日課たる早朝山道入隊へ出撃するや、月と火星が接近中、肉眼にての目視は全く問題あらざれど、前時代的旧式私のiPod Touch内蔵カメラにては、捉え得ずして、悪しからず。
疾うに彼岸も過ぎれば、日の出の位置も随分南寄りと化し、そもそも明日香の深山へ転居し16年経てど、10月半ばに此処どころか日本に滞在せしは皆無たらん、然れば四半世紀ぶりなる秋の日本滞在に、日々思わぬ発見あれこれなり。
日々の定点観測、此処から臨む景色の見え具合にて、其の日の天候が些か予想し得る今日此頃。
中腹より奈良盆地を臨めば、今正に昇らんとする朝日に染まり、いとをかし。
この中腹界隈は「七曲がり」と称される、急勾配ヘアピンカーブが連続する難所にして、其処の一角の高台に桜が佇めば、春は奈良盆地を臨み得る花見席と化す次第、然りとて桜も既に紅葉、
更に山頂付近なる山寺界隈は、既に概ね落葉済みなり。
山寺界隈の紅葉は、未だ枝の最先端が僅かに黄色く染まり始めし程度かな。
彼程咲き続けし百日紅も、花を全て落とせば、空も既に晩秋若しくは初冬の如し。
境内の桜も疾うに紅葉すれば、半ば落葉済み。今春はコロナ狂騒の御陰にて、久々に境内の桜を満喫すれば、既に来年いっぱいの海外遠征もほぼ不可と海外各地より通達あり、然れば自ずから来春もこの桜を愛で得るかと、其れは其れにて楽しみなるかな。
本来旬たるべき夏には、花こそ咲かせど全く結実せざりしゴーヤなれど、流石は稀代の園芸下手なる私が営む「河端ファーム」何を思いしか、短き深山の夏過ぎ去り、秋真っ只中たりし9月上旬より漸く少しずつ結実し始めるや、最早晩秋若しくは初頭の寒さ迎える10月半ば、未だささやか乍ら結実し収穫し得る有様どころか、
果たしていつまで咲き続けるか。
旬なる茄子を以て「茄子の煮浸し」拵えれば、
先ず金平牛蒡拵え、其処へおから投下、斯くして今度はおからの調理工程を辿るや、斯くして2種の料理を1種に纏めしインプロフュージョンクッキング「金平牛蒡おから」完成、そもそも「おから」に使用される食材と「金平牛蒡」然して大差あらざらんと思えば思い付きし一品、因みに砂糖は不使用、然りとてそもそも薄味嗜好に加え、醤油も不使用、全てヤマサ昆布つゆにて間に合わせれば、昆布出汁の旨味にて、味のベクトルは全てバランス良く纏まる上、アクセントに生青唐辛子も投下すれば、甘ったるき一般の「おから」とは、全く一線を画する代物なれど、正に「おから」の常識を覆す美味さかな。
「秋刀魚の甘辛煮」粉山椒施せば、珠玉の一品なり。
斯くして「秋刀魚の甘辛煮+オクラ七味マヨ+茄子の煮浸し+金平牛蒡おから+黒酢もずく+五目味噌汁+ごはん」食せり。
此処、明日香の深山の冷え込み既に厳しけれど、今冬は極寒の此処にて越冬せんと思えば、取り敢えず暖房器具始動も随分我慢すれども、痩せ我慢祟りて体壊せば本末転倒と、遂に先鋒たるアラジンストーブ始動、石油ストーブの恩恵たるこの暖かさに、感謝あるのみ。
然れば鍋料理に興じんと、先ずは「豚しゃぶ」より始めん。具材は質素に、白菜、豆腐、えのき、仏産豚バラのみ。
付けダレは、ポン酢+史上最強万能辛味調味料タケシオイルを融合せし代物、これと豚しゃぶの相性の良さは空前絶後、
既に初冬の寒さなる明日香の深山なれば、存分に堪能せり。
鍋に興じし翌朝は、所謂〆うどん食さんとすれど、そもそも「豚しゃぶ」は残り汁に脂も受けば、〆うどんに余り適さぬと思えど、この業務スーパーにて贖う激安仏産豚バラは、不思議と脂滲まねば、うどんぶち込み、油揚げ、水菜、葱、而して「目には目を、豚には豚を」とばかり、是亦業務スーパー製やわらか煮豚をON! 斯くして沖縄名物ソーキそばならぬインプロ似非郷土料理「ソーキうどん」完成、山椒七味施しいざ食らえば、大いに美味とは云わずもがな。
素晴らしき朝焼けを臨めば、
「秋刀魚の甘辛煮」再び、今朝は茗荷も添えし次第。
斯くして「秋刀魚の甘辛煮+茄子の煮浸し+水茄子の刺身+金平牛蒡おから+とろろもずく納豆+五目味噌汁+ごはん」食せり。
先達て拵えしインプロ似非郷土料理「ソーキうどん」再び、然れど今回は、油揚げ、とろろ昆布も投下、一層うどん側へ寄せし次第。沖縄繋がりにて定番「人参しりしり」も拵えし。沖縄家庭料理たる「人参しりしり」には、本来「沖縄の家庭に必ず常備される食材筆頭」なりけるツナ缶なんぞ投入されると知れど、私の「人参しりしり」は、人参と玉子のみにて形成されると知れ。斯くして似非沖縄料理コンビ「ソーキうどん+人参しりしり」堪能せり。共に沖縄インスパイア系なればこそ、沖縄在住ギタリスト石原岳さん直伝史上最強万能辛味調味料タケシオイル施すや、一層美味と化せり。
「Floating Flower CD『Disappearing Sound to The New Planet』発売記念ツアー」へ出発せんとすれば、暫し留守とする故、備蓄食材銷却すべく、激安仏産豚バラと岡田味噌醤油の絶品「麦味噌」を以て「豚汁」拵える傍ら、白菜と水菜に蟹蒲ぶち込み、ポン酢+胡麻油にて和えしのみなる「蟹蒲ゴマぽんサラダ」も拵え、更には胡瓜に是亦岡田味噌醤油の「ひしお」添えしのみなる「もろきゅう」絶品なればこそ、酒のアテのみならず、漬物代わりにごはんの御供も勤め得る次第、」斯くして「豚汁+蟹蒲ゴマぽんサラダ+茄子の煮浸し+金平牛蒡おから+もろきゅう+ごはん」食せり。
「Floating Flower CD『Disappearing Sound to The New Planet』発売記念ツアー」全日程無事終了すれば、久々に名古屋猫屋敷へ御邪魔、ヨーコちゃんと晩酌に興じるや、
ヨーコちゃんに由る「手作り焼売」そもそも焼売は大好物なれど、毎度市販品にて充分と思えば、手作りするなんぞ考えも及ばねど、矢張り手作りなればこその美味さあれば、そもそもこの肉汁溢るるプリプリ感、私が常々購う激安焼売とは当然別次元、点心専門店にて食らうが如き美味さ堪能せり。
而して私が拵えし「鳥天」安定の美味さかな。
今が旬たらん勘八を主にせし「刺身盛り合わせ」等をアテに、晩酌に興ぜり。
流石は名古屋なればこそか、コンビニにて「あんかけスパゲッティ」贖えば、いざ食らえども、所詮はコンビニ弁当レベルに留まり、あの尋常ならぬ激烈胡椒風味や、オッサン&学生を標的とすればこそのガッツリ感も欠けば、何とも残念な一品たりしかな。
名古屋より新幹線にて帰阪、斑鳩の実家にて愛車を拾い、明日香の深山まで帰還せんとすれば、地下鉄御堂筋線に乗り換え天王寺駅へ、JR大和路線へ乗り継がんとすれど15分余せば、大いに空腹に苛まされし故、此処は駅構内に出店される「麺家 みちくさ」急襲、此処は「きつねうどん」所望せり。外食にてうどん食らうも久々なれば、常々昆布出汁のみにてうどん拵える私故に、鰹昆布出汁味わうはいつ以来か、鰹出汁の鋭利さを好まぬ私なれど、斯くも久々なれば堪能する精神的余裕あり。
実家経由にて明日香の深山目指せば、石舞台古墳を訪れる学生の団体に遭遇せり。コロナ狂騒にて学生の修学旅行や遠足も軒並み中止たれば、斯様な学生の団体も久々にして、ふと本来の観光シーズンに於ける忌まわしさ鬱陶しさ思い出されれば、コロナ狂騒も満更ならぬかと、緊急事態宣言下の自粛社会が懐かしきかな。
明日香の深山へ帰還果たせば、すっかり初冬の様相、
然れど未だゴーヤ結実中とは、是如何に。
業務スーパーにて膨大な量を激安にて贖いし仏産豚バラ、些かなりを召喚すれば、薄切り故に5枚ずつほど重ね合わせ衣施せば、是にて御手軽にして超経済的な一品「重層トンカツ」仕込み完了、
いざ揚げるや、肉塊を以て拵える通常のトンカツより、調理時間も短くして、且つサクサクに仕上がれば、
「重層トンカツ+油揚げとワカメの味噌汁+ごはん」食せり。
豚バラ薄切り肉重ねればこそか、柔らかにして食べ易く、肉汁も程良く滲む様なれば、想像以上に激烈に美味なり。
無尽蔵なる仏産豚バラ肉、今度は「焼そば」拵えるや、私流はウスターソース成分少なめ、出汁成分多めなるレシピにして、我乍ら安定の美味さかな。
気付けば10月下旬、コロナ狂騒の煽りを受け、運転免許証の更新手続きが中止され、それに伴い有効期限が半年延長されれば、その後、更新手続き再開されれど、完全予約制と化せば、再開直後は混み合う事必至と敬遠、然りとて延長されし有効期限も愈々1ヶ月を切れば、予約申し込まんとすれど、何と有効期限内全コマ空きあらず驚愕、ほなどないせえ云うねんな!電話にて問い合わせんと案内葉書手にするや、能く能く見れば「優良」区分、ホンマかいな?何せ運転免許取得以来、一度たりとも「優良ドライバー」たりし試しあらざれば、そもそも日々運転すれば、5年間無事故無違反は大層高きハードルにして、果たして世のゴールド免許所持者のどれ程がペーパードライバーたりしか。然れど何はともあれ「違反者」枠にあらざると知るや、再度予約サイトへ、案の定講習時間が僅か30分と、違反者講習の4分1なれば、自ずから枠数も多からん、斯くして無事予約確保すれば安堵。
而して更新日を明朝に控えれば、大阪アジトへ赴きし。御留守居役たる金魚十兵衛、コロナ狂騒突入直後、均かの体色変化されれど、再び頭部の黒さが拡大せし様に見受けられれば、黒から赤、而して再び黒へ回帰されんや。