本日はmarronちゃんと石原岳さんとの「虹音侍三人旅!」第4日目、然れば神戸へ赴くべく、大阪アジトより最寄駅へ向かうや、表示される気温は26度、過ごし易き快適な気候到来、然りとて残酷暑たる夏の到来遠からず、何とかそれまでにはマスク着用義務から解放されたき限りかな。
今宵の会場Helluva Loungeへ到着せり。
サウンドチェック時刻間に合いし筈なれど、既にmarronちゃんと岳さんはセッティング完了どころかセッション中、更に岳さんに於いては、ソロセットにて使用される電球一式もセッティングされ、日々機材が増殖する様も、是亦ツアーなればこそか。
サウンドチェックも筒が無く終了すれば、前打ち上げに興じんと、ぶらり界隈の海鮮系居酒屋へ繰り出せり。
「鯵の姿造り」「サザエ刺身」堪能しつつ、日本酒呷る次第。
「穴子天+鱚天」所望すれば、案の定居酒屋然とせし、厚手の衣纏う天婦羅登場、然りとてそもそも此処は居酒屋なれば「居酒屋然とせし」とは当然にして、斯様な代物とは重々承知之介。私が拵える天婦羅は、衣が極薄且つ全体に纏わせぬ故、そこそこの量を食らえどもダメージ殆どあらざれど、斯くなる超重量級となれば、この2枚にてゲームオーバーなり。
今宵、先鋒務めて下さりしは男性ソロユニットhuman、ギター抱えつつもシーケンス駆使されるアンビエント系、90年代半ばに欧州のバーやギャラリー等にて耳にせしと同じ耳触りに感ずれど、凡そ彼は当時未だ幼児か扨亦生誕前か、斯く思えば90年代も遠くなりにけれど。己れの体感時系列に於いては、つい先日の如しかな。
次鋒務めて下さりしは、ツアー初日大阪公演@HOKAGEに続きAQATUKI再び。マシーンビートに絡む2本の超絶ギター、恍惚度高きそのサウンド&グルーヴに、会場内は一気にヒートアップせり。
短けれどライヴ動画撮影すれば、此処に貼り付けさせて頂く次第。
斯くして我々の出番と相成るや、今宵は機材&モニターに関し、今回のツアー中最も好条件なれば、更に個人的機材問題も解決済みにして、況してHelluva Loungeなればこその容赦なき轟音含め、ここまでの合奏2公演から大幅なアップグレード目指さんとす。
初日、2日目と経て、演奏が日々猛烈に変化進化すれば、当初のコンセプトたる「ギタートリオとして、単なるギター3本による即興セッションではなく、各々のソロ演奏が三つ巴で絡み合う虹色音響、ライヴリミックス的手法を以ての三位一体演奏、百戦錬磨な手練にして曲者揃いである、この3人だからこそ到達し得る恍惚の境地を目指す」を益々以て全うすべく、3人の音楽的背景をも含め、各々のベクトル極めつつ交感交錯すれば、60分超級のセットとなるも已む得ず、而してサウンドチェック時にmarronちゃんから提言ありし「沖縄県東村高江の歌」を以て〆、大団円迎え盛況にて幕。
ネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
今宵、河端一 + marron + 石原岳「虹音侍 三人旅!」@Helluva Loungeへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
終演後、Helluva Loungeなればこそ多くの方々が居残られ、グラス片手にカウンター界隈を中心に歓談されれば、私もそこへ参戦させて頂けど、気付けば大阪アジト最寄り駅へ至る終電逃す大失策、本来ならば終点駅(最寄駅の1駅手前)からタクシーにて帰還せんとすれど、ふと思い立ち、更に1駅手前にて下車しタクシー拾えば、時間的にも経済的にも逆転大勝利、なんやこっちの駅の方が、大阪アジトまでの距離短いんかいな、今まで全然気付かへんかった。
斯くして無事、大阪アジトへ帰還果たせり。
今宵予定される近江八幡 サケデリック・スペース酒游舘に於いての「虹音侍三人旅」千秋楽は、三者三様ソロと3人に由る合奏なる「てんこ盛り」を予定すれば、今宵サケデリック・スペース酒游舘にて御目に掛かります。
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「河端一, marron, 石原岳の『虹音侍 三人旅!』邂逅編」
河端一、marron、石原岳、ソロミュージシャンとしても活動する個性派ギタリスト3人が、遂に初めての邂逅を果たす。今回はギタートリオとして、単なるギター3本による即興セッションではなく、各々のソロ演奏が三つ巴で絡み合う虹色音響、ライヴリミックス的手法を以ての三位一体演奏、百戦錬磨な手練にして曲者揃いである、この3人だからこそ到達し得る恍惚の境地を目指す!
石原岳:
沖縄県東村高江在住。
エレキギター エフェクターペダル即興演奏家。沖縄を中心に日本各地で演奏。演奏と電圧を同期させて電球を明滅させる演奏もする。
住まいである沖縄県本島北部高江での米軍基地ヘリパッド建設問題を解決するために2012年からさまざまな演奏家に呼びかけて「高江音楽祭」を日本全国各地で主催。
marron:
1969年滋賀県野洲町生まれ。12歳の頃よりギターを始める。
ジャンルにとらわれることなく、さまざまな音楽を独自のフィルターでアウトプットする音楽家。爆笑の先に何かあると信じるスマイリーな音楽自由人。
marron aka dubmarronics名義のソロでは、アンビエントをベースとした独自の手法によるギターエレクトロニカの創始者として、世界各地のミュージシャンより支持を得ている。
坂田学との”dubdub on-seng”ではドラムンギターという編成での可能性を”Calypso On-Seng”の特大ヒットで披露。その他に、DJ Daichiとのハウスミュージックを基盤においた”Based on Kyoto”でのthink global act localの実践、自身のユニット”dubmarronics”での今までにないアンビエントの定義、勝井祐二・山本達久とのプログレッシブジャムトリオ”プラマイゼロ”でのジャム、SOFTのSIMIZとの京都観光案内兼ロックジャムユニット “ギターヒーロー観光協会’s”、528Hzの音楽理論で日本レコード大賞を受賞しているACOON HIBINOとのユニット”HERBS”、ショーロクラブの活動をはじめ映画音楽や数々のアーティストのプロデュースやアレンジを手がける沢田穣治とのユニット”ジョージとマロンのアンビな夜”、サヨコ(サヨコオトナラ、ex.ZELDA)のお供など、音楽に関わる総合プロデュースを含め活動は多岐に渡る。
また、アルゼンチンのFernando Kabusacki、シアトルのBill Horist、イギリスの映像作家Max Hattlerなど海外アーティストとのコラボレーションも多く、シアトルの舞踏チームP.A.Nの音楽担当として、春川インターナショナルマイムフェスティバルにてdokkebi awards受賞。パフォーマンスグループholonの音楽担当として、ACCサウンドパフォーマンス道場にて審査員特別賞を受賞している。その他に、Portland’5 Centers for the ArtsやMoore Theatre, Seattleでの演奏、mindfullness活動を支援する非営利財団All One Project Foundationへの音源提供、タイ・ベトナム・香港・マレーシア等アジア各国へ毎年ツアーを行うなど、海外での活動も多岐に渡る。
2022年には、永い時を経て”AQUABOMB”、”だててんりゅう”の活動を再開!
河端一:
欧米にて絶大な支持を受けるサイケデリックロックバンド「Acid Mothers Temple」を率い、その轟音超高速ギタリストとして認知される一方、ソロ活動に於いては、弓弾きやグリッサンドギター等を駆使し、ギタードローンの開祖としても広く知られる。
1978年に自作楽器と電子音による作品を制作発表以来、様々なユニットを結成しては、世界中より膨大な数の作品をリリース、また欧米を中心に精力的にツアーも行い、その活動の全貌把握は困難を極める。Gong、Guru Guru、Silver Apples、Nik Turner、Damo Suzuki、Träd Gräs och Stenar、Geoff Leigh等、サイケデリック・オリジネーター達との合体、Jean-François Pauvros、Richard Youngs、Charles Hayward、Tatsuya Nakatani等、先鋭的ミュージシャンとのコラボレーション、Rosina de Peira、Marc Perrone、Andre Minvielle、Beatritz 等、南仏オクシタン・トラッドミュージシャン達との共演をはじめ、その他セッション活動もジャンル問わず多岐に渡る。2019年よりモジュラーシンセサイザーを駆使し、自身のキャリアの原点回帰とも言える電子音楽演奏も開始。2020年からアコースティックギターによるソロ活動も開始。
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■ 5月1日(日)@近江八幡 サケデリック・スペース酒游舘 (0748-32-2054)
https://www.facebook.com/sakedelic.shuyoucan/
河端一 + marron + 石原岳
河端一 solo
marron solo
石原岳 solo
open 18:00 / start 19:00
adv ¥2000 / door ¥2500 (ドリンク代別600円 地酒のみお替わり自由)