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奇しくも電話契約解除されれば天地反転彷徨記

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尾張名古屋へ赴かんとすれば、さて腹拵えせんとすれど、御贔屓にさせて頂きし新大阪駅構内「浪速そば」が、均かの閉店とは是如何に。一応駅構内リニューアル工事に伴い閉店なりければ、工事終了後は、是非ともまた同じ場所にての営業再開を、切に願うばかりなり。

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遥かに過ぐる昨夏、取り壊しの為に引っ越せし名古屋猫屋敷に、東君夫妻が漸く初訪問なりければ、季節も最早冬にして、然れば矢張り鍋なんぞにて一席構えん。用意せしは所謂「関西風水炊き」を更にアレンジせし代物なるか、土鍋に昆布出汁を用意すれば、具材は鶏腿肉、牡蠣、焼売、一口水餃子、餅巾着、ロールキャベツ、白菜、水菜、

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赤海老、葱、椎茸、えのき、豆腐なり。

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更に箸休めには、肉味噌添えし「風呂吹き大根」なり。

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斯くして鍋突きつつ歓談すれば、名古屋の夜も更け行きし。

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翌日、明日香の深山へ帰還せんとすれば、駅弁ずらり並ぶ名古屋駅構内弁当屋にて、名古屋名物たらん「ひつまぶし巻」なるを所望、新幹線車内にて食らわんとすれど、そもそもこれは「鰻巻」にあらず飽くまでも「ひつまぶし巻」なれば、名古屋名物ひつまぶし同様、食べ方のバリエーションが記載され、最初はその侭、続けて山葵を添え食らい、最後は「器に移し」茶漬けにてとあれど、成る程御丁寧にも山葵と粉末緑茶が添えられこそすれ、如何せん器に移せと云われれど、肝心の器は何処に。当然列車内にて食らう駅弁として売られし代物なれば、器に移せと宣われる限りは、その器も用意して然るべきなれば、どないやって茶漬けにせえ云うねんな、そもそも粉末緑茶は添えられれど、湯かてあれへんがな。どない不親切なえきべんやねんな。然ればせめて山葵添えて食らえども、山葵の強烈な味わいが、折角の鰻蒲焼きの美味さを抹殺せし有様、斯くして結局は「鰻巻」として堪能すれば大いに美味、そもそも私は、嘗て名古屋に19年間も居住せし経緯あれど、未だ「ひつまぶし」なる代物食らいし経験無く、如何に想像巡らせし処で、鰻丼や鰻重の方が圧倒的絶対的に美味ならんと確信すればこそ。然ればこの「ひつまぶし巻」もまた然り、残念ながらその侭食らいしが何より美味かな。

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斑鳩の実家にて愛車を拾わんとすれば、京都経由にて奈良へ。大和路快速発車まで些か待ち合わせ時間あれば、久々に旧奈良駅舎を訪ねんと思い立ち途中下車。今より遡る事30年たる高校通学時に、私はこのJR奈良駅(当時は未だ国鉄奈良駅)を利用せしものなれど、2010年に高架駅舎が完成せし以来、現在は奈良市総合観光案内所として利用される次第。

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中を覗けば、装い新たにせしニュータイプせんとくんおられれど、如何せん殆ど利用客おらねば閑散とせし有様、哀しきかな、記念撮影される観光客も皆無なり。

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再び駅構内へと戻れば、こちらには御馴染み旧タイプせんとくんおられれど、如何せん賑やかな場所なれば、記念撮影される観光客の方々多し。

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愛車にていざ明日香の山寺へ、帰国以来漸くの帰還なれど、如何せん3ヶ月程も留守にしれば、案の定NTTより料金滞納にて電話契約解除との沙汰、電話回線解約されれば、勿論ADSLたるネット接続も不可、滞納料金を支払わんとすれど、既に振込用紙も期限切れにして、さりとて携帯電話を持たぬ身なれば連絡の術無くして、更には宅急便の不在票も数枚あれば、結局は下山せざるを得ぬ次第。斯くして不本意にも大阪アジトへ。
海外ツアーにて長期不在なればこその電話契約解除とは、実は今回を以て3度目を数えるものなれば、毎度乍らその後始末は面倒至極、然れど今回は応対して下さりし方々皆様親切至極にして、些かなりと1日も早き復旧の目処立てんと尽力下されば、何とか来週半ばには再契約復旧果たし得んとの見通しか、然れど新番号やら工事日程やらの連絡待たねばならぬ身にして、携帯電話を持たぬ身所以、唯一電話を以て連絡可能たる大阪アジトにての滞在余儀なくされしも自業自得か。愈々AMTの新譜レコーディングにて忙殺されんと思えばこそ、今宵より取り掛からんとの目論見、儚くも泡と消え行けば最早自棄糞、然れば先日仕込みしフィレカツ召喚、またしてもレトルトカレーにアレンジ施し、斯くして「カツカレーうどん」なんぞ食らえば、これは激烈に美味かな。レトルトカレーを鍋に移し、スープベース少々、おろし大蒜やらスパイスあれこれぶち込み、ひと煮立ちさせし代物なれど、カルダモン大量投下すれば、その風味芳しくして、所謂うどん屋の和風カレーうどんとは一線を画するエスニックな味わい、仕上げにハバネロオイルをひと垂らし、大いに美味なるも当然ならん。

