五月は、序盤こそMainlinerやEros Errorsの国内ツアー予定されれど、遺憾乍ら緊急事態宣言発令にて、無観客配信若しくは撮影会、更なる延長もあればキャンセルも相次ぎ、気付けば明日香の深山にて隠遁生活に耽るばかり、然りとて不思議にも矢鱈とあれこれ忙しければ、どうにも1週間の経過が凄まじき速度にて過ぎ行く様に気付き驚愕せり。そもそも彼此四半世紀の長きに渡る、所謂「定職」持たぬ極道にして放蕩な暮らしぶり、曜日感覚なんぞ不要なれば完全に失われて当然たれど、コロナ狂騒勃発後、僅か乍ら収入得んと始動せしBandcamp、毎週水曜を目処に2作品ずつ公開し続ければ、自ずから曜日を意識せざるを得ぬ暮らしへ豹変、然れど7割の割合にて曜日を勘違いする有様にして、未だ水曜と悠長に構えれば既に木曜、下手すれば金曜なんぞたる事実を前に、己れの時間感覚が全く信用置けぬと改めて確信せり。
然れば無闇に多忙と感ずる中、月日は百代の過客にして、気付けば綴るべきブログ記事が遅延遅漏、そもそも是を機に断筆なんぞたる選択肢もあれど、己の意思にあらざる理由にて断筆とは、何とも情け無しと思えば、此処は一念発起、〆切迫るレコーディングやら雑務あれこれ犇めけど、今や強迫観念化せしブログを是以上放置するは、精神衛生上芳しからずと判断、万が一にも適応障害なんぞ発症すれば元も子も無しと、怒涛の暴走ぶりにて書き殴り書き棄て去る所存なれば、悪しからず。
日課たる早朝山道入隊へ出撃せん。夏至まで7週間と迫れば、日の出時刻も随分前倒しされ、然りとてその日の出に先んじ出撃せんとす。
定点観測(往路)。
彼方此方にて満開の藤が見頃迎えしか、山道歩きつつ仰ぎ愛でんとす。
中腹より奈良盆地を臨む。
正に今が満開なる藤を堪能せん。
山桜も実を結び始めるや、もしやサクランボかと思えど、山桜の実は相当に苦くエグければ、食用には如何なものか。
路傍に佇む梅も亦、実を結び始めし。
引き続き満開の藤を堪能せん。
遠くに夜明け迎えんとする奈良盆地を臨みつつ、
手前の杉の大木に絡む藤を眺めし。
70分余の山道入隊も完遂、山寺界隈まで帰還すれば、眩し過ぎな朝日に出迎えられし。
山寺界隈も藤満開、
定点観測(復路)。
シャガも未だ満開なり。
有り合せ備蓄野菜を以て「カレーライス」拵えんとす。
先達てのカップ麺「ペヤングやきそば HALF&HALF 獄激辛カレー 獄激辛」に添付されし「獄激辛カレーソース」召喚、そもそも私が苦手とする人工交配唐辛子の類いも使用されしと思われれど、カレーに混入すれば概ね問題あらざらんと思えばこそ。
斯くして隠し味に「獄激辛カレーソース」忍ばせし「カレーライス」完成せり。(試験的ショットなれば、悪しからず。)
いざ食らえば案の定「獄激辛カレーソース」の刺激はほぼ皆無、些か拍子抜けしつつも安堵。ほな無理して使わへんかったら宜しいがなとは当然、然りとて己れに対し不戦敗だけは許すまじと、正に愚の骨頂たるアホな意地張ればこそ。
昆布〆されし鯖きずしに小麦粉叩き、胡麻油にて炒め揚げるや、ごはんの上に千切りレタス施せしへON! 付け合わされし大根や昆布と共に、スティックセニョールも添えれば、仕上げにおろし生姜、刻みパクチー、紅生姜投下、ポン酢ひと回しすれば、インプロクッキング「焼鯖きずし丼」完成、
斯くして「焼鯖きずし丼+大根と油揚げの味噌汁+黒酢もずく」食せば、酢の酸味と胡麻の香ばしさが不思議な相性にてベストマッチ、大いに美味なり。
日課たる早朝山道入隊へ出撃せり。
定点観測。
中腹より奈良盆地を伺いつつも、満開の藤を眺めし。
藤を見上げつつも、
山道路傍の梅が結実せしも眺むるや、
欅の青葉を這う某虫の姿、
而して其の欅の青葉の上に、矢鱈鈴生りに付着する何某、一見この植物本体の一部かと思えど、是は即ちケヤキフクロフシなる「虫瘤」にして、ケヤキヒトスジワタムシの卵なりけり。
思わず「もしも人間の体に寄生し虫瘤を作る虫がいたら」なんぞと、SFホラー映画の如きを想像、一人勝手に背筋凍らせる有様なり。
70分余の早朝山道入隊完遂し帰還、曇り空なれば、御来光を覆う雲の形状、いとをかし。
なんぞと悠長に構えれば、小雨降り始め、慌てて山寺への帰路急かされし。
備蓄食材も僅かとなれば有り合せにて焼飯拵え、然れば牛蒡天を葱共々、玉子にて綴じるやON! 斯くしてインプロクッキング「ごぼ玉焼飯」完成、
其の傍らにて茄子をチンマチーンへぶち込み、電子レンジにて2分加熱、其処へ「自家製パクチーダレ」施し、ワカモレ添えれば、是亦インプロクッキング「エキゾチック蒸し茄子」完成。
然れば「ごぼ玉焼飯+エキゾチック蒸し茄子+チゲ風豆腐の味噌汁」食せり。何とも不思議な食い合わせとなれど満更にあらず、総括すれば創作無国籍料理定食の如きにして、奇しくも美味に着地せり。
マンボウ解除予定日翌日に控えしEros Errors@得三が、愛知県に緊急事態宣言発令されれば、遺憾乍らキャンセル決定。然れど晩餐の約束あれば、単身名古屋は旧名古屋猫屋敷女主人ヨーコさん宅へ。斯様な御時世なれば、当然家呑みにして、アテとして中近東風つくねなる「キョフテ」やら、
「八町のりゅうきゅう」やら、
写真よろしからねど「海老のトマトソース&チーズ」やら拵えさせて頂けば、
ヨーコさんに由る「鳥肉と野菜のサッパリ和え」なんぞと勝手に命名させて頂きしも登場、久々の再会なれば歓談しつつ美酒美食堪能せり。
ヨーコさんが拵えし所謂ごはんがススム君こと「椎茸の木耳の佃煮」や「大根と油揚げの味噌汁」も添え、昨夜の残党召喚、是を以て朝飯とせり。
昼飯に、ヨーコさん手製にして十八番なる「コロッケ」馳走に預かれば、是が激烈に美味にして、正に白眉な逸品。何せ其のレシピの凝り様がプロレベルにして、例えば挽肉は脂分の含有量多ければ、牛コマを微塵切りに処し使われる等、私の適当レシピとは正に真逆にして、申し訳なくも私の素人仕事ぶりにて揚げれば、些か見て呉芳しからねど、其の味わいは其処彼処の値打ちこいてこます洋食屋如きなんぞ一撃一蹴、軽く凌駕して余りあると知れ。