山寺界隈の御地蔵様御一同、気付けば前掛けが新調され、凡そ先達ての彼岸辺りに、何方かが御献呈下さりしか。
界隈の山桜は愈々満開迎えし。
片や境内の桜は満開を過ぎ、散り始めし。
世間に於いては既に春迎えられれど、明日香の深山は、桜こそ咲けど、朝晩の冷え込みは未だ未だ晩冬、従いて未だ鍋シーズンなれば、土鍋に豆腐、白菜、春キャベツ、人参、玉葱をぶち込み、
更にしめじ、牛蒡天、赤唐辛子、青唐辛子も追加、
三種の神器(花椒醤、姜葱醤、麻蝦醤)投下、ヤマサ昆布つゆと酒注入、
豚切り落としを以て覆えば、蓋を閉じ加熱、
蒸し煮上がるや、
花椒粉、刻みパクチー投下、斯くして「四川風無水豚鍋」完成せり。
いざ食らえば、そもそも具材を最初から全てぶち込み調理開始する故、各々の旨味が抽出される一方、滲み出し混ざり合いし旨味が極限まで沁み渡り、鍋料理と云うよりは、煮込み料理的な美味さかな。この「四川風無水豚鍋」の類いは、今冬の鍋シーズン突入に当たり発案せしレシピなれど、定番と化せば、果たして何回ぐらい食せしか。
山桜満開の下、日課たる早朝山道入隊へ出撃せり。
御来光控える一方、
未だ空に残る月を仰ぎつつ、定点観測。
道すがら満開の桜と稜線に臨む。
70分余の山道入隊完遂、山寺界隈へ帰還すれば、桜越しに御来光仰ぐ。
満開なる椿も、御来光にて眩しきかな。
境内の桜、満開過ぎ散り始めれど、なかなか名残惜しく踏ん張る様かな。
山道入隊の道すがら、蕨採取すれば、今宵の晩酌のアテにせん。
「河端家特製カレーコロッケ」揚げれば、サラダも添え、
斯くして「河端家特製カレーコロッケ+油揚げとワカメの味噌汁+ごはん」食せり。
冷凍庫を整理すれば、牛赤身肉塊を発掘、コロッケ拵えし際にパン粉召喚すれば、其の勢いにて「ビフカツ」仕込み、
衣施すに際し卵黄使用すれば、卵白は味噌汁にてリサイクル、
斯くして「ビフカツ+玉葱と玉子の味噌汁+ごはん」食せり。
最近天婦羅ばかり揚げれば、湯温の具合に戸惑い、切り分ける際に些か衣剥がれし有様たれど、揚がり具合は及第点、デミグラスソースの類いあらねど、ウスターソース+辛子にて充分美味なり。
明日は山寺にて「桜を見る会 2021」開催なれば、食材調達すべく下山、雲から射す陽光、いとをかし。
サイケ組イベント等にて、私がシェフ勤めるや、結局料理を拵えるに終始、殆ど食わぬ側から飲酒、挙句は酩酊と疲労にて轟沈なる顛末が常、然れば己れは前夜の内に晩酌済ませんとする次第。
今朝採取せし蕨を灰汁抜き施せば「蕨の山葵醤油添え」として堪能、大いに美味。
「鰤刺身」今冬は鰤が御手頃価格にて供されれば、食卓登壇も少なからず、有り難き限り。山葵醤油ならぬ、青唐辛子+檸檬汁+超微量の岩塩施し食らうが美味。
鯵を捌けば「鯵刺身」短冊に切れば、個人的には是が最も鯵を堪能し得る切り方なり。
「白魚刺身」食感堪らぬ限り西て、激烈に美味。
大好物なる「鰊昆布巻」何と1本100円也と安売りされし代物なれど、矢張り100円は100円か、果たして「ホンマにこれ鰊かいな?」疑念抱く程の味わいなれば、些か残念なり。
「ピータン」実はガキの頃よりのピータン好き、刻みパクチーと麻蝦醤を添え食らえば、堪らぬ美味さかな。
冷蔵庫に眠る牛蒡天召喚、如何せん牛蒡天好きにして、煮ても焼いても食える代物、今回はフライパンにて玉葱と微量のチーズ共々焼き上げ「牛蒡天チーズ焼き」とせり。
斯くして晩酌に興じんとす。
美酒美食堪能し調子付けば、1人用土鍋に「四川風無水豚鍋」仕込むや、
所謂〆拉麺ならぬ〆鍋、否、未だ飲酒続けば〆にならぬか。
筍入手すれば、
アク抜き施せし。
本日は「桜を見る会 2021」開催なれば、主催者カイ☆マキ嬢前乗りにして、然れば蕨採取に出撃せん。蕨採取現場に到着すれば、山桜満開、
深山に春訪れれば、蛇も冬眠から目覚められし。
大量の蕨収穫に、御満悦なカイ☆マキ嬢之圖。
残るカレーコロッケとビフカツ召喚、
纏めて揚げれば「河端家特製カレーコロッケ+ビフカツ+豆腐チゲ風味噌汁+ごはん」食せり。
今回は「ビフカツ」も揚げ具合良好、牛肉なればこそレアに揚げれば、堪らぬ程に美味なり。
先達ての天津垓に由る重大発表「仮面ライダーサウザー The President」続報発表あれば、何と社長は社長でも、檀黎斗こと仮面ライダーゲンムとは是如何に。
因みに是も3年前のエイプリルフールネタにして、均かの実写版実現なり。
嘗てあのコンティニュー土管から復活経験もある私なれば、是は余りに楽しみ過ぎなるかな。