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先の欧州行脚に於いては、無類の麺好き東君が提唱されし「麺主食主義」なるを実践すれど、帰国するや否やあれ程飽きもせず食らいし「混ぜ麺」なんぞ、思い浮かべるのみにて辟易するばかり、然れどうどんは別物ならんと思えばこそ、大いに欲するばかりなり。うどん茹でる間に、天婦羅揚げれば、斯くして「天婦羅盛り合わせ(竹輪磯辺揚げ+海老+牛蒡+茗荷+海苔)+うどん」食せり。盛り付けこそ別々なれど、天婦羅をうどんのつゆに浸し「天婦羅うどん」として食せば、大いに美味なり。矢張りうどんは、関西のくたくたなうどんに限るかな。

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「カツカレーうどん」「天婦羅盛り合わせ+うどん」と来れば、うどん3連発最後を締め括るべきは、勿論「きつねうどん」とは云わずもがな。油揚げ2枚をぶち込むも常にして、今回はとろろ昆布も添え得れば、何とも贅沢気分を堪能せり。大いに美味なるは当然、然れど斯様な些細事にて贅沢気分を堪能とは、これも今や四半世紀以上に及ぶ貧乏生活の果てなればこそか。エイメン。

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猛烈な時差ぼけにて、最早昼夜どころか朝昼晩すら自覚し得ぬ始末、果たして1日3食のペースを遵守し得るや否や、それさえも判然とせねば、せめて明け方に食らうはサラダなんぞにせんと、コールスローを拵え、水菜とトマトをON! 冷蔵庫より肉味噌召喚すればこちらもON! 仕上げにハバネロオイルをひと回し、即席淡路島名物オニオンスープも添えれば「サラダ&スープセット」大いに堪能せり。

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今冬も激安スーパー玉出にて、八町刺身が片身凡そ250円程也にて叩き売られれば、早速2枚、即ち1尾分購入、片身を更に半分に分割すれば、それを以て「八町丼」なんぞ拵えし。厚切りに処せし八町をごはんにON! 刻み葱、刻み茗荷、擂り胡麻を投下、山葵を溶きしヤマサ昆布つゆを施せば、味噌汁も添え「八町丼+白菜と茗荷の味噌汁」食せり。脂の乗り具合程良くして、隠し味たる刻み茗荷大いに芳しく、これは激烈に美味なり。

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激安スーパー玉出の総菜コーナーにて、鰺フライ2枚100円也を所望、コールスローを添え盛り付ければ、白菜と茗荷の味噌汁も添え、斯くして「鰺フライ定食」完成、勿論2枚の鰺フライを、1枚はウスターソース、もう1枚はポン酢にて堪能せしとは云わずもがな。大いに美味なり。

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八町の片身残り半分たるを召喚、またしても「八町丼」とすれば、付け合わせに「風呂吹き大根」拵え、斯くして「八町丼+風呂吹き大根+若布と茗荷の味噌汁」食せば、これまた激烈に美味なるかな。

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電話再契約を済ませ、新番号及び工事日程の連絡頂けば、ネットのプロバイダーにもその旨連絡、電話番号変更に伴い、結局は引っ越し扱いと相成り、これまた工事日程を調整確認、宅急便再配達も依頼完了、その他AMT祭や年末西日本ツアー、更には来年のスケジュールあれこれに関する当面の雑務あれこれ全て完了、斯くして未だ早朝なれど、いざ明日香の深山へ帰還せん。

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雪がちらつく中、無事明日香の山寺に帰還、紅葉大いに堪能せん。

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山寺の傍らに聳える紅葉の巨樹は、毎年の如く上より順に紅く染まれば、今年も未だ斯くなる様。

