ過ぎ、今にも動き出しいては喉を鳴らし、鳴き声呻き声喘ぎ声等交錯し。その姦しき様さえ想像せしめると知れ。
勿論スタンダードたる招き猫もあれば、コロナ調伏を祈るも良し。
「Acid Mothers Cat図鑑」の様相さえ呈すれば、素見でも構わぬ故、一度覗いて頂きたし。万一、御気に召されし猫おられれば、是非里親となるべく御一報頂きたし。然れば最後に今一度、猫達専用の通販リスト御案内させて頂かんとす。