昨年12月に予定されれど、均かのペルーより出国不許可にて帰国叶わず、急遽山本さんのソロライヴへ変更頂きし経緯あれば、今宵その山本さんとのデュオライヴ仕切り直され、会場たるBearsへ到着せり。
毎度乍ら全く事前の打ち合わせなんぞ皆無にして、先日防府にて一楽さんより、最近山本さんがシンセ駆使され、それが大層面白きかなと伺えば、私もシンセの類い持参すれど、山本さんが本日持参されしはギターのみと知るや否や、私もセッティングせんとせしシンセを即撤収、斯くしてギターのみに由る演奏と相成りし。サウンドチェックにて、大いにスペーシーな宇宙叙情詩的演奏を展開すれば、是即ち今宵の本番に於いては絶対登場せぬと知れ。
サウンドチェックも速やかに終了、コンビニへ赴かんとする路上にて、久々なる元「Kuku」石隈君と邂逅、近況云々をフランス人宜しく立ち話、而して今宵の出演は何故か「サイケ奉行」と勘違いされし事実発覚、それは先週日曜やったがな、然りとて山本さん出演と知れば、是亦大いに喜ばれ、挙句曰く「えっ?河端君は?出るの?」
結局開演まで石隈君と、楽屋にてあれこれ歓談に興じし。
今宵、先鋒務められしは「山本精一 solo」山本さんのギターソロ観戦は久々なれど、今宵はノイズ的要素含む重金属的暗黒プログレなんぞ想起せられ、山本さんのギタリストとしての一側面を、存分に堪能せり。
次鋒務めさせて頂けば、今宵のソロセットは、先達てのソロ@Helluva Loungeにてデビューせしセミアコを駆使しての轟音ドローン、更には弓弾きから再び轟音化、最後はセミアコなればこそ、生音に由る爪弾きにて幕。今宵はベースアンプ使用せず、ギターアンプ2台なるセッティング、先達てのソロ@Live&Bar 玉ネギ畑に於いて、ギターアンプ2台に由る音響具合が、想像以上に効果的たればこそ。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
殿務めしは「河端一 + 山本精一」デュオ、互いにエフェクトほぼ無しにて、一聴するや無調の如きなれど、即興ギターアンサンブルに由る解体と再構築、組曲規模の長尺曲を2曲披露させて頂き、是にて幕。
ライヴ写真拾遺叶わねば、悪しからず。
今宵「河端一×山本精一 ツーマン&DUO Special Live」@Bearsへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
山本さんへの結婚懐妊報告も兼ね参上下さりし砂十島夫妻を始め、サイケ組の面々、先述の石隈君等、御存知な顔触れ御集まり下されば暫し歓談、然れど全く以てブロガー失格、不覚にも写真撮影し忘れれば、オフショット一切あらざる体たらく、悪しからず。
砂十島夫妻と共に、帰路に突けば、今朝は午前2時起床せし故か、大阪アジトへ漂着するや敢え無く即寝成仏。
斯くして浪花の夜は更け行きし。