コロナ狂騒の煽り食らうや、海外遠征予定は全滅の憂き目に遭い、然れば徒然なる儘に始動、毎週2作品ずつアップせんと宣言せし「Kawabata Makoto official Bandcamp」此処まで新旧176タイトルを順調にリリース、御陰様にてぼちぼちな手応え、御試聴、御購入下さりし皆様、どうも有り難う御座います。
扨、今週の「Weekly Kawabata」若しくは「週刊 スピードグル」は、今月半ばに均かのネット難民と化せば、不覚にも公開遅延、週を跨げば悪しからず。今回は、録れたてほやほや産地直送録り下ろし、電子音ソロに由るスタジオ最新作「Death Discipline」と、先達て行いし彦根の番長追悼音楽祭に於ける、アコギソロ完全収録せし最新ライヴ作品「Sky Stroller : Dedicate to Bancho」なる、最新音源2作品を一挙公開せり。
山寺スタジオにて、シンセサイザー等を弄りサウンドスケッチの如き興じるは、43年前たる1978年、人生初のアナログシンセRoland System-100を手にせし以来、何やら無限に同じ行為を繰り返すが如きにして、我乍らその進歩のなさに唖然とするばかりなれど、演奏せんとする音楽が明確であればある程、その為の楽器習得が必要となる弦楽器等と異なり、ガキの頃に深夜、当時ラジカセに装備されし短波ラジオを弄り、様々なチューニングノイズ即ち電子音の採取に夢中になりしと同様、シンセサイザーをあれこれ弄るうちに、様々な電子音響と出逢い擦れ違う「一期一会」こそ興味深く、正に「演奏」ならぬ「操作」行為、更にはその結果遭遇せし電子音響の「採取」に興味あれば、斯くも進歩あらざる次第か。而して今回も、二夜に渡る電子音響採取記録、云うなれば昆虫の鳴き声のフィールド録音なんぞにも相通ずる行為か。勿論採取せし音源を基に、編集し「音楽」として構築する作業過程あれば、或る意味ミュージックコンクレート、若しくはリミックス作品とも云い得るか。
年齢重ねれば、人は知らず知らず原点回帰せんとするか。20世紀現代音楽、特に電子音楽やミュージックコンクレートにて、ガキの頃に音楽への興味覚醒せし私なれば、所謂「ロック」等への興味は日に日に希薄化、心地良く鑑賞し得るは斯様な電子音楽や20世紀現代音楽へと集束収斂、而して本作「Death Discipline」宜しく、斯様なサウンドスケッチに興ずるも、是亦老後の日々の楽しみと相成らん。
当拙ブログの執筆更新停滞遅延すれば、先達ての彦根の番長追悼音楽会ライヴ譚も未だなれど、アコースティックギターソロを披露すれば、そのライヴ音源を「Sky Stroller : Dedicate to Bancho」として、デジタルリリースの利点たる圧倒的機動力を以て、早速リリースせんとするものなり。
彦根の「番長」こと西村常雄氏との経緯に関せば、当ブログ過去記事にてあれこれ簡単に綴りし故、御併読頂ければ幸いなり。番長は、彦根のみならず京都にてのライヴにも、足繁く通い下されば、国内に於ける数少なき私の音楽の理解者たりしか、何にせよ毎回楽しみ下さりし御様子なれば、演奏者としてはそれこそ本懐たりしかな。然れど昨春のコロナ狂騒勃発以来、彦根周辺に於けるライヴが軒並みキャンセルの憂き目に遭う中、番長の体調芳しからずと伺えば、過ぐる夏に番長の訃報届けられ、昨秋より始めしアコースティックギターソロを、結局披露叶わず終いと相成れば、今回そのアコースティックギターソロを以て、涅槃へ旅立たれし番長への手向けとさせて頂きし。
そもそもエレキギターも完全我流にて習得せし私なれば、アコースティックギターも亦然り。況してフォークやクラシックギター等も一切経由せし試しあらざれば、出鱈目な自己勝手流奏法を以て、音楽的にもこれまで自分自身が親しみし古楽〜現代音楽等も反映されしか、何やら私小説若しくは随筆の如き音楽と化せば、悪しからず。
因みに年末には、アコースティックギターソロにての西日本ツアーも予定されれば、興味抱かれし御仁は、是非にチェック頂きたし。
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「河端一 アコースティックギターソロ 中国四国ツアー 2021」
■ 12月24日（金）@広島 鳩小屋 (082-295-1553 音楽喫茶ヲルガン座)
(広島市中区十日市町1-4-32 天国ビル3階 ヒダリオク)
「河端一」
河端一 : acoustic guitar solo
open 19:30 / start 20:00
ticket ¥2000（定員6名 立見なし）
予約は下記より
電話：082-295-1553（音楽喫茶ヲルガン座）
メール：organzainfo@gmail.com（音楽喫茶ヲルガン座）
[鳩小屋の御利用案内]
●鳩小屋は日本で一番小さな演芸場です。
●お客様の定員は6名様です。立ち見はございません。
●受付精算は全て2階のヲルガン座でお願いいたします。
●トイレは基本はヲルガン座のトイレをご利用ください。
●ドリンクは2階ヲルガン座でご注文ください。通常営業時はソフトクリームも可です。（2オーダー目から）
●「名物鳩小屋弁当(¥800)」が予約制でご注文いただけます。当日の開場1時間前までにスタッフにお伝えください。
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■ 12月25日（土）@岡山 Pepperland (086-253-9758)
http://www.pepperland.net/
「47th Anniversary 2021 - 2022 Final and New Year Live!」
河端一 : acoustic guitar
※ 詳細は決定次第、順次御案内の予定。
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■ 12月26日（日）@高知 Chaotic Noise (088-823-8190)
「Chaotic Noise 15th Anniversary: TRIP TRAP DEATH FOLK」
河端一 : acoustic guitar
open 16:30 / start 17:00
adv ¥2000 / door ¥2500
w/ 薄力小麦子, KILALA 1/2, SeeBooZ Three, ゲロッパ, 炭太郎, 獏の札
Bandcampページに於ける「Weekly Kawabata」一応毎週水曜に更新せんと思えば、旧譜のみならず録り下ろし新作も亦、然れば引き続き何卒御贔屓に御願い奉り候。
既にリリースも178タイトルに至れば、リストページ「Speed Guru's Time」も併せて更新中、こちらは「Solo」「Band & Collaboration」のページに分かれ、各々の内部にて項目毎に分類、而してリスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。
AMT公式Bandcampも、未発表ライヴ音源等含め42作品を公開中なれば、是非にチェック頂きたし。
更に「Acid Mothers Temple」Bandcampアルバムリストも新設、バンド毎に「Unreleased live & rare recordings」と「Reissue」2項目に分け、リリース年次にて並べ分類整理、リスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。
インド古典音楽家としても活躍される金子ユキ嬢とカネコテツヤ君とのトリオFloating Flowerも、公式Bandcampページにて、スタジオ録音作品やライヴ録音作品を公開すれば、Bandcamp Friday期間中にデジタルアルバム全６タイトルを纏めてダウンロード購入頂く場合、30%offになる次第。是非にこちらもチェック頂きたし。
Bandcampアプリ入手はこちらから。
