ライヴ皆無たりし6月なれど、何故かライヴあらざる方が、ライヴラッシュ時よりも遥かに多忙とは、是如何に。
この機に山寺スタジオをリニューアルすれば、作業環境大いに快適と化せど、締め切り迫る録音案件山積み、加えてリリース準備雑務も渋滞中、更には今夏のナカタニ・タツヤ君とのデュオ西日本ツアーや、AMT宗家国内ツアーを筆頭に、ライヴ準備あれこれもあれば、100インチスクリーンとプロジェクター完備せし故、映画あれこれセルフ上映にて堪能せんと思えど然して叶わず、気付けばその6月も過ぎ去りし。
而して拙ブログの更新も当然乍ら遅延中、然れば今回も書き殴り書き棄て書き逃げ上等、悪しからず。
夏至迎えしばかりなれば、日の出に先駆けんと、午前4時過ぎに日課たる早朝山道入隊へ出撃、
空には未だ月が輝きし。
定点観測。
山道路傍に咲く紫陽花之圖。
真竹シーズン真っ盛りなれば、山道入隊序でに真竹採取、
蘞み厭わぬどころか好むものなれば、灰汁抜きならぬ湯煎のみ、
無事茹で上がれば、
時間経過にて硬化せんと思しき箇所を中心に選抜召喚、これを刻むや、
炊飯器に米、干椎茸、塩昆布、鶏腿肉、実山椒、真竹ぶち込み、スイッチON!
見事に「筍御飯」炊き上がりし。
可成りの真竹含有量にして、
茶碗に盛れど真竹溢れんばかり、木の芽も添え「筍御飯」食らわんとすれば、
「筍御飯」に鶏腿肉半分使用すれば、残り半分を以て「鶏腿肉の大葉包み揚げ」拵えし。これはそもそもあの大分の名店「庄八」にて嘗て供されし「鶏肉の大葉包み揚げ」を、手前勝手にアレンジさせて頂きし代物なり。
揚げ序でとばかり、種を除去せぬ儘に「ピーマンの天婦羅」も拵えし。果たして何故ピーマンの種を除去すべきかと、最近ふと自己疑問抱けば、そもそも唐辛子の種さえも除去せぬ私、然ればピーマンもそれに倣わぬ理由あらざらん。種付きの方が、心なしか瑞々しく感ぜられれば、この「ピーマンの天婦羅」激烈に美味にして、もしやこれこそピーマンの最も美味な食し方なるかな。
今や定番化せし、蟹蒲と胡瓜をポン酢+胡麻油にて和える「蟹Q胡麻ポンサラダ」も添え、
「蕪と葱の吸物」拵えるや、
斯くして「筍御飯天婦羅御膳」堪能せり。
「鶏腿肉の大葉包み揚げ」大葉はサクサクに揚がれど、中の鶏腿肉は蕩けるが如し、完璧な揚げ具合に自画自賛、然りとて矢張り「庄八」が供される史上最高の「鳥天」の驚異的軽さには、全く及ばぬとは重々承知之介。
「きつねうどん」拵えんとすれば、鰹出汁を厭う私は、御手軽にヤマサ昆布つゆ薄めうどんつゆとし、茹で上げしうどん投下、油揚げをON! 更にとろろ昆布投下、トッピングに牛蒡天、而して葱と七味も投下、
大好物「鰊の昆布巻」木の芽と粉山椒添え、
立ち食いうどん屋宜しく、ここは「筍御飯」召喚、
「黒酢もずく」も添え、斯くして「きつねうどん筍御飯セット」堪能せり。
盛り付け時点にてうどんの姿殆ど見えねば、発掘写真添える次第。
午前4時過ぎに日課たる早朝山道入隊へ出撃、
未だ空に月が残る下、早々に出撃叶えば、何故か気分は既に勝利宣言。然りとて一体何に対しての勝利宣言か、夏至過ぎしばかり故の早き日の出に対してか、扨亦生来の怠け者たる己れ自身に対してか。
定点観測。
山道路傍に咲く紫陽花之圖。
中間折り返し後、山道を半分まで戻りし頃に、御来光迎えし。
約70分の早朝山道入隊を終え山寺へ帰還、境内の真竹争奪戦線は、鹿畜生に食い荒らされ完全敗北喫せり。
然れど案ずるなかれ、山道入隊序でに道中にて真竹採取せり。
湯煎施せば斯くの如し。
刺身可なる新鮮な鯖2尾確保するや、
即座に三枚下ろしに処せば、切身はコールドスリープ願う次第。
「筍御飯」に加え、
「真竹と蕨の山椒味噌添え」
鯖のアラを炊くや、出汁は別途保存、身は丁寧に解し擦り潰すや、紅生姜と葱ぶち込み、玉子と小麦粉にて練り合わせ、これを胡麻油を以て焼き上げれば、薬味の葱も添え、斯くしてインプロクッキング「鯖擂り身焼き」完成、
納豆に大量の刻み葱と天かす投下すれば「葱だくハイカラ納豆」爆誕せり。
葱の芳しさと天かすのサクサク食感が、ネバネバ納豆と出会うやベストマッチ、果たして個人的には納豆の最終最強フォームたらん。
「自家製縮緬山椒」と「黒酢もずく」召喚、
「白菜と油揚げの味噌汁」も拵え、
「炙り牛蒡天」も添えれば、是にて「筍御飯御膳」堪能せり。
耐熱容器「赤の器」にてレンチン焼そば拵えんとすれば、今回は珍しく一般的な「ソース焼そば」にして、削り節、青海苔、紅生姜なる三幹部も揃い踏み、矢張り定番とは一つの完成形にして、愚か者の浅知恵を以ての無駄なアレンジなんぞ無用、犯すべからざる味の聖域と知れ。
豆鯵を大量入手するや、軽く片栗粉塗し揚げ、玉葱スライスと大蒜仕込みし上にON!
自家製魔法の粉施せば、月桂樹の葉を挿し込み、酢とオリーブオイル注入し沈め、斯くして「豆鯵のマリネ」仕込み完了せり。