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Channel: 大ぼら一代番外地
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「桜を見る会2021」@明日香深山

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コロナ狂騒の功罪に、海外遠征全滅なれば、そもそもツアーシーズンたる花見の時節に、日本どころか自宅たる明日香の山寺に滞在叶えば、昨年に引き続き「桜を見る会2021」執り行わんとす。下界に於いては、コロナ感染第4波襲来やら、聖火ランナー云々なんぞ取り沙汰されにけれど、何せ世俗より隔絶されし人外魔境、コロナ狂騒勃発以来、未だ全く別世界の出来事にして、そもそも人間と邂逅するなんぞ1ヶ月に数度もあらねば、鹿やら狸やらとの邂逅こそ稀ならぬ次第。

気の置けぬ友人達が集えば、毎度乍ら私は、只管料理を供させて頂く次第。

先ずは前々菜として、回転台に乗せられし「回るオードブル」より始めん。

 

 

「豆達のサラダ」

 

 

「サーモンのカルパッチョ」

 

 

インプロクッキング「四川風八町刺身」

 

 

「鯨のカルパッチョ」

 

 

「蛸のカルパッチョ」

 

 

「アリオリ風味ポテトサラダ」

 

 

更には宴席前々菜の定番「鳥皮カリカリ揚げ 名古屋名物『風来坊』手羽先風味」

 

 

「鯨モツ煮」

 

 

皆様酒あれこれ持参下されば、今回の注目の1本は、浪花酒造「浪花正宗 純米 やや辛口 負けへんで大阪!吉村知事ラベル」 80年代宜しくなペーター佐藤のパステル画が出来損ないしが如きイラストに思わず苦笑、思わず「イソジン入ってへんよな?」と成分確認する始末。

 

 

而して前菜へ突入すれば「ムール貝酒蒸し ヨーグトソース添え」

 

 

「ポテトのチーズ焼」チーズ内部は、マッシュポテト仕込みし上に、トマトソース施れし次第。

 

 

久々の登場なる「骨まで食える似非チューリップ」こと「鳥牛蒡天」

 

 

今回の主菜「揚げ物」は、皆様の目の前にて天婦羅揚げさせて頂く趣向、濡れ縁にて天婦羅屋出店すれば、差し詰め「縁側天婦羅」なんぞと称するべきか。

 

 

野菜類は、牛蒡、茄子、菜の花、南瓜、筍、三度豆、大葉、独活の先穂、たらの芽、コゴミ、

 

 

更には玉葱と葱と人参の掻き揚げ、

 

 

諸子も用意、

 

 

枝豆も掻き揚げにせん。

 

 

天婦羅屋のオヤジ、絶賛天婦羅を揚げる之圖。

 

 

次なる今宵の主菜、鍋料理なれど、その調理工程由り無理からに「蒸し物」分類とさせて頂けば、今冬の定番「四川風豚大根鍋」

 

 

斯くも大鍋にて拵えしは初めてなれば、大根の蒸し煮え具合が若干浅かれど、大局に影響なし。

 

 

今回私が用意させて頂きしは、油長酒造「風の森 秋津穂65 偏平精米」未だ試験販売の逸品なれど、至福の美味さとは云わずもがな。

 

 

而して今宵の主菜「鍋料理」は、皆様の御期待に応えて「蛍烏賊しゃぶしゃぶ」なり。今冬編み出せし鍋料理あれこれあれど、これは一二を争う逸品にして、大量の蛍烏賊が一瞬にして、皆様の胃袋へと消え去りし。

 

 

 

蛍烏賊のワタが溶け出し沁み込みし豆腐や白菜が、是股恍惚の逸品と化せば、正に昇天級の美味さかな。

 

 

矢儀さんより頂戴せし鹿肉召喚、而してシシケバブならぬ「鹿ケバブ」昨日より仕込み済みなれば、金串に刺し魚焼グリルにて焼き上げん。

 

 

皿にトルコ式炊き込み御飯「ピラウ」敷き詰め、其の上に「鹿ケバブ」をON! ヨーグルトソースとアリオリソース添えさせて頂きし。

 

 

未だ未だ続く今宵の主菜「煮込み料理」は、是亦嘗ての十八番「チキンのトマト煮込みシナモン風味」通称「鳥シナ」シナモンは樹皮剝ぎし儘なるホールぶち込めば、粉末なんぞとは風味が異次元と知れ。

 

 

こちらもリクエストに応えさせて頂きしスパイスカレー「チキンカレー」なれど、料理を拵えるばかりにて殆どなにも食わず、空腹に只管酒を飲むばかりなれば、そろそろ酩酊気味且つ長時間調理の疲労噴出、然ればスパイスカレーの出来栄えに納得行かねど、奇しくも同時に供せし先述の「鳥シナ」と合体すればベストマッチ、斯くして奇跡のフォームチェンジにてレベルアップ図れば安堵。

斯くして1日目の献立は是にて終了。

 

 

早朝目覚めるや、猛烈な空腹感に苛まされしも当然、何せ昨日は、朝飯食らいし以来、只管調理に明け暮れつつ、飲酒に興じし有様なればこそ。早急に何か胃袋に入れねば、我が強烈な胃酸を以て、己れの胃袋が溶かされる恐れありて、手早く食らい得る代物として「TKG(玉子掛けごはん)」食らわんとす。然れどふと思い立てば、TKGを電子レンジにて1分間加熱調理、然れば些か玉丼の如き塩梅と化し、七味施し食らえば、この「ATKG(温めた玉子掛けごはん)」大いに美味、況して是を応用すれば、更なる可能性大ならん。

 

 

「桜を見る会」なる名目にて集えども、今年は境内の桜も満開は疾うに過ぎ去り、然して見向きもされぬ有様なれど、そもそも世の花見なんぞ、桜を愛でるは精々最初の数分にして、其の後は宴に呆けるが常なり。

そもそも内閣総理大臣主催の公的行事たる「桜を見る会」自体、果たして桜を愛でるなんぞ二の次三の次とは云わずもがな。花より団子ならぬ花より金子、花見なんぞ常々、何かしら目論見集う大義名分として扱われて然るべし。然れば小市民さえに及ばぬ凡庸な我々は、勿論飲酒に特化して是亦然るべし。

 

 

斯くして宴2日目も幕開ければ、先ずは朝飯として「おろし蕎麦+天婦羅」にて始めんとす。下の写真隅に、缶ビールや缶酎ハイ伺えるは当然と知れ。

 

 

天婦羅は、昨夜の食材残党を再召喚、然れば大葉、茄子、南瓜、牛蒡、更には玉葱と葱と人参の掻き揚げ、

 

 

諸子は、衣に手を加え「諸子フリッター」とせり。

 

 

ブロッコリーはチンマシーンにて蒸し上げ「温ブロッコリー アリオリソース添え」

 

 

コールドスリープに処されし赤舌召喚、手早く「赤舌ムニエル」拵えし。

 

 

秋刀魚を焼き身を解せば、チンマシーンにて蒸し上げししめじ&えのきと和え、ポン酢+胡麻油施せば、斯くして「解し秋刀魚のきのこサラダ」やら、

 

 

西京味噌を昆布酢と山椒出汁醤油にて溶き、八町刺身を和えれば、粉山椒と木の芽も添え、斯くして「京風八町なめろう 山椒風味」拵えし。

 

 

新玉葱に十字に切れ込みを入れ、其処へ月桂樹の葉を挿み、チンマシーンにぶち込み電子レンジにて2分半加熱調理、其の傍ら姜葱醤とマヨネーズを以てツナ缶を和え、是を蒸し上がりし新玉葱に詰めるや、是にて「オニオンボム」も完成せり。

 

 

更には「白魚刺身」

 

 

「海老刺身 アリオリソース添え」

 

 

「自家製白子ポン酢」

 

 

捌きたてなる「鯵刺身」矢張り鯵は短冊に切り分けるが、最も醍醐味堪能し得ると知れ。

 

 

昨日の「蛍烏賊しゃぶしゃぶ」残り汁召喚、白菜、人参、しめじ等投下、更には先の海老刺身の頭部や殻にて出汁取りつつ、牡蠣の漬け汁も注入、仕上げに牡蠣もぶち込めば、斯くしてインプロリサイクルクッキング「超濃厚和風アクアパッツァ」完成、最早旨味のコアたれば、至福の味わいとは云わずもがな。

 

 

2日目昼酌の主菜とは、たこ焼器にて興じる「アヒージョ」なり。

 

 

具材に用意せしは、牡蠣、菜の花、ベビーコーン、椎茸、プチトマト、三度豆、茄子、筍、長芋、

 

 

鶏レバー、ハツ、蛸、蟹蒲、

 

 

而して蛍烏賊なり。

 

 

今まで幾度もこの「たこ焼器アヒージョ」催せば、皆様勝手知ったる様にして、結局用意せし具材はペロリ平らげ下さりし。

 

 

扨、愈々今回の「桜を見る会 2021」も大団円迎えんとすれば、〆の一品の為に、大いに芳しき「山椒ごはん」炊き上げし。

 

 

然れば今回の〆は、リクエストに御応えし「極私的激辛激痺れ麻婆豆腐」ハザードレベルも前回緩めなれば、今回は皆様の御要望に御応えすべく、危険域たるハザードレベル13なり。然れど激辛料理選手権なんぞたる愚行にあらねば、飽くまでも辛さの彼岸より旨味が到来する仕掛け、何せ料理とは、何に於いても美味なるが大前提なればこそ。

 

 

斯くして今年の「桜を見る会 2021」も無事閉幕せり。御参加頂きし皆様、どうも有り難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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