「河端一 アコースティックギターソロ 中国四国ツアー 2021」早くも千秋楽迎えんとすれば、車中泊せし吉備SAより出発、瀬戸中央自動車道海峡部のほぼ中央に位置する与島パーキングエリアへ、朝飯食うべく立ち寄り、
食堂にて岡山名物「デミカツ丼」所望、更に昨夜PEPPERLAND斜向かいの「ら・む～マート」にて所望せし「コロッケ」と諸事情にて付け合わされし「鯖塩焼き」を御免被り乍ら持ち込ませて頂きし。いざ「デミカツ丼」食らえば、味わいは金額相応にて納得、然れど亦しても上の具材部分食い終えしにも関わらず、案の定ごはんが60％以上残る有様にして、無法持ち込み軍団召喚にて漸く無事完食に至りし。
いやはや久しく外食から隔たれど、斯くもごはんとおかずの比率に違和感感ずれば、益々以て外食回避せんと思うばかり。況して其れなりの金額支払い乍ら、その金額に見合う味わいなんぞなかなか望めぬ、御粗末な料理との遭遇多く「こんなショボい料理でまあまあの金取って、ホンマにナンボ程極道な商売やねんな」なんぞと思う事頻り。嘗て日本の外食産業、特に庶民向け低価格な外食産業に於ける、値段の安さとその味わいの美味さは、欧米諸国と其れと比較するや、圧勝して余りあると確信すれど、今や海外遠征無縁にして、自炊に明け暮れれば、その判断基準も大きく変化して然るべしか。
瀬戸大橋渡らんとすれば、凄まじき横風食らい、強風に由る「二輪車通行止」も納得か。
高松自動車道から高知自動車道へ流入する山間にて、雪降り始めるや、トンネルをひとつ抜ける度に積雪量増し、
然りとてこちとらスタッドレス装着すれば、この程度の積雪なんぞ問題なくして爆走、
凡そノーマルタイヤ装着と思しき地元ナンバーの車を、次々ぶっちぎり捲れば、
遂には先導される作業車両に追い付き、此の儘暫しランデブー決め込みし。
高知へ到着するや、当然標的は、本日1軒目たる「ハードオフ 高知高須店」へ突撃せり。矢張り凄まじき在庫量誇るレコードコーナーに、思わず尻込みすれど、此処はレコードハンターの意地に賭けてもと奮起、あれこれ発掘散財せり。
続けて「お宝市場満Q」へ、
返す刃にて隣接する「ブックオフ 高知高須店」を急襲、精も根も金も尽きんとすれど、
矢張り聖地「Mushroom Records」巡礼せんとすれば、遂には脳汁も枯れ果て、我が物欲煩悩も満たされしどころか飽和状態に至りし。
今宵の会場Chaotic Noiseへ、ヒューマンシャワー＠高知公演以来なる22ヶ月ぶりに到着。
サウンドチェック済ませるや、宿毛より顔出して下さりし東君と、界隈の居酒屋へ繰り出し、酌み交わさんとす。
久々の四国は高知遠征なれば、名物「青さ天婦羅」と、
更には「ゴリの天婦羅」所望すれど、こちらの「ゴリの天婦羅」は、東君からダメ出し当然たる御粗末な一品、何せ単なる天かすの如きにして、肝心のゴリは何処か。
残念乍らアテこそ外せど、久々にサシ飲みに興ずれば、矢張り楽しき事この上なし。東君が絶賛夢中なるキャンプ四方山話なんぞ伺いつつ、調子良く熱燗煽れば御機嫌至極。
この店の御品書にて「うつぼしゃぶしゃぶ」なんぞ見つければ、個人的にうつぼ好きなれど、しゃぶしゃぶはどないやねんな。決して安価にあらねば、気軽に挑む気分にもならぬが正直な処か。
今宵は「TRIP TRAP DEATH FOLK」と銘打たるシリーズにして、然れど私のアコースティックギターソロは、決してフォークにあらざれば、申し訳なくも悪しからず。
対バン務めて下さりし歴々の写真撮影試みれど、斯様な有様なれば、是亦悪しからず。
ライヴ中に、突如ぶらりと入店されし若き男性数名、いきなり「ここは何ですか？」「ライヴハウスですけど…」「この辺にクラブありませんか？」斯くして横ちゃんが応対されれど、もしも今宵あの「DEATH TECHNO DEATH」開催されれば、果たして如何に。
今宵は酩酊気分も相俟り御機嫌なれば、前例なき未踏の地たる80分の長尺セットを披露せり。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば、イメージ画像にて御茶濁させて頂く次第、悪しからず。
河端一 solo@Chaotic Noiseへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
今回のツアー用に用意せしアコースティックギターソロCDR2種も、有り難くも完売せり。
嘗て幾度か共演させて頂きし珠玉の女性フォークシンガーSHIHOさんが、顔出して下されば、久々の再会に思わず感激。御土産まで頂戴すれば恐縮至極にして、最近嘗ての共演ライヴ音源入手叶えば、御送りする事約束させて頂きし。今や2児の母となられにけれど、亦いつか歌われる際には、共演の機会も切望したきものかな。
SHIHOさんの6曲入りミニアルバム「夢うつつ」は、500枚限定にして、果たして今以て版元Chaotic Noiseにて入手可能や否や存じ上げねば、興味抱かれし御仁は、Chaotic Noiseへ直接問い合わせ頂きたし。
Chaotic Noiseと云えば、恒例打ち上げに興じんと、有志の皆様と毎度御馴染み「赤たぬき」へ繰り出せり。
嘗ては高知のみならず四国を訪れる屡々機会あれば、各地の名物なんぞも食い飽き、地元の方々が所望される「その店の逸品」こそ求めんとすれど、流石に久々の高知上陸なれば、此処は「うつぼのたたき」なんぞに舌鼓打たせて頂きし。
久々に再会果たせし高知Chaotic Noiseに巣喰う面々との、無性にオモロく楽しきひと時も過ぎれば、井上社長超高級大豪邸にて投宿させて頂きし。
翌朝午前10時、井上社長超高級大豪邸より、恐縮にも井上社長夫人の運転にて、駐車場まで御送り頂けば、
手土産に野菜やら、
柚子まで頂戴し、感謝し切れぬ次第。どうも有り難う御座いました。
而して井上社長と2ショット記念撮影之圖。
高知ICより高知道へ入るや、遅き朝飯食うべく南国SAにて「唐揚げ定食」所望せり。
「ガッツリメニュー」と謳われるや、鳥唐揚げ6個なんぞ余裕と高括れど、極薄味嗜好の私には、如何せん味が濃厚過ぎ且つ味に飽き、意外にも大いに苦戦、況して添えられる野菜類が僅かばかりにして、箸休めも許されぬ状況なればこそ。
今回のツアーに於いて、所謂「外食」に関せばつくづく恵まれず、結局岡山にて食らいし「すき家」の「ほろほろチキンカレー」が一番マシたりしかとは、何とも哀しき顛末かな。
高知道から徳島道を爆走すれば、再び山間にて雪が降り始めし。彦根の山間に居を構えられる女性美術家坂本実十里女史が、御自身のFacebookへ、1m超級の豪雪ぶり投稿されれば、果たして明日香の深山は是如何に。
結局日没までに明日香の深山に辿り着けぬと判れば、本日は大阪アジトに駐屯せんとす。
斯くして「河端一 アコースティックギターソロ 中国四国ツアー 2021」全日程無事終了。3日間に3都市にて3公演行いつつも、巡りし中古レコード屋及びリサイクルショップは計10軒、獲物はLP49枚、DVD2枚、書籍3冊を数えし次第。
是にて2021年のライヴ予定全て完遂、果たして来年2022年は再び海外遠征へ赴き得るや。欧米に於ける新型コロナ感染再拡大の報を伺いつつも、来年こそ収束せん事、切に祈るばかりかな。
See You In The New World!!