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紅葉愛でる心の余裕なんぞ、雪が舞い散る寒さの前に、敢え無く潰えんとするばかり。

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欧州へ発ちしは9月1週目なれば、漸く明日香の深山に秋の足音伺い得るやと思いし頃、而して今は、寒到来なる初冬にして、余りの寒さ冷たさに指先痺れ痛きばかり。

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如何せん久しく留守にすれば、備蓄食材皆無にして、カップ焼きそば、大阪アジトより持参せし玉子、賞味期限切れハム、道すがらスーパーの総菜コーナーにて購入せし一口メンチカツを以て、正に命名せし名の如く「学生風カップ焼きそばDX」食せば、いやはや炊事面倒にして如何せん好物なればとカップ焼きそば食い捲りし学生時代想い出しつつ、これまた懐かしき味わいなるかな。

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久しぶりなる帰還に随分御無沙汰せし故、欧州土産なんぞ御笑納下さいと伺えば、御近所の方々は大層御心配下さりにけりて、如何せん慌ただしく出発すれば、御挨拶にも伺えざりて、いやはや恐縮至極、更には立派な大根2本も頂けば、先ずは土を洗い落とし、

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片や切り落とせし葉は、これまた水洗いし丁寧に土を落とせば、

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人参も頂けば斯くの如し。

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刻みて中華鍋にぶち込み加熱、唐辛子、実山椒、ヤマサ昆布つゆを投下、

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数分放置すれば斯くの如し、随分水が出れば、

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水を捨て容器へ収監、冷蔵庫にて保存せんとすれど、今や台所に於いては既に鼻息すら白く、手足の指先痺れし挙げ句大いに痛きばかり、然れば室温は既に冷蔵庫とほぼ同じと思えば、果たして冷蔵庫へ収監するも不毛なるや。

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ホットカーペットと炬燵を召喚せしとは云わずもがな、屋内なれども隙間風吹き荒ぶ、極寒たるこの山寺に於いては、冗談ならぬ生死に関わる問題なればこそ。未だ灯油を購入しておらねば、ストーブやファンヒーターは待機状態。

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八町刺身片身を持参すれば、今冬初なる「八町しゃぶしゃぶ」なんぞに興じんとす。長年愛用せしカセットコンロも、愈々御陀仏御昇天の日遠からずして、そもそも着火具合芳しくなければ、チャッカマン必須、況して今やコントロールノブも欠損せし惨状、その軸のみ残れば、先曲がりラジオペンチを以て何とか使用し得る次第。

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主菜たる八町を筆頭に、豆腐、白菜、水菜を並べれば、

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八町をしゃぶしゃぶ、七味と柚子胡椒を練り合わせしをポン酢に合わせ付けだれとすれば、大いに美味。然れど果たして昨冬編み出せし「自家製練り七味」のレシピ、すっかり忘却の彼方にして、如何せん電話契約解除を以てネット接続も不可なれば勿論検索も不可。(漸くネット接続果たせし今、漸く検索、然れば該当の過去記事に「七味、粉山椒、実山椒、おろし生姜、柚子胡椒を、微量の胡麻油にて練り合わせる」とありて、我乍ら記憶力の御粗末さに思わず失笑せし始末。)

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飯を食らえば転寝とは、時差ぼけの身なれば尚の事、況してや炬燵に潜り込めば必至ならん。録音へ向けあれこれ準備も済ませば、諸事あれこれの返信確認もあり、ネット接続を求めまたしても下山せん。自業自得とは云え、なんぼ程不便やねんな。未だ携帯電話を所持せぬ身にして、そもそも明日香の深山にては未だ概ね圏外たる有様なれど、今更ネット無しにて、人外魔境たる僻地に於ける生活とは成り立たぬか、哀しくもこれまた21世紀なればこそ。

またしても大阪アジトへ帰還。界隈の激安スーパー玉出の総菜コーナーにて、珍しくも「鰯の握り」なんぞ発見すれば思わず所望、而して1貫食らえば、余りの塩っぱさに思わず即死寸前、何故握り寿司のネタに塩なんぞ施されしか、巷の寿司屋にては、時折「これは塩でどうぞ」なんぞと薦められる新タイプの寿司にも遭遇すれど、今回に関せば概ね生臭さ消しに他ならん。いやはやこれもまた激安スーパー玉出なればこそ、激安なればこそハズレに中るもまた然り、矢張り珍しさに惑わされ、迂闊に手を出せしとは、如何にも己れの愚かさか。

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