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Channel: 大ぼら一代番外地
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Bandcampにて「Weekly Kawabata」ギターデュオアルバム2作品を公開せり

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コロナ狂騒の煽り食らうや、海外遠征予定は全滅の憂き目に遭い、然れば徒然なる儘に始動、毎週2作品ずつアップせんと宣言せし「Kawabata Makoto official Bandcamp」此処まで新旧114タイトルを順調にリリース、御陰様にてぼちぼちな手応え、御試聴、御購入下さりし皆様、どうも有り難う御座います。

 

扨、今週の「Weekly Kawabata」若しくは「週刊 スピードグル」は、エレクトリックギター・デュオに由るアルバム2種、仏前衛音楽界の重鎮にして先鋭ギタリストJean-François Pauvrosとのデュオ「Mars (2005)」と、LSD March道下慎介君とのデュオ「Sex​,​Voyage​,​And Echo Chamber (2008)」以上2作品を公開せり。

 

 

Jean-François Pauvrosとの初対面は、1999年11月、フランスはParisの某レコーディングスタジオにて、デュオに由るレコーディング企画されし際に遡れば、190cm級なる超長身の彼は、登場するや「Bonjour Monsieur! 先ずは話をするか音を出すか、どちらがいい?」と問われ、私が「演奏」と即答するや、我々はスタジオ内へ赴き、各々の機材をセッティングせし刹那、互いが弓を持参せしに、二人同時に驚愕するや口を衝き発せしは「演奏に弓を使うのか?」当時エレキギターを本格的に弓弾きされるギタリストは未だ稀にして、互いに稀有な存在たるを認め合いつつ、扨、いざ演奏始めるや、何とも妙な共振共鳴感応ぶりにて、是亦互いに己れの分身が演奏するが如き錯覚すら覚え、二人して大いに苦笑せられしと共に、以来盟友として数多のデュオライヴを、欧州各地や日本にて行い今現在に至る次第。

 

 

ライヴに於いては、互いに2台のギターアンプ(大抵はMarshall JCM-900+スピーカーキャビネットとFender Twin Reverbのセット)と1台のベースアンプ、合わせて計6台のアンプを使用すれば、最大音量は正に大轟音となるは当然。嘗てフランスにて某フェスティバルにヘッドライナーとして出演せし際、其れまでに出演されし全バンドよりも大爆音たれば、僅かギタリスト2人のみにて、ヘヴィーメタルバンド等さえ軽く凌駕せし有様に、サウンドエンジニアさえも呆気に取られにけり。然りとて2人して我々の音楽を「Guitar Symphony」と呼べば、完全即興演奏なれど、ギター2本のみを以て、正に交響曲を演奏せんと思えばこそ、超微音から大轟音までダイナミクスレンジの広さも亦然り。

彼の居城たるParisのスタジオ「Studio Campus」にて、我々の朋友にして敏腕エンジニアTaharと共に、幾度もレコーディング繰り返せば、其のおんげん膨大な音源より選び、編集一切なしにてセット丸ごと収録せしが本作「Mars」なり。

仏PreleよりリリースされしCDには、12ページのブックレットが添えられれば、奇しくも二人とも写真撮影を趣味にして、ツアー中に撮影せし中より選びし数枚ずつが収められし次第。

 

 

LSD March率いる道下君より御誘い頂き、ギターデュオ演奏始めれば、2007年11月、彼が北海道ツアーをブッキングして下さり、其の際に札幌にて私設レコーディングスタジオ「Black Snowflake Sound」構えられるRichard Horner氏の御厚意もあり、レコーディングも行い得れば、其の時の音源が、デュオ第1作目「Basement Echo」として米Important Recordsより、続けて第2作目として本作「Sex​,​Voyage​,​And Echo Chamber」が、米Beta-lactam Ring Recordsよりリリースされし経緯なり。

 

 

一時は作品リリースや国内ライヴのみならず海外遠征も行うなど、可成り精力的に活動されしLSD Marchなれど、道下君がオシリペンペンズのサウンドエンジニア務められし辺りから次第に活動失速されにけりか、況して今やオシリペンペンズのドラマー務められると聞き知れど、其れ以外の活動は殆ど聞こえて来ねば、個人的には些か残念至極にして、彼が再びギターを手に歌われる日を、手前勝手に心待ちにさせて頂かん。

今回のBandcampに於けるデジタルリリースに際し、ジャケットを些か新装させて頂けば、悪しからず。

 

 

Bandcampページに於ける「Weekly Kawabata」一応毎週水曜に更新せんと思えば、旧譜のみならず録り下ろし新作も亦、然れば引き続き何卒御贔屓に御願い奉り候。

 

 

既にリリースも100タイトル越えれば、リストページ「Speed Guru's Time」を作成、先ずは「Solo」「Band & Collaboration」のページに分け、各々の内部にて項目毎に分類、而してリスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。

 

 

AMT公式Bandcampも、未発表ライヴ音源等含め22作品を公開中なれば、是非にチェック頂きたし。

 

 

インド古典音楽家としても活躍される金子ユキ嬢とカネコテツヤ君とのトリオFloating Flowerも、公式Bandcampページにて、スタジオ録音作品やライヴ録音作品を公開すれば、Bandcamp Friday期間中にデジタルアルバム全6タイトルを纏めてダウンロード購入頂く場合、30%offになる次第。今カートに放り込まれ、次回のBandcamp Fridayに決算頂けば、割引対象となる故に、是非にこちらもチェック頂きたし。

 

 

Bandcampアプリ入手はこちらから。
 

 


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