海外遠征予定全滅にて、四半世紀ぶりに1年通しての日本滞在、せめて存分にツアーシーズンにて毎年不在にせし春と秋を、特に存分に堪能満喫せんと思えば、季節は巡り早や10月へ突入せり。
日課たる早朝山道入隊への本格入隊も、愈々半年を迎えんとす。其の間ほぼ毎日、日の出前より出発すれば、季節の移り変わりと共に、日の出の時刻や方位の変化を、今更改めて実感するものなり。彼岸も過ぎれば、日の出は愈々遅くなり、況して今朝は雨上がりなれば靄にて視界悪ろし。
入隊終了し帰還すれば、既に日も昇りし筈なれど、如何せん斯くも靄の中なり。
稀代の園芸下手が営む「河端ファーム」今更漸く、小粒のゴーヤが次々実り始めるどころか、
未だ実を付け始めんとする有様。
山寺境内にて、初めて白以外の蝸牛を目撃せり。
私流の「おから」は、世の其れとは全く一線を画する代物にして、ヤマサ昆布つゆと胡麻油のみにて味付けすれば、甘さほぼ皆無にして、紅生姜と青唐辛子が入れば、なかなかシャープな味わい、是は是にて大いに美味。
然れば「おから+切干大根+ソーセージ玉子巻+和布蕪+ワカメの味噌汁+ごはん」食せり。
「焼鯖+おから+切干大根+和布蕪+五目赤出汁+ごはん」食せり。
先の「おから」残党に、合挽きミンチ少々、玉葱微塵切り、溶き玉子1個、パン粉少々ぶち込み攪拌、これを練り上げ焼けば、斯くして「おからハンバーグ+韓国風ワカメスープ+ごはん」食せり。「おからハンバーグ」下手すれば海外ツアーに食らわされるベジバーガーの不味さ想起すればこそ、肉出汁の力を拝借すべく合挽きミンチを混ぜ込みし次第、而して結果は上々、海外ベジフード地獄の悪夢蘇らずに済めば、肉食万歳唱えんとす。
早朝山道入隊すべく夜明け前に出発、
巷の多くの方々は、ウォーキングやトレーニングに際し、イヤホン等にて音楽聞かれる御様子なれど、そもそも私は外出時にまでイヤホン等にて音楽鑑賞するを好まねば、音楽とはステレオセットの前に正座し静聴すると信ずればこそ。況して斯くなる深山なれば、自然が織り成す様々な音に耳傾ける方が、所詮「人工物」たる音楽なんぞより、余程奇々怪々にて興味深き次第。
既に秋真っ盛りな深山なれば、死に体の様にて這いずる黄金虫発見、愈々其の短き一生に幕引かんとする今、虫は虫として何を想うか。
茂る雑草も秋の装い、
果たして産卵迎えんとする蟷螂の♀か、大いにメンチ切り寄越す様なれど、正に蟷螂の斧と知れ。
稀代の園芸下手が営む「河端ファーム」ゴーヤのみならず、
今更トマトが赤く熟せば、是亦何とも悠長なこと極まりなし。
天高き秋空に、百日紅は最終幕迎え、
季節遅れな夏野菜実り乍らも、明日香の深山は秋を迎えし。
夏は避暑地にして快適至極なれど、冬は極寒にして地獄なれば、既に朝晩の冷え込み厳しくなり始め、求めて止まぬは温かなうどんかな。然れば個人的史上最強袋入り即席麺「寿がきや 名古屋名物 味噌煮込みうどん」召喚、うどん茹でる傍らにて、牛蒡、人参、玉葱、紅生姜を以て掻き揚げも揚げれば、斯くして味噌煮込みうどん+野菜掻き揚げ」堪能せり。
鶏皮剥がせし鶏腿肉1枚を、丸ごと唐揚にすれば、名古屋の銘店「風来坊」の名物「手羽先唐揚」由来なるタレを絡ませ、擂り胡麻と追い胡椒投下、仕上げに玉葱と葱なるWオニオン添え、斯くして骨こそあらざれど「風来坊」名物「ターザン焼」にも些か似通えば、ターザンのヒロインに肖り「ジェーン焼」なんぞと命名せり。
斯くして「ジェーン焼+韓国風五目スープ+ごはん」食せり。そもそもあの「手羽先揚」のタレを拝借せし代物なれば、大いに美味とは云わずもがな。
業務スーパー製やわらか煮豚を大いに重宝すれば、先ずは「Spaghetti peperoncino aglio olio(スパゲッティー・ペペロンチーノ)」拵え、其処へやわらか煮豚と葱を投下、加熱し手早く和えるや「Spaghetti peperoncino aglio olio con maiale(豚入りスパゲッティー・ペペロンチーノ)」完成、いざ食らえば男前な味わいにして大いに美味。
ネット上にて、灰野さんの最新ライヴ写真を拝見、本来の髪型及び剃髭されれば、矢張り灰野さんは斯く有るべしと安堵せり。
日の出迎えんとするを臨むや、其の位置が、夏至の頃とは随分南寄りに移動せしを改め実感、
雲が朝日に照らされれば、いとをかし。
大阪アジトへ向かうべく下山するや、行楽シーズンの週末所以か、いきなり渋滞に巻き込まれし。コロナ狂騒の御陰にて、久しく観光渋滞なんぞ無縁たれば、ついぞ忘れ去りしこの有様、思わず緊急事態宣言下の自粛閑散ぶりが恋しきかな。
斯くして大阪アジトへ漂着。AMT宗家集結すべく奔走の狼煙上げれば、四国は宿毛より東君が到着せり。私の早朝山道入隊同様、彼は早朝釣り散歩を日課にされれば、今朝釣り上げし「ネイリ(中型の勘八)」持参下さり、然れば其れを肴に一献とは云わずもがな。云うなれば漁師直々に持参下さりし新鮮極まりなき逸品なれば、正に奇跡的美味さとは推して知るべし。
然りとて斯様な奇跡的逸品を毎日食し得る東君なれば、逆に私が拵えし「鳥天」等を堪能下さり、いやはや正に海彦山彦状態なるかな。
更には「椎茸肉詰め 檸檬塩添え」やら、
チンマシーンにて拵える超時短御手軽クッキング「里芋の煮ころがさず」等も振る舞えば、
珠玉の逸品「ネイリ」結局1尾ぺろり平らげし次第。大変御馳走様でした。
8月以来の再会、久々に真面目話からアホ話に至るまで花咲かせては、御機嫌に飲み明かせり。
深酒の翌朝、況して大阪アジトには備蓄食材殆どあらざれば、界隈の激安スーパー玉出へ出撃、うどん1玉と、惣菜コーナーにて、未だ揚げたて「海老入り掻き揚げ」昨日の残党なれば半額にて叩き売られし「海老天」所望、茹で上げしうどんを、ヤマサ昆布つゆにて仕込みしつゆに沈め、とろろ昆布と葱投下、其の上に海老天と掻き揚げをON!、斯くして「海老天&掻き揚げうどん」満喫すれど、矢張り己れの年齢顧みず揚げ物重ね過ぎしか、体調急降下とは自業自得。エイメン。