今年も甘子の季節到来、然れば「甘子釜飯」なんぞ拵えんとす。
見事炊き上がるや、
此処は贅沢に「甘子塩焼き」も添えさせて頂き、
而してその傍らにて、ジャガイモ、人参をチンマシーンにぶち込み電子レンジにて4分加熱、更には椎茸を1分加熱、その間に胡麻油を以て玉葱と竹輪炒めれば、電子レンジ加熱組を投下、ヤマサ昆布つゆ+酒+実山椒をぶち込み、手早く煮立てるや、擂り胡麻施し、斯くして超速クッキング「瞬殺竹輪と野菜の炊いたん風」完成せり。何せ調理時間が10分程度にして煮物然とせしを拵え得れば、そもそも煮汁に水加えぬ濃色タイプ、それを半ば照り焼きの如く、絡めつつ煮立てれば、味を滲ませる手間も時間も不要なり。
是亦片手間にて拵え得る超速クッキング「瞬殺セロリの拳漬け」なり。切り分けしセロリに塩昆布投下、最初は握り潰す要領にて揉み、その後拳を重石代わりに押さえ込むや、僅か1分余にて味が染み入る代物なり。
昨夜の「鯖しゃぶ」残党たるアラより抽出せし鯖出汁をベースに「豆腐の味噌汁」拵えるや、
「甘子釜飯」も茶碗に装い、
斯くして「甘子釜飯御膳」堪能せり。
デザートは生憎和菓子ならねど、ミント添えしシフォンケーキとチャイ堪能せり。
先達て贖いし小振りなつばすメガ盛り召喚、
能く能く見れば、1尾のみ若干異なる様なり。
更に1尾は、御食事中に拿捕され、絶命されし不運ぶりかな。
フライパンにつばす布陣、生姜+ヤマサ昆布つゆ+酒を施し、落とし蓋閉じるやひと煮立ち、斯くして超速クッキング「瞬殺つばすの炊いたん」完成せり。そもそも私の煮魚料理は、概ね超速クッキングにして、煮汁濃縮タイプなれば僅かひと煮立ちにて充分、然れば身はふわふわ柔らか仕上げなり。
天婦羅揚げるべく、海老、つばす、ユキノシタ、椎茸、竹輪を布陣。
晩酌に興じんとすれば、回転円卓召喚之儀。
伊佐木を捌けば、是を以て「伊佐木の刺身+たたき+兜焼き」盛り合わせ、
例の小振りな「瞬殺つばすの炊いたん」
作り置き「タイ風真竹と鶏腿肉の炊いたん」
「天婦羅(海老、つばす、ユキノシタ)」
茄子をチンマシーンにぶち込み電子レンジにて2分加熱、それを切り分け胡麻油ひと回し、其処へ練り胡麻+西京味噌+自家製山椒出汁醤油+酢を溶き合わせON! 茗荷と木の芽も添えれば「蒸し茄子の京風胡麻味噌田楽」完成、
箸休めは「真竹の胡麻風味サラダ」以上を以て、今宵の回転円卓の布陣とす。
更には生食用「牡蠣」やら、
季節到来すれば「水茄子の刺身」やら、
作り置き「瞬殺セロリの拳漬け」やらも添え、
伊佐木の皮を湯引きするや「伊佐木の皮湯引きサラダ」も拵えれば、
斯くして今宵も美酒美食堪能せんとす。
奈良在住なればこそ、油長酒造の銘酒「風の森」も適価にて容易に入手叶い、最も御贔屓にさせて頂く「秋津穂65」こと現「秋津穂657」の試験醸造ヴァージョン「扁平精米」これが堪らぬ美味さなれば、ついぞこちらを所望せり。
生牡蠣食らえば美味至極、
然れば明日の楽しみにすべく温存せし3個も勢い追加召喚、
美酒美食三昧、最早思い残す事もなしとは、我乍ら何と安き人生観なるかな。然りとて還暦睨む五十路後半、今更人生に於ける野望なんぞも潰え、益々以て刹那主義且つ享楽主義に邁進するも無理なからん。