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Channel: 大ぼら一代番外地
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河端一 solo + Ueh@Gallerie le Mat Montpellier

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午前6時起床、朝飯を拵えんと母屋のキッチンへ繰り出せば、レタス最後の残党、昨日Toulouse市内の中華食材屋にて購入せしもやしを召喚、味付け玉子最後の1個も添え、斯くして「MLT混ぜ麺(もやしレタス玉子混ぜ麺)」完成せり。トムヤムペーストに加え、今やオイル尽きしハバネロオイルの実を以て、トッピング的調味料とせんとすれば、ツアー中に幾度もオイルを継ぎ足せし故か、最早あの致死レベルたりし激辛ぶりも失せ、花椒、大蒜、醤油、出汁等ぶち込めばこそ、そこに残されし旨味、想像を絶する程に美味、然れば辛味抑えめなれど、正にツアー最終盤なればこその味わいか、成る程斯く思えばいとをかし。

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キッチンに一昨日のライス未だ残されしを発見、烏賊墨缶とカットわかめを召喚、粉末出汁共々鍋にぶち込み、雑炊なんぞ拵えんとすれば、これにてカットわかめも打ち止め、

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而して仕上げにハバネロオイルの実をトッピング、乾燥し切りしライスのふやけ具合、宛らポルトガル料理の如しにして、蛸飯ならぬ烏賊墨飯なんぞと云う処か、大いに美味とは云わずもがな、昼飯にせんとすれど、味見すれば箸止まらずして、ついついぺろり平らげし次第、御馳走様。

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右が、私が投宿させて頂くキャビン、左が、前回投宿させて頂きし、今はFrédéricが住むログハウス。

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今宵はMontpellierにてライヴなれば、僅か3時間移動にして、流石は南仏、能天気極まりなければ(そもそも「Too Loser」なんぞと揶揄われれば、推して知るべし)当初は午後1時出発と宣われれど、顔を合わす度に遅延されれば、これは愈々晩飯すら食うべきかと、中国製袋入即席麺「香鍋 麻辣牛肉面」ともやし残党を召喚、

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Audreyが土鍋を貸して下されば、これにて「香鍋 麻辣牛肉面」完成、チリパウダー投下すれど、そもそもデフォルトにてもそれなりの辛さありて、況してやパッケージも中国製にしては些か豪勢なれば、成る程味の方も大いに美味、

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ネットにて吉本新喜劇観劇しつつ食らえば、増々以て美味なり。

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今宵の会場Gallerie le Mat到着、その名の通りギャラリーにして、またしても斯様な「アート」展示されし始末、こんなんが「アート」云うねやったら、結局それなりの輩に能書すら垂れて頂けば、実はホンマに何でもええんちゃうんか。

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ギャラリーの物販コーナー眺むれば、ふと何やら見覚えあるCDジャケットに遭遇、プラケース外されし形態なれば、先のAMT宗家ツアーにて御購入頂きし代物に相違なからん。

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今宵の会場到着。界隈のワインバーへ繰り出せば、

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Stéphaneの妹が、ここMontpellier在住なりけり。

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ふと壁を見れば、脳裏に「あらヤダ!」ヒロボンの決め台詞が聞こえ来し次第、これまたタチバナ先生の作品と出会い叶いしか。一見コントラバスの如きなれど、均か実は巨大テルミンならんや。欧州旅行より帰国されしヒロボンなれど、引き続き欧州にて巡り会いし先生の作品解説を、公式facebookページ「カオル・タチバナ・フランソワの世界『愛のつばさ』」に投稿され続けられれば、芸術に興味ある方は是非ともチェックされたし。実は寂しがり屋なるヒロボン故、閲覧後「いいね」クリック下されば、是非にも幸い他ならん。

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晩飯は、忌まわしきフランス製ピザにして、嘗て2度に渡り共に欧州をツアーせしイタリアのバンドStearicaのギタリストにして稀代の美食家Francesco曰く「フランス人が拵えるイタリア料理が世界最悪」なりければ、正にこれらピザ4種、どれもどうにも頂けぬ代物ばかりにして、どないやったらピザを斯くも不味く作り得るや。

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嘗てソロにて初めてMontpellierを訪れし際、対バンを務めて下さりし謎のパフォーマーJean-Claude Gagnieuxが、今宵先鋒を務めて下されば、相変わらずの衝撃的演奏を展開、両鼻腔にリード2個を差し込み、循環呼吸にてあの驚異的重低音ヨーデル歌唱すれば、鼻呼吸の際にそのリードがリズムを刻むと云う超絶ぶり、

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前回も御目に掛かりし自作トロンボーンの如きには、マウスピースならぬリードが装着、これを循環呼吸にて演奏しつつ、歌唱もされる二重奏、

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笛の如きを突然取り出せば、振り杖宜しくひと振りにて7尺程にも伸びれば、まるでバロックトランペットを思わせる音色、その他例の1弦琴を弓で弾きつつ、ヘッドから伸びる糸を加え、弦の振動を喉にて増幅させつつも倍音すら作り出せば、最早超人業にして驚愕至極。

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今宵はPAも無き石造りの地下室なれば、ソロセットは、アンプ2台を以て心地良く爆音にて演奏、僅かな音量でさえ耳栓必須なるフランス人共なれば、殺人的周波数域を以て炸裂するグリッサンドギターに、殆ど全員が耳を覆い悶絶、然れば音楽とは全身にて感じて頂くべしと、重々御承知下さりしや。
今宵もUehのセットに参加、酩酊せし輩1名がステージ上にて大暴走、斯くなるハプニングもいとをかしと思えど、残念乍ら強制退去させられれば、ゆったりまったりフェードアウト。

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終演後も酩酊せし輩共が大いに騒げば、そもそもフランスは屋内禁煙なれど、斯様なギャラリーなんぞ無法地帯にして、どうにも喧しく煙く臭ければ屋外へ避難、斯くして投宿先たるStéphaneの妹夫婦宅へ撤収せり。愈々明日は、今回の10週間に渡る欧州行脚の千秋楽なり。

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