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Channel: 大ぼら一代番外地
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河端一 solo@近江八幡 酒游館「In memory of Nishimura Tsuneo」

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過ぐる夏に逝去されし彦根の「番長」こと西村常雄氏の追悼音楽会「In memory of Nishimura Tsuneo」が、御子息御二人の手に由り、近江八幡はサケデリックスペース酒游館にて開催されれば、僭越乍らソロにて招聘頂きし。

会場たるサケデリックスペース酒游館へ到着せり。

 

 

会場内には、番長を偲ぶ様々な愛用品等が展示され、

 

 

 

番長と云えばCOMME des GARCON、見覚えあるジャケット等並べば、背後より「河端さん…」と、番長のいつも乍らの呼び掛け聞こえる錯覚さえ誘われし。(※ 今回のブログ記事に於いて、ライヴ写真以外にも、写真あれこれネット上より無断借用転載させて頂けば、悪しからず。)

 

 

 

番長は自らの過去を殆ど語られねば、嘗て彦根を拠点に「彦根ブルースクラブ」主宰される等、私が存ぜぬ番長の姿を物語る資料展示も数多なり。

 

 

 

Tシャツ、ステッカー、ボトルオープナー等の番長グッズと共に、番長が所蔵されしレコードやCDの一部が販売されれば、其処は筋金入りの音楽マニアなればこそ、堪らぬ逸品あれこれ発掘、いきなり脳汁大噴出にして、本来出演者が有料入場者たる皆様を差し置き、掘り出し物根刮ぎ購入するは如何なものかと一瞬躊躇すれど、其処は「中古レコードは一期一会」なる我が鬼畜訓を胸に、非情を以てレコード数枚抜かさせて頂けど、CDは有料入場者の皆様へ御譲りすべく弁え遠慮させて頂きし。

 

 

今宵はアコースティックギター・ソロなれば、サウンドチェック瞬殺にて完了するや、折角なればと日牟禮八幡宮へ参拝せり。

 

 

左義長の「だし」と思しきには、この御時世なればアマビエ様も添えられしか。

 

 

投宿先たる駅前ビジネスホテルへチェックイン、自室にて持参せし手弁当「ちらし寿司」召喚、腹拵えすべく平げし。酢飯には、擦り胡麻、鹿尾菜、紅生姜、青海苔、椎茸煮を混ぜ込み、その上に細切り薄焼玉子焼、春菊の胡麻和え、八町りゅうきゅう、湯煎せし海老、青唐辛子をON! せし代物にして、海外遠征時ならいざ知らず、均か国内ライヴに手弁当持参するなんぞ、コロナ狂騒以前は想像だにせねど、久しく自炊生活送れば、己れの料理の腕前向上せしは当然の理、況して下手な外食にて「大して美味くもない代物に身銭切る」なんぞアホらしく思えれば、在り合わせにて拵えし手弁当の方が、遥かに美味にして経済的、一人暮らしなればこそ遠征時には、出発前に食材整理も必須なれど、手弁当とすれば一石二鳥、然りとて国内ツアーにて「ツアークッキング」に興ずるや、海外遠征時とは異なり「究極の美食」追究せんとするやも知れず、行き着く先が空恐ろしければ、飽くまでも程々にすべしと、自戒の念を以て己を諭さんとす。

 

 

会場たる酒游館へ戻れば、Tokio, SkylarkなるDJ御二方の音をBGMに、西勝酒造の美酒堪能しつつ、久々に再会果たす友人知人と歓談。

続くBINGさんに由る実験的ドローン系DJに、東野祥子女史の肉体表現が交錯、

 

 

更に祥三君も重ねれば、いきなりハイライトの如しか。

 

 

而して其の儘澤野祥三+ 東野祥子デュオへ。サイケデリックなギターと肉体表現に由る実験的小劇場。

 

 

而して今宵の主催者たる番長の御子息アツシ氏とケイ氏に由る「座談会」と相成るや、

 

 

貴重な写真の数々交えつつ、番長の半生紹介下されば、私が知る晩年の番長へ至る経緯等、大いに興味深くして、果たして生前にそれを存じていれば、番長と亦全然違う話も交わせしかと思えど、番長の新しき音楽体験への飽くなき好奇心が、敢えて然うせしめしかとも思えれば、今宵初めて知り得しを以て、番長の本意たりしかなと納得せり。

番長の従兄弟なりける御仁や旧友の方々が、懐し映像や逸話にいちいち野次挟まれる様も、同世代として同じ時間を共有されればこそ、何とも羨ましくも微笑ましきかな。

 

 

帝都よりスズキジュンゾ馳せ参じ、番長への手向けに珠玉のブルースを1曲披露、その後は例のJunzo's 闇堕ちワールドへ誘わんとす。

 

 

今宵私はアコースティックギター・ソロを披露させて頂くも、足繁く私のライヴへ通い下さりし番長に、結局披露し得ず終いとなればこそ。冒頭一音目、いきなり右手薬指の爪が割れるアクシデントこそあれ、40分のセット披露すれば、果たして涅槃の番長へ届きしか。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殿務められしは、御子息2人に由るChapter Three、御両親が愛聴されにける「Paint It Black」カヴァーも披露、

 

 

ステージ上手に据えられし巨大モニターに、番長の横顔映し出されれば、息子達の熱演を見守るが如くに伺えし。

同じレコードを親子一緒に堪能し得るなんぞ、究極に個人主義&インディペンデントな家庭に育ちし私には、到底想像し得ぬ様なれど、あの番長なればこその親子の姿か。今回伺いし若き頃の逸話や写真より、当時より独自のスタイル貫かれしと知り得るや、果たしてもしも自分の父親が番長の如きたれば、今頃自分は如何な有様か、余りに自分の知り得る父親像と隔絶相反すれば、適当な想像すら及ばぬ次第。然ればこそ番長親子3人が揃う場面を、出来れば一度拝見したしとの思い、最早叶わぬと知れば、何とも残念なるかな。

 

 

今宵、河端一 solo@サケデリックスペース酒游館「In memory of Nishimura Tsuneo」へ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。

 

今宵の出演者一同にて記念撮影之圖。(祥三君おらへんがな。)

 

 

久々に再会果たせし友人知人も少なからず、個人的にはエリュウ君が、外見こそ草野球の監督風情へと豹変されれど、一旦口開けば、矢張り中身は不変にしてエリュウ君はエリュウ君の儘なれば、大いに安堵どころか嬉しき限り。

 

 

酒游館レストランスペースに於いて、有志にて打ち上げに興ずれば、西勝酒造の美酒呷りつつ、近江名物八幡蒟蒻こと通称赤蒟蒻もぶち込まれし「おでん」等、アテあれこれも堪能せり。然れど私は蒟蒻嫌えば赤蒟蒻食し得ずして、悪しからず。

 

 

「彦根の母」こと野本さん企画にて、毎年恒例と化せしAMT祭翌日のSky Shine彦根公演と、とばや旅館貸切にて行いし「大忘年会」も、コロナ狂騒にて2年連続中止も仕方なければ、況して今宵は、その野本さんが急病にて不参加と相成り残念至極たれど、常連たりしカイ☆マキ嬢、マドンナ友里ちゃん&祥三君が参加下されば、あの彦根の日々も既に随分昔に感じ、何とも感慨深く感じつつ、己の老いを知らしめられしか。

 

 

番長が繋ぎ下さりし縁に感謝しつつ、

 

 

番長に献盃。

 

 

今宵の演奏は、デジタルライヴアルバム「Sky Stroller : Dedicate to Bancho」として、Bandcampにて公開中なれば、興抱かれし御仁は、是非にチェック頂きたし。

 

 

番長Tシャツも購入させて頂けば、扨、先ずはいつ何処へ着て行くべきか。この今にも番長の声が聞こえて来るが如き似顔絵は、御子息アツシ氏の手に由るものなりけり。

 

 

番長、亦何れ涅槃にて御目に掛かